試合後、新庄監督は開口一番、樋口の話題を切り出し
「きょうの練習前、外野のラバーをチェックするんですが、ちょっとこの球場のラバーは外野手が後ろの打球を追いかけていったらコンクリート同じくらいの硬さだなと思って、両チームけがしないで欲しいなと思っていたら…。樋口くんのあのけが」
と落胆の色をにじませた。

試合前の確認作業の段階で危険を察知し、嫌な予感もしていたという。
「プロ野球のキャンプを1カ月はるのであれば、間違いなく変えないと。しっかりお金をかけて直さないと。選手たちのプロ野球選手の寿命を短くするひとつのポイントになりますよ。
ファイターズの球場があの硬さだったら、僕がお金を出して替えてますよ。それくらい危険。来年のキャンプでは変わっていることを願いたい。危ないんですよ」
と、いち野球人として真剣に訴えた。