>>108
直ちに、地域をあげて「高野パチンコ店建設反対住民連絡協議会」(現:高野赤レンガまちづくり協議会)を結成して反対運動が開始されました。京都市議会への「パチンコ店新設計画見直しの要請を求める請願書」は同年12月に全会派一致で採択され、行政当局の姿勢も変化していきました。

しかし、請願採択には計画を直接止める効力はありません。法的に結成した弁護団と地域の建築家の方々とで協議し、別棟であるのに「増築」という不自然な計画に着目して違法性を検討してきました。そして、2013年8月には計画の違法性を指摘する要請書を建築確認検査機関に送付しました。

運動と理論の両輪での活動が功を奏し、2014年1月、建築確認検査機関は建築基準法上許されている「増築」に当たらない(「一敷地一建築物の原則」に違反する)という理由により、建築確認「不適合」とする判断がなされました。

文化的かどうかと関係ないやん