どけっ!」という文言について確認されると「はい、言いました」と真っ正面を向いて即答した。
「ちょうどカーブで。自分は最短距離をたどろうとしたところ、その走行ルート上にバイクのスタッフさんがいらっしゃって。
最悪の事態ということもありますから、ジェスチャー(手を振って、どかそうとする動き)をしました」
続けて「ただ、あの場面でジェスチャーをしても、やはり運転手さんは前を向いているので。
伝わらないと思い、声で危険だということを伝えないといけないと思いました。もし、ぶつかってしまえば、お互い、いい思いにはなりませんから。
しっかり言わないと危ないと思って、はい、今回は自分から言わせていただきました」と打ち明けた。
櫛部監督は「言葉もあまり良くなかった。事を大きくしない方がいいかなと思っていて静観している」と言葉を選びつつ
「明らかに向こうのミスはあった。ただ、あれは毎年のこと。言っても直らない」と苦笑い。
「選手は興奮してる。道を塞がれたというところで」と理解を求め「あそこは狭いところなので、バイクの方もいけなかったのかもしれない。
コーナーで(監督車からも)指示が出せないところだった。しょうがないのかな。クレーム、提言をするとまた事が大きくなってしまうので」と、振り返った。