「エンジンブレーキがうざい」!? 一体どういうこと?

 クルマを減速させる手段のひとつ「エンジンブレーキ」。教習所では、とくに「下り坂を走行する際」に使用するように習います。
 
 しかし、過去にSNSでは「エンジンブレーキをうざいと感じる人もいる」「迷惑運転だ」という投稿があり、大きく話題となりました。
 
 一体なぜそのように感じるユーザーがいるのでしょうか。

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 エンジンブレーキを不快に感じるユーザーがいる理由を投稿内容から読み解くと、「ブレーキランプが点灯せず、減速していることが分かりにくい」からだといいます。

 クルマを減速させる手段として最も一般的に使われる「フットブレーキ」は、車輪とともに回転するディスク(ドラム)にパッド(シュー)を押し付けられることで発生する摩擦により、クルマを減速させる仕組みであり、使用した際はブレーキランプが点灯して、後続車に減速していることを告知します。

 一方でエンジンブレーキは、エンジンの回転時に発生する抵抗を利用した減速方法で、アクセルペダルを離すか低いギアに下げることでクルマを減速させる仕組みとなり、使用してもブレーキランプは点灯せず、後続車から見ると使用しているかどうかはひと目では分かりません。

 上記の理由から、前方のクルマが予期せず減速するエンジンブレーキを煩わしく感じるユーザーがいる反面、当時のSNSでは「エンブレがうざいって意味が分からん」「つまり前を見てないってことだよね」「むしろ何度もピカピカとブレーキランプを光らせるより良いと思うけど…」といった反論もあり、意見が真っ二つに分かれていました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/acb6109141670387fe628c14258f9c31059e1f58