西山陸「"冬なのに"はその後のちんちんとの対比の意思がありすぎる印象ですね」
柴田英嗣「言いたい事ありきな表現はNG、と」
西山陸「この部分を"雪景色"と変えると良くなりますね。雪で真っ白な中に小麦色のちんちんがクッキリと浮かぶ様子」
吉田類「ボクは元の句も好きですけどね。技術で唸らせる句も良いけれど、真っすぐ言いたい事を言う表現があってもいいと思います」
柴田英嗣「類さんは勢い重視派ですか」
西山陸「元の句はちんちんの絵は浮かぶんですけれど、いつ・どこでの情景が無いんです。ですから舞台を設定すれば今度は勢いが生きてきます」
吉田類「この"冬"も乾いて晴れた冬なのか、それとも日本海の曇った冬なのかという掘り下げがあればちんちんとその持ち主の絵を想像する楽しさが増しますね」
柴田英嗣「というわけで、今回の句は"雪景色 ちんちんだけは 小麦色"という形になりました」