漱石の作品って英文学と漢詩への深い理解からくる西洋と東洋の価値観の相剋や、近代化の最中でもかわらない人間の生々しい悩みを学べるんだよな。漱石を読むというのは普遍性のある人間模様を、読み手の抽象思考の中にプールできるということに価値があると思うのよ。