「私はイチローへの投票を見送る」そう宣言した記者の真意と、MLB野球殿堂の満票選出を阻む“慣習”とは?
https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/2025011500002-spnavi
イチロー(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が2019年に東京ドームで行われた開幕シリーズで引退した直後、その記者は、
「彼は、資格1年目で殿堂入りすると思う。それだけの実績もある。しかし、自分がまだ生きいていれば、それを見送る(投票しない)」
とSNSに綴った。
理由も書いてあった。
実績に問題はないが、「人間性に問題がある」と。

あるとき、取材しようと待っていると、自分の方を振り返った後、イチローがオナラをし、通訳とともに爆笑したという。
「それで私は、取材するのをやめた」と明かす。

その記者は、侮辱されたと捉えたわけだ。
そのことは当時、記者本人から聞いたこともあるが、詳細を聞けば聞くほど、行き違いがあるような印象を持った。
ところが、その誤解は最後まで解消されることなく、二人は顔を合わせることもなくなった。