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この米山氏は意外な形で本紙に登場している。2014年3月、熊本県西原村への進出疑惑が取り沙汰されていた泰道後継団体・寳珠宗寳珠会(宝珠宗宝珠会)の代理人弁護士として本紙に回答したのが米山氏だったのだ。

米山氏は『西原村を守る会』の中心メンバーに対し寳珠会が悪質なSLAPP訴訟を起こした際の代理人も務めていた。

西原村騒動の際に村側に圧力を掛けた国会議員の選挙には、泰道/寳珠会の信者が動員されていたことが判っている。今回の新潟知事選への信者の動員については判然としていない。

宗教問題に詳しい福岡県の青木歳男弁護士は「この法人の前身は、『手かざしで病気を治す』とうたい多額の治療費などを集めた団体『泰道』だ」と指摘する。元会員ら115人が泰道(1997年に解散)やこの法人などに損害賠償を求めた訴訟では、裁判所は「健康に不安を抱く人に体験談などで病気が治ると誤信させた詐欺的手法」として勧誘方法の違法性を認定、計約1億6千万円の賠償を命じた。判決は2004年に確定した。