東京・清瀬市立図書館の閉館問題 市民団体が住民投票を請求
東京都清瀬市が四つの市立図書館の閉館を決めた問題で、市民団体「住民投票で夢のある図書館を創るきよせの会」は15日、閉館の是非を問う住民投票を実施するための条例制定請求書を渋谷桂司市長に提出した。市長は受理した日から20日以内に臨時議会を開き、自らの意見を付けて住民投票の可否を諮ることになる。

 同市は現在六つある市立図書館のうち4館を閉館する条例案を昨年3月の定例議会に提出し、可決された。条例案の提出に先立ち、市は図書館運営に関する方針案を公表し、パブリックコメントで意見を募った。意見の提出はなかったが、方針案には閉館が明示されていなかったため、存続を望む市民から「閉館は合意が得られていない」との声が上がっている。