王様「勇者が旅にでる?では100万ゴールドと伝説の剣を予算として与えよう」

大臣「わかりました。100万ゴールドですね……」

大臣「おい、側近ちょっとこい」

側近「はい。50万ゴールドとプラチナソードを支度金として準備すればよいのですね」


側近「どれ、貴公に少し頼みがあるんだが」

貴族「なんでしょう」

貴族「…おお、勇者様の旅支度を!? 20万ゴールドと鋼の剣ですか…承ります!」

貴族「これで。いつも通り頼むぞ」

商会「ええ!?10万ゴールドで勇者を見送る盛大なセレモニー!? まぁできんことはないでしょうなw」

商人「私に1万ゴールドを!? わかりましたやりましょう! あとこの銅の剣を渡せばいいんですね!」

 
 ・  ・  ・


勇者「いよいよ旅立ちの日だな…誰も出迎えてくれないなんて少し寂しくもあるが…」

奴隷の少年「あ、あの…」

勇者「ん?」
奴隷の少年「これ……旦那さまが勇者に渡してこいって」
勇者「なんだ? 100Gとひのきの棒? あははありがとう」