九州て福岡県でもこれやからな
↓バイキング小峠が生まれた町

町政の場において、重大事件・不祥事がたびたび発生している。
1982年9月20日、町水道係長が詐欺容疑で福岡県警に逮捕された[1]。博打で作った借金の返済などに窮したあげく、自らの左手人差し指を斧で故意に第二関節から切断し、総額400万円以上の傷害保険金を詐取した容疑であった[1]。地元では数年前から同じ手口による保険金詐欺事件が相次ぎ、1982年2月から暴力団員や金融業者や主婦など32人が詐欺容疑で逮捕されていた[1]。事件の背景には、借金返済の催促や指の切断を勧告する役、指の切断を実行する役など組織的な役割分担があったと報じられている[1]。
1986年10月6日、当時の町長・崎野正規が町長室で執務中、乱入してきた暴漢に射殺された[2]。
2002年7月2日に当時の町議会議長が突然銃撃を受け負傷。この町議会議長は翌2003年6月に護身用の拳銃を所持していた疑いが強まり、逮捕される直前に辞職し失踪、指名手配されていた同年12月に出頭し、銃刀法違反で逮捕されている。
元町議会議長が覚醒剤所持で逮捕された。
2003年8月、最多得票当選の町議が、広域的に活動していた高級車窃盗団の頭領として逮捕された[3]。
2005年7月、永原譲二町長の親族が運営する企業組合事務所に複数の火炎瓶が投げ込まれた[4]。
町議を含む町政関係者が立て続けに失踪した。
2015年6月から約6年半もの間、一般質問が一度も行われなかった。全国町村議会議長会によると、これは全国の町村議会で最も長い[5]。
2021年10月8日、衆院選の立候補予定者の広報紙や、永原譲二町長を批判する内容のビラを町内で配布していた町職員の男性に対し、永原が特殊警棒を示し「殺すぞ」と脅す事件が起きた。2022年2月3日、永原は暴力行為等処罰法違反容疑で福岡県警に書類送検された[6][7][8]。
2022年3月16日、町議会が6年半ぶりとなる一般質問を実施した。質問したのは2人で、町政に関する項目のみ認められた。2人目の質問者の次谷隆澄副議長が永原が書類送検されたことに言及すると、松下太議長は事前通告がないとして途中で打ち切り、閉会を宣言した[9]。
2022年5月4日、永原による先述の事件や独裁的な町政に抗議し、永原のリコールを訴えるデモが次谷らの呼びかけで行われ、約120人が参加した。このデモに対し町は、休日にもかかわらず30人の職員を動員して参加者を撮影したほか、町役場駐車場の使用許可申請を却下するなど妨害した。次谷は抗議運動に関係して、命の危険を感じるような脅迫を受けているという[10]。
2021年7月から2023年3月まで、公共工事の入札結果を一切公表していなかった。永原町長によると、もし入札結果を公表した場合、業者に対して「ヤクザがソーメンを1万円で売りに来る」とのことで、「町民を守るため」に、公表していないという[11][12]。これは入札契約適正化法に違反しているため、2022年6月の段階で国土交通省が「犯罪の予防は非公表の理由にはならない」と是正を求め[11][13][14][15]、2022年12月までに、国土交通大臣[16][11]や総務大臣、福岡県知事[16][11][15]から名指しで指摘を受けていた。2023年3月7日、町内の業者の一つと関係があった指定暴力団太州会系の暴力団組長らが暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕された直後の3月14日、永原は記者会見で「業者が反社会的勢力の影響を受けない環境が整った」として、入札結果の公表を再開すると発表した[13][14]。ただし、公表の対象は「1年以上在住した大任町民」に限定しており[16]、永原は違法状態だった非公表の措置を「結果的に間違いでなかった」としている[14]。
『週刊文春』によれば、2005年5月の政府財政制度等審議会財政制度分科会の合同部会における渡邉恒雄による『福岡県の田川郡は暴力団の町だ』との発言が生まれた背景にあるのは主にこの町のこうした状況のことであり、この発言はこの町のことを主に指しているとしている[17]。