大学教育は人的資本の形成においてほとんど意味がない(シグナリング理論)のでそれを国費で賄うことは社会的な浪費でしかない

しかも一般に高偏差値の大学に進学するものほど家庭の所得水準が高い一方で、高偏差値の大学ほど大学教育のシグナリング効果が高くなり、大卒であることの期待収益率も高くなる

これが意味しているのは、大学無償化は貧乏人から金持ちへの所得移転だということである

所得の平等という観点から言うなら、金持ちからはもっと学費を取り、低所得者は貸与型の奨学金を拡充させる方が良い