県内の病院で勤務する薬剤師が不足していることから、鳥取県は指定する中山間地域にある病院に新たに就職する薬剤師を対象に、奨学金の返還を支援する制度を始めました。

厚生労働省が去年3月に発表した都道府県別に薬剤師が足りているかを示す指標では、1であれば足りているのに対し、鳥取県は0.9と不足しています。
また病院と薬局でそれぞれの指標を比較すると、鳥取県内の薬局は0.97と、ほぼ必要な人材を確保できているのに対し、病院は0.73と薬剤師不足が深刻になっています。
こうした現状について鳥取県では、県内には薬学部がある大学がないことや、病院勤務の薬剤師のほうが給与が低いといった事情が背景にあると分析しています。
これを受けて鳥取県では、このほど薬剤師が抱える奨学金の返還を一部肩代わりする新たな制度を始めました。
対象は県が指定する中山間地域にある6つの病院に新たに就職する薬剤師で、6年間勤務した場合、奨学金の返還に充てるため最大で240万円を支給することにしています。
鳥取県医療・保健課は「地域の病院で働く魅力を感じてもらい、薬剤師としてのキャリアアップにつながるよう制度を通じて後押していきたい」としています。
ps://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/20241206/4040019199.html

島根は足りてないぞ