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1それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:25:23.89ID:YAtSMp0Z0
タイトル「コートに刻む証明」

雨の音が遠くで聞こえていた。教室の窓から見える校庭は薄暗く、放課後の静けさに包まれていた。中学3年生の春、猫宮は机に突っ伏して、ぼんやりと外を眺めていた。彼女の小さな手には、使い込まれたテニスラケットが握られていた。グリップテープは擦り切れ、弦は少し緩んでいる。それでも、猫宮にとっては大切なものだった。
「ねえ、猫宮。部活行かないの?」
隣の席のクラスメイトが声をかけてきた。明るい声に、猫宮は少しだけ顔を上げた。
「……行くよ。もう少ししたら」
「ふーん。テニス部って地味だよね。何か面白いことあるの?」
その質問に、猫宮は答えられなかった。ただ黙ってラケットを見つめ、立ち上がった。鞄を肩にかけ、教室を出る。背後でクラスメイトの笑い声が聞こえたが、気にしないようにした。ずっとそうやってきたから。

校舎の裏にあるテニスコートに向かう道は、桜の木々が並ぶ細い小道だった。春の終わり、新緑が鮮やかで、風が吹くたびに葉が揺れた。猫宮は歩きながら、自分の足音を数えていた。一歩、二歩、三歩。規則正しいリズムが、頭の中のざわつきを少しだけ落ち着かせてくれた。
テニス部に入ったのは、半年前のことだ。中学1年生の時、姉が事故で死んでから、猫宮の生活は色を失っていた。両親は口をきかなくなり、家の中は冷え切っていた。姉がいた頃は、テニスの大会でトロフィーを持ち帰るたび、家族の笑顔があった。だが、今は誰も笑わない。猫宮はただ、姉が残したラケットを手に持つことしかできなかった。
2それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:25:47.70ID:YAtSMp0Z0
初めてテニスを始めたのは、小学4年生の時だった。姉が庭でラケットを手に持つ姿を見て、猫宮は憧れた。姉は背が高く、動きは優雅で、ボールを打つたびに鋭い音が響いた。両親は姉を褒め、近所の人たちも「将来有望だね」と口々に言った。猫宮はそれを横で見ていた。
「お姉ちゃん、テニス上手いね。パパとママに褒められて、いいね」
ある日、姉にそう言った。すると、姉は少しだけ目を細めて、静かに答えた。
「私、テニス好きじゃないよ。パパとママが喜ぶからやってるだけ。本当の私じゃないんだ」
その言葉が、幼い猫宮には理解できなかった。テニスができる姉が羨ましくて、妬ましくて、だから自分もラケットを手に取った。でも、姉のようにはなれなかった。ボールをまともに打てず、コートを走り回る体力もなかった。両親は猫宮の努力を見ても、何も言わなかった。ただ、冷たい目で「姉ちゃんみたいにはなれないね」と呟くだけだった。

姉が死んだ後、猫宮はテニスをやめようと思った。ラケットを手に持つたび、姉の姿が頭に浮かんで、胸が締め付けられた。でも、ある日、家の中で埃をかぶっていた姉のラケットを見つけた時、手に取らずにはいられなかった。その日から、猫宮は再びテニスを始めた。理由は自分でもわからなかった。ただ、辞めたくなかった。そこに何かがある気がしたから。
3それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:26:05.86ID:YAtSMp0Z0
明星中学校のテニスコートに着くと、すでに部員たちが集まっていた。女子テニス部は人数が少なく、全部で10人ほど。顧問の先生は、元プロ選手だった女性だ。背が高く、ショートカットの髪が風に揺れていた。彼女はいつも無表情で、部員たちからは少し怖がられていた。
「遅いぞ、猫宮」
顧問の声に、猫宮は慌てて頭を下げた。
「すみません……」
「いいから、準備しろ。今日は基礎練だ」
コートでは、先輩たちがラケットを手にアップを始めていた。その中でも目立つのは、涼だった。2年生で、部内では「感覚の天才」と呼ばれている。彼女のテニスはまるで魔法のようだった。ボールの軌道を予測し、軽やかに動き、正確に打ち返す。猫宮はいつも、その姿に見とれていた。

練習が始まると、猫宮はいつものように壁打ちからスタートした。ボールを壁に打ち、返ってくるのを待つ。単調な動作を繰り返しながら、頭の中を整理する。学校でのこと、家の空気、そしてテニスへの思い。何かを見つけたくて、でも何も見つからなくて、それでもラケットを握り続ける理由を考えていた。
「猫宮、下がりすぎだ。もっと前に出ろ」
顧問の声が飛んできた。猫宮は慌てて位置を調整し、再びボールを打つ。だが、力が入りすぎて、ボールはコートの外に飛んでいった。
「はぁ……またか」
ため息をつきながら、ボールを拾いに行く。その時、後ろから柔らかな声が聞こえた。
「猫宮、力抜いてみ。肩が固まってるよ」
振り返ると、涼が立っていた。彼女はにこりと笑って、猫宮の隣に並んだ。
「ほら、一緒にやってみる?」
涼はラケットを手に持つと、軽くボールを打った。壁に当たったボールがきれいな弧を描いて返ってくる。それを見て、猫宮も真似してみた。最初はぎこちなかったが、涼のリズムに合わせているうちに、少しずつ感覚が掴めてきた。
「そう、上手いよ。猫宮、センスあるね」
「え……そんなことないです。私、下手だし……」
「下手でもいいじゃん。テニス好き?」
その質問に、猫宮は一瞬言葉に詰まった。
「……わからない。でも、辞めたくない」
涼は少し驚いたように目を見開き、それから優しく笑った。
「それでいいよ。それが猫宮のテニスだ」
その言葉が、猫宮の胸に小さく響いた。
4それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:26:15.44ID:iUegN4fX0
つまりまんこってこと?🥺
5それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:26:30.49ID:YAtSMp0Z0
その日から、猫宮はテニス部での時間を少しずつ楽しめるようになった。涼の指導で基礎を学び、顧問の厳しい目に見守られながら、少しずつ上達していった。そして、もう一人、忘れられない存在が現れた。氷華だ。
氷華は3年生で、かつてジュニアのトップ選手だった。芽吹と並ぶ才能を持ちながら、怪我で一時期テニスを離れていた。復帰したばかりの彼女は、まだ本調子ではなかったが、その眼光には鋭い意志が宿っていた。
ある日、練習試合で氷華と対戦した時、猫宮は初めて「本物」のテニスを見た。氷華のショットは力強く、正確で、コートを支配するような迫力があった。猫宮はあっという間に負けたが、その敗北は悔しさよりも憧れを強く残した。
「氷華先輩……すごい」
試合後、汗を拭きながら呟くと、氷華は静かに振り返った。
「猫宮、お前も悪くないよ。もっと練習すれば、伸びる」
その一言が、猫宮に火をつけた。自分にも何かできるかもしれない。そう思えた瞬間だった。
6それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:26:43.07ID:YAtSMp0Z0
春が終わり、夏が近づく頃、テニス部は県大会に向けて本格的な準備を始めた。顧問は部員たちを集め、目標を告げた。
「関東準決勝まで行ければ、全国が見える。やるなら本気でやれ」
その言葉に、部員たちの間に緊張が走った。そして、猫宮の耳に、ある名前が届いた。
「桜乱の芽吹……あいつが相手だ。最強の壁になるだろうな」
芽吹。日本ジュニアの頂点に立つ怪物。氷華と因縁を持つライバル。猫宮はその名前を聞いて、なぜか胸がざわついた。まだ見ぬ強敵。でも、どこかで感じていた。
――あの人に会ったら、私、何かが変わるかもしれない。

雨が降り始めたコートで、猫宮はラケットを握り直した。県大会までの長い道のりが、今始まったばかりだった。
7それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:27:17.71ID:YAtSMp0Z0
夏の入り口、6月の風がテニスコートを吹き抜けていた。明星中学校の女子テニス部は、放課後の練習に励んでいた。汗と笑い声が混じり合い、コートにはボールを打つ乾いた音が響き続けていた。猫宮はラケットを手に、ネット際でボレーの練習を繰り返していた。
「猫宮、もう少し膝を曲げて! ボールに近づくんだ!」
顧問の鋭い声が飛んでくる。猫宮は慌てて姿勢を直し、涼が打ってくるボールに飛びついた。だが、タイミングが合わず、ラケットの枠に当たってボールが外に飛んでいく。
「う……また失敗……」
猫宮が肩を落とすと、涼が笑いながら近づいてきた。
「焦らなくてもいいよ。ボレーって慣れだからさ。ほら、もう一回」
涼は軽くボールをトスし、再び打ち始めた。彼女の動きは流れるようで、無駄がない。猫宮はそれを真似しようと必死にラケットを振った。何度も失敗しながらも、少しずつボールがネットを越えるようになった。
「そうそう、いい感じ! 猫宮、だんだん上手くなってきたね」
涼の笑顔に、猫宮は小さく頷いた。胸の奥が温かくなるのを感じた。誰かに認められるなんて、初めてだった。
8それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:27:32.13ID:YAtSMp0Z0
練習が終わり、コートの脇で部員たちが水筒を手に休憩していた。猫宮は汗を拭きながら、氷華の姿を目で追った。彼女は一人、少し離れたベンチに座り、ラケットの弦を調整していた。その姿はどこか孤高で、近寄りがたい雰囲気があった。
「氷華先輩って、すごいよね……」
猫宮が呟くと、隣にいた涼が水を飲みながら答えた。
「うん。昔はジュニアのトップだったからね。でも、怪我でしばらく休んでた。今はまだ本気じゃないよ。あの人、本当はもっとすごいんだから」
「もっとすごい……?」
「そうだよ。氷華が本気になったら、この部活、もっと強くなる。でもさ、猫宮だって負けてないと思うよ」
「え、私?」
猫宮が目を丸くすると、涼はにやりと笑った。
「うん。何かさ、猫宮のテニス見てると、頑張りたくなるんだよね。不思議だよ」
その言葉に、猫宮は戸惑いながらも嬉しさがこみ上げた。自分なんかにそんな力があるなんて、思ってもみなかった。
9それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:27:54.03ID:YAtSMp0Z0
その日の練習後、顧問が部員たちをコートに集めた。夕陽が空を赤く染め、風が少し冷たくなっていた。
「県大会まであと2ヶ月だ。そろそろ本腰を入れるぞ。お前ら、このままじゃ地区予選で終わる」
顧問の声に、部員たちの間に緊張が走った。彼女は腕を組み、鋭い目で一人一人を見回した。
「今年の関東はレベルが高い。特に桜乱中だ。あそこには芽吹がいる」
「芽吹……?」
猫宮が小さく呟くと、顧問の視線が彼女に止まった。
「知らないのか? 日本ジュニアのNo.2だ。いや、1試合の勝負ならNo.1と言ってもいい怪物だよ。氷華とも因縁がある」
その言葉に、部員たちの視線が氷華に集まった。氷華は無言でラケットを手に持ったまま、遠くを見つめていた。顧問は続けた。
「桜乱を倒さない限り、全国には行けない。それが現実だ。覚悟しろ」
解散後、部員たちはざわつきながら帰り支度を始めた。猫宮は鞄を手に持ったまま、氷華の背中を見つめていた。芽吹という名前が、頭の中で響き続けていた。どんな人なんだろう。どんなテニスをするんだろう。そして、氷華先輩とどういう関係なんだろう。
「猫宮、帰るぞ」
涼の声に我に返り、猫宮は慌てて頷いた。だが、心のどこかで、芽吹という存在が少しずつ大きくなっていくのを感じていた。
10それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:28:18.50ID:YAtSMp0Z0
帰り道、猫宮は涼と並んで歩いていた。夕暮れの住宅街は静かで、遠くから犬の吠える声が聞こえた。
「涼先輩、氷華先輩と芽吹って、どういう因縁なんですか?」
猫宮の質問に、涼は少し考え込むように空を見上げた。
「うーん、詳しくは知らないけどさ。氷華と芽吹は、昔、ジュニアの大会でずっとトップ争いしてたんだって。どっちも負けず嫌いで、毎回試合がすごいことになってたらしいよ。でも、氷華が怪我してからは、芽吹が一人でトップに立っちゃって……なんか、氷華にとっては悔しい相手なんじゃないかな」
「そうなんだ……」
猫宮は頷きながら、自分の胸に手を当てた。氷華の気持ちはわからない。でも、芽吹という名前を聞いた瞬間、なぜか体が震えた。怖いような、楽しみなような、不思議な感覚だった。
「猫宮はどう思う? 芽吹と戦ってみたい?」
涼の問いかけに、猫宮は一瞬言葉に詰まった。
「……わからない。でも、もし戦うなら、負けたくない」
その答えに、涼は目を細めて笑った。
「いいね、その気持ち。持っててよ。いつか役に立つから」
11それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:28:41.36ID:YAtSMp0Z0
家に帰ると、いつもの静けさが猫宮を迎えた。両親は仕事で遅く、夕食の準備も自分でしなければならなかった。冷蔵庫から冷えたご飯と味噌汁の素を取り出し、簡単な食事を作った。テーブルに一人で座り、箸を動かしながら、今日のことを考えていた。
涼先輩の笑顔。氷華先輩の鋭い目。顧問の厳しい声。そして、芽吹という名前。テニス部に入ってから、初めて感じる「何か」が、猫宮の心の中で育ち始めていた。
食事を終え、部屋に戻ると、姉のラケットが目に入った。埃をかぶっていたそれを手に取り、そっと弦に触れた。
「お姉ちゃん……私、テニスで何か見つけられるかな」
答えは返ってこなかった。でも、その夜、猫宮は久しぶりに穏やかな気持ちで眠りについた。
12それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:28:55.26ID:YAtSMp0Z0
翌日の練習で、猫宮は少しだけ変わっていた。ラケットを握る手に力がこもり、ボールを打つ音がいつもより鋭くなった。顧問がそれに気づき、軽く頷いた。
「猫宮、いい目してるぞ。その調子だ」
褒められたことに驚きつつ、猫宮は小さく笑った。コートに立つ自分が、少しだけ好きになれた瞬間だった。
県大会までの道はまだ遠い。でも、仲間と響き合う音が、猫宮を少しずつ前に押し出していた。
13それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:29:18.25ID:YAtSMp0Z0
6月の終わり、梅雨の合間の晴れた日だった。明星中学校のテニスコートは、夏の陽射しに照らされ、熱気が地面から立ち上っていた。猫宮は汗を拭いながら、ラリー練習に励んでいた。対戦相手は涼で、彼女の軽快なショットが次々とコートに飛んでくる。
「猫宮、もっと足動かして! ボールに追いつけ!」
涼の声に、猫宮は必死に走った。右へ左へ、コートの端から端まで。息が上がり、足が重くなる。それでも、ラケットを振る手を止めなかった。ボールがネットを越え、涼のコートに返ると、彼女が笑顔で拍手した。
「やった! 猫宮、10本続いたよ! 上手くなったね!」
「ほ、本当ですか……?」
猫宮は息を切らしながら、信じられない気持ちで涼を見た。今まで、ラリーなんて5本も続けばいいほうだった。それが10本。自分でも驚くほどの上達だった。
「うん。動きが良くなってる。猫宮、ちゃんとボール見て動けてるよ」
涼の言葉に、猫宮は胸が熱くなった。頑張れば、ちゃんと結果が出る。そんな当たり前のことが、初めて実感できた瞬間だった。
14それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:29:39.27ID:YAtSMp0Z0
練習の合間、コートの脇で水を飲んでいると、氷華が近づいてきた。彼女はラケットを手に持ったまま、猫宮の隣に腰を下ろした。
「最近、頑張ってるな」
突然の言葉に、猫宮は驚いて水をこぼしそうになった。
「え、あ、はい……ありがとうございます」
「涼に教わってるんだろ? あいつの感覚は特別だから、ちゃんと聞いておけよ。お前なら、もっと伸びる」
氷華の声は落ち着いていて、どこか優しかった。猫宮は目を丸くして、彼女を見つめた。氷華が自分にそんな言葉をかけてくれるなんて、想像もしていなかった。
「氷華先輩、私……本当に上手くなれるんですか?」
その質問に、氷華は少しだけ目を細めた。
「上手くなるかは、お前次第だ。努力すれば、道は開けるよ。私だって、そうやってきたんだから」
その言葉に、猫宮は小さく頷いた。氷華の過去――ジュニアのトップ選手だったこと、怪我で苦しんだこと。それでも今ここにいる彼女の強さが、猫宮には眩しく見えた。
2025/03/01(土) 13:29:44.78ID:AEos+mwy0
エロ展開は?
16それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:29:57.38ID:YAtSMp0Z0
その日の練習後、顧問が部員たちに新たな課題を出した。
「地区予選まであと1ヶ月だ。そろそろ試合形式で慣れておけ。今日はダブルスのペアを組ませる」
部員たちがざわつく中、顧問がペアを発表した。
「猫宮と涼、氷華と飛鳥。あとは適当に組め」
猫宮は涼と目を合わせ、緊張した笑顔を浮かべた。ダブルスなんて初めてだ。どうすればいいのかわからないまま、コートに立った。対戦相手は、2年生の飛鳥と氷華のペア。飛鳥は県内でも有名な選手で、スピードとパワーが持ち味だった。
試合が始まると、猫宮はすぐに圧倒された。氷華の正確なショットと、飛鳥の力強いスマッシュが次々と襲ってくる。涼が懸命にカバーするものの、猫宮はボールに追いつけず、何度もミスを重ねた。
「猫宮、落ち着いて! 私の声を聞いて!」
涼の指示に従い、猫宮はなんとか動き始めた。涼が「右!」と叫べば右に走り、「下がれ!」と言われれば下がる。少しずつ息が合い始め、1ポイント、2ポイントと返すことができた。
試合は6-2で負けたが、終わった瞬間、涼が猫宮にハイタッチを求めてきた。
「猫宮、初めてにしては上出来だよ! 最後の方、私と合ってたじゃん」
「そう……ですか?」
「うん。ダブルスってさ、信頼が大事なんだ。猫宮、私のこと信じてくれてたよね?」
その言葉に、猫宮は頷いた。涼の声が、コートの中で頼りになる灯台のようだった。自分一人じゃ何もできない。でも、仲間がいれば、少しだけ強くなれる。そんな気持ちが芽生えていた。
17それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:30:12.35ID:YAtSMp0Z0
練習が終わり、コートを片付けている時、顧問が猫宮を呼び止めた。
「猫宮、お前、動きが良くなってるな。少しは自信持てよ」
「え……ありがとうございます」
猫宮が頭を下げると、顧問は少しだけ目を細めた。
「私も昔は、お前みたいだった。才能なんてなかったよ。でも、努力でなんとかした。それがテニスだ」
顧問の言葉に、猫宮は驚いて顔を上げた。元プロ選手だった顧問が、才能がなかったなんて。彼女の無表情な顔に、初めて人間らしい影を見た気がした。
「顧問って……プロだったんですよね?」
「まぁな。世界を回ったけど、結果は残せなかった。夢破れた落ちこぼれだよ」
その声には、自嘲が混じっていた。猫宮は何か言おうとしたが、言葉が見つからず、ただ黙って顧問を見つめた。
「お前には、そうなってほしくない。それだけだ」
顧問はそう言い残し、片付けに戻っていった。猫宮はその背中を見ながら、胸の奥で何かが動き始めた気がした。
18それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:30:23.42ID:YAtSMp0Z0
夜、家で一人、猫宮は姉のラケットを手に持った。弦を指で弾くと、かすかな音が部屋に響いた。
「お姉ちゃん、私、仲間ができたよ。テニス、楽しいって思える瞬間もあるんだ」
窓の外では、遠くで雷鳴が鳴っていた。梅雨が終わり、本格的な夏が近づいている。県大会への道はまだ遠い。でも、ボールの先に何かが見える気がした。
その夜、猫宮はラケットを抱きしめたまま眠りについた。夢の中で、姉が笑ってくれているような気がした。
19それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:30:27.38ID:U4AH8XgGr
文体がおもんない
20それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:30:37.23ID:YAtSMp0Z0
翌日、学校の昼休み。猫宮は教室で弁当を食べていると、涼がやってきた。
「ねえ、猫宮。昨日、顧問が言ってた桜乱の芽吹ってさ、すごいらしいよ。動画見つけたから、後で一緒に見ない?」
「芽吹……?」
猫宮の心臓が少し速く打った。涼が持ってきたスマホには、芽吹の試合映像が映っていた。コートを支配するような動き、鋭いショット。そして、冷たく鋭い目。
「この人、氷華先輩と戦ったことあるんだよね。強すぎて怖いくらいだよ」
涼の声に、猫宮は画面を見つめたまま頷いた。芽吹。その名前が、頭の中で大きく響いた。まだ遠い存在。でも、いつか必ず会う相手。そんな予感が、猫宮の胸を締め付けた。
21それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:30:53.71ID:YAtSMp0Z0
7月に入り、夏の暑さが本格化した。明星中学校のテニスコートでは、汗と笑い声が響き合い、部員たちが地区予選に向けて練習に励んでいた。猫宮はラケットを手に、ラリー練習の真っ最中だった。相手は涼で、彼女の軽快なショットが次々と飛んでくる。
「猫宮、もっとリズムに乗って! 自分のペースで打ってみて!」
涼の声に、猫宮は頷いた。息を整え、ボールを見つめる。右、左、前。足を動かし、ラケットを振る。最初はぎこちなかったが、徐々に自分の動きに合わせてボールを返す感覚が掴めてきた。
「そう、それだよ! 猫宮、いい感じ!」
涼の笑顔に、猫宮も小さく笑った。ボールを打つたび、自分のリズムが聞こえる気がした。それは、姉の優雅なテニスとも、涼の流れるような動きとも違う、猫宮だけの音だった。
22それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:31:11.75ID:YAtSMp0Z0
練習の合間、コートの脇で水を飲んでいると、氷華が近づいてきた。彼女はいつものように無言で立ち、猫宮の横に視線を落とした。
「お前、最近変わったな」
「え……?」
猫宮が驚いて顔を上げると、氷華は少しだけ口元を緩めた。
「動きに迷いが減ってる。涼に教わってる成果だろ。でも、それだけじゃない。お前自身が何か掴み始めてる」
その言葉に、猫宮は胸が熱くなった。氷華に認められるなんて、夢にも思わなかった。
「氷華先輩、私……自分のテニスって何かわからないんです。でも、最近、仲間と一緒に打つのが楽しいって思うようになって」
「それが、お前のテニスだよ」
氷華の声は静かだったが、力強かった。猫宮は目を丸くして、彼女を見つめた。
「仲間と一緒にいることが、お前の強さになる。忘れるな」
氷華はそう言い残し、コートに戻っていった。猫宮はその背中を見ながら、胸の奥で何かが動き始めた気がした。
23それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:31:17.01ID:rfnI8Mr0d
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24それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:31:33.81ID:YAtSMp0Z0
その日の練習後、顧問が部員たちを集めた。夕陽がコートをオレンジ色に染め、風が汗を冷やしていた。
「地区予選まであと3週間だ。そろそろ本番のつもりでやれ。今日から、模擬試合を増やす」
顧問の声に、部員たちが緊張した表情を見せた。彼女は腕を組み、鋭い目で全員を見回した。
「予選を抜ければ、県大会だ。そこで勝ち進めば、関東準決勝が見えてくる。桜乱の芽吹が待ってるぞ」
「芽吹……」
猫宮が小さく呟くと、顧問の視線が彼女に止まった。
「お前、芽吹の動画見たんだろ? どう思った?」
「え、えっと……強かったです。怖いくらい。でも、なんだか、会ってみたいって思いました」
その答えに、顧問は一瞬驚いたように目を見開き、それから小さく笑った。
「面白い奴だな、お前は。いいよ、その気持ち持ってろ。芽吹は怪物だが、倒せない相手じゃない」
顧問の言葉に、部員たちの間にざわめきが広がった。氷華が目を細め、涼が猫宮にウインクした。猫宮は緊張と期待で胸がドキドキしていた。
25それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:31:49.71ID:YAtSMp0Z0
模擬試合が始まった。猫宮と涼のペア対、飛鳥と1年生の新人・美咲のペアだ。美咲は背が低く、動きが素早い選手で、飛鳥との息がよく合っていた。試合が始まると、飛鳥の力強いサーブが猫宮のコートに飛んできた。
「猫宮、下がって!」
涼の声に、猫宮は慌てて後退した。なんとかラケットに当てて返すが、ボールは弱々しくネットを越えるだけ。飛鳥がすぐにスマッシュを決め、ポイントを取られた。
「ごめんなさい、涼先輩……」
「いいよ、いいよ! 慣れてくれば大丈夫だから。次、私がカバーするから、猫宮は前で拾って!」
涼の指示に従い、猫宮はネット際に立った。次のポイントで、涼が飛鳥のサーブを深く返し、美咲が前に出てきた瞬間、猫宮は反射的にボレーを放った。ボールが美咲の足元をかすめ、ポイントを取った。
「やった! 猫宮、ナイス!」
涼が駆け寄ってきて、ハイタッチをくれた。猫宮は息を切らしながら笑った。仲間と一緒に戦う感覚が、少しずつ体に染み込んでいた。
試合は6-4で負けたが、猫宮は初めて「試合が楽しい」と思えた。終わった後、飛鳥が近づいてきて、軽く肩を叩いた。
「猫宮、いいボレーだったよ。次はもっとやりにくい相手になるから、覚悟しな」
「はい、ありがとうございます!」
飛鳥の笑顔に、猫宮も笑い返した。チーム全体が、少しずつ一つになっていく気がした。
26それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:32:05.50ID:YAtSMp0Z0
練習後、涼と二人で帰り道を歩いている時、猫宮はふと思ったことを口にした。
「涼先輩、私、自分のテニスって何だろうって考えるんです。氷華先輩みたいに強くないし、涼先輩みたいに感覚が鋭いわけでもない。でも、仲間と一緒なら、頑張れる気がするんです」
その言葉に、涼は立ち止まって猫宮を見た。
「それが猫宮のテニスだよ。誰かを引っ張る力じゃなくて、誰かと一緒に走る力。私、猫宮とダブルスやってて、そう感じたんだ」
「私……そんな力あるんですか?」
「うん。あるよ。気づいてないだけだよ、猫宮」
涼の優しい声に、猫宮は目を潤ませそうになった。自分にそんな力があるなんて、初めて言われた。涙をこらえながら、小さく頷いた。
「ありがとう、涼先輩。私、もっと頑張ります」
「うん。一緒に頑張ろうね。地区予選、勝ち抜こう!」
二人は笑い合いながら、夕陽の中を歩き続けた。
27それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:32:16.58ID:YAtSMp0Z0
家に帰り、猫宮は姉のラケットを手に持った。弦を指で弾くと、かすかな音が響いた。
「お姉ちゃん、私、仲間と一緒にテニスしてるよ。自分のリズム、見つけられるかな」
窓の外では、夏の夜風がカーテンを揺らしていた。猫宮はその音を聞きながら、目を閉じた。芽吹という遠い存在が、頭の片隅にちらついていた。でも、今は仲間と一緒にいるこの時間が、何より大切に思えた。
地区予選まであと3週間。猫宮の小さな一歩が、また前に進んだ。
28それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:32:26.52ID:lwTdRHpi0
なんか時間の推移が雑
書き手の匙加減が見えてしまって少しうんざりする
29それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:32:33.51ID:YAtSMp0Z0
7月中旬、夏の暑さがピークを迎えていた。明星中学校のテニスコートでは、汗と笑顔が混じり合い、部員たちが地区予選に向けて最後の調整を進めていた。猫宮はラケットを手に、基礎練習に励んでいた。壁に向かってボールを打ち、返ってくるリズムに合わせて体を動かす。
「猫宮、もっと腰を落とせ! ボールに負けるな!」
顧問の声が飛んできた。猫宮は慌てて姿勢を直し、力を込めてボールを打った。だが、疲れが溜まっていたのか、ラケットの角度がずれてボールがコートの外に飛んでいく。
「う……またやっちゃった……」
猫宮が肩を落とすと、近くで練習していた涼が笑いながら近づいてきた。
「大丈夫だよ、猫宮。疲れてる時は誰だってミスるって。ちょっと休憩しようか」
涼に促され、猫宮はコートの脇に移動して水筒を取り出した。冷たい水を飲むと、少しだけ頭がすっきりした。でも、心の中にはモヤモヤが残っていた。
30それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:32:52.33ID:YAtSMp0Z0
休憩中、猫宮はコートの端に座り、部員たちの練習風景を眺めていた。氷華が力強いフォアハンドを打ち込む姿、飛鳥が軽快に動き回る姿、そして涼が的確にボールを返す姿。みんながキラキラしていて、自分だけが置いてかれている気がした。
「私、みんなみたいに上手くなれないのかな……」
その呟きを、通りかかった氷華が耳にした。彼女は立ち止まり、猫宮の隣に腰を下ろした。
「何だ、その顔? 弱気になってるのか?」
「え、氷華先輩……あの、私、最近ミスが多くて。みんなすごいのに、私だけ下手で……」
猫宮が俯くと、氷華は静かに息をついた。
「誰だって弱い部分はある。私だって、怪我した時はテニスやめようと思ったよ。でもさ、弱いままじゃ終わりたくなかった。だから続けた。お前はどうしたい?」
その言葉に、猫宮は目を上げた。氷華の瞳は真っ直ぐで、そこに迷いはなかった。
「私……やめたくないです。弱くても、テニスしたい」
「なら、それでいい。弱さは恥じゃない。それを認めて進むのが強さだよ」
氷華は立ち上がり、コートに戻っていった。猫宮はその背中を見ながら、胸のモヤモヤが少しだけ晴れるのを感じた。
31それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:33:16.53ID:YAtSMp0Z0
その日の練習後、顧問が部員たちを集めた。夕陽がコートを赤く染め、空気が少し涼しくなっていた。
「地区予選まであと2週間だ。明日から実戦形式の練習を増やす。お前ら、覚悟しろよ」
顧問の声に、部員たちが身を引き締めた。彼女は腕を組み、鋭い目で全員を見回した。
「地区予選を抜ければ、次は県大会だ。そこで勝ち進めば、桜乱と当たる可能性がある。芽吹がいるチームだ。油断するな」
「芽吹……」
猫宮が小さく呟くと、顧問が彼女に目を向けた。
「猫宮、お前、芽吹と戦いたいって言ってたな。あいつは怪物だぞ。それでもやる気はあるか?」
「はい……怖いですけど、逃げたくないです」
その答えに、顧問は一瞬驚いたように眉を上げ、それから小さく頷いた。
「いい返事だ。その気持ち、忘れるなよ」
解散後、涼が猫宮に近づいてきて、肩を軽く叩いた。
「猫宮、かっこいいこと言うじゃん。私も負けてられないね」
「涼先輩……私、頑張ります。一緒に地区予選、勝ちたいです」
「うん。一緒に頑張ろう!」
二人は笑い合い、コートを後にした。猫宮の心に、小さな決意が芽生えていた。
32それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:33:31.16ID:YAtSMp0Z0
翌日、実戦形式の練習が始まった。猫宮と涼のペア対、氷華と飛鳥のペア。試合が始まると、氷華の鋭いサーブが猫宮のコートに飛んできた。
「猫宮、右!」
涼の声に、猫宮は反射的に動いた。なんとかラケットに当てて返すが、飛鳥がすぐにスマッシュを決めてくる。序盤は圧倒され、ポイントを重ねられた。
「ごめんなさい、涼先輩……私、足引っ張っちゃって」
「いいよ、猫宮。焦らないで。自分のリズムでやろう!」
涼の言葉に、猫宮は深呼吸した。自分のリズム。ボールを打つたび聞こえる、あの音。目を閉じて、その感覚を思い出した。そして、次のポイントで動き始めた。
氷華のサーブが飛んできた瞬間、猫宮は一歩前に出た。ボールが来るタイミングに合わせてラケットを振り、鋭いリターンを放った。ボールが飛鳥の足元をかすめ、ポイントを取った。
「ナイス、猫宮!」
涼が叫び、猫宮は驚きながらも笑った。自分の弱さを受け入れ、そこから一歩踏み出す感覚。それが、ボールの向こう側にあった。
試合は6-3で負けたが、猫宮は前よりも多くのポイントを取れた。終わった後、氷華が近づいてきて、静かに言った。
「悪くないぞ、猫宮。次はもっとやりにくくしてやるからな」
「はい、負けません!」
猫宮が笑うと、氷華も小さく笑った。チーム全体が、少しずつ熱を帯びてきていた。
33それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:33:46.04ID:YAtSMp0Z0
夜、家で一人、猫宮は姉のラケットを手に持った。弦を指で弾くと、かすかな音が響いた。
「お姉ちゃん、私、弱いけど、仲間と一緒なら頑張れるよ。少しだけ、前に進めた気がする」
窓の外では、夏の夜空に星が瞬いていた。猫宮はその光を見ながら、目を閉じた。芽吹という名前が、頭の中で大きくなっていた。でも、今は仲間と一緒にいるこの時間が、猫宮を支えていた。
地区予選まであと2週間。猫宮の小さな決意が、また一歩前に進んだ。
34それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:34:12.72ID:YAtSMp0Z0
7月下旬、夏の暑さがピークを迎えていた。明星中学校のテニスコートでは、地区予選を1週間後に控え、部員たちが最後の追い込みに入っていた。汗と笑顔が響き合い、ボールを打つ音が絶え間なく鳴り響いていた。猫宮はラケットを手に、涼とペアを組んで模擬試合に挑んでいた。相手は飛鳥と美咲のペアで、試合は白熱していた。
「猫宮、前!」
涼の声に、猫宮はネット際に飛び出した。飛鳥のロブが上がった瞬間、彼女は跳び上がり、スマッシュを放った。ボールが美咲のコートに鋭く突き刺さり、ポイントを取った。
「やった! 猫宮、ナイススマッシュ!」
涼が駆け寄ってハイタッチをくれた。猫宮は息を切らしながら笑った。
「ありがとう、涼先輩。私、ちゃんと当たった……!」
「うん、タイミングバッチリだったよ。猫宮、頼もしくなってきたね」
涼の笑顔に、猫宮は胸が熱くなった。仲間と一緒に戦う感覚が、彼女に小さな自信を与えていた。
35それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:34:38.68ID:YAtSMp0Z0
試合は6-4で涼と猫宮のペアが勝った。試合後、コートの脇で水を飲みながら、飛鳥が近づいてきた。
「猫宮、いいスマッシュだったよ。あのタイミングで前に出るなんて、成長したね」
「え、ありがとうございます……飛鳥先輩にはまだまだですけど」
「謙遜するなって。私だって、最初はボールに当てるだけで精一杯だったよ」
飛鳥の優しい言葉に、猫宮は驚きながらも笑顔を返した。チーム全員が、少しずつ彼女を認め始めている気がした。
その様子を見ていた氷華が、静かに近づいてきた。
「お前ら、いいコンビだな。涼と猫宮なら、予選でも戦える」
「氷華先輩……ありがとうございます。私、頑張ります」
「頑張るだけじゃダメだ。勝てよ」
氷華の言葉は厳しかったが、その瞳には信頼が宿っていた。猫宮は小さく頷き、心の中で決意を固めた。
2025/03/01(土) 13:34:50.22ID:qH7zIblt0
後書きはまだ?
37それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:35:08.06ID:YAtSMp0Z0
練習後、顧問が部員たちを集めた。夕陽がコートをオレンジに染め、風が汗を冷やしていた。
「地区予選まであと1週間だ。明日から最終調整に入る。お前ら、ここまでよくやってきた。あとは本番で出すだけだ」
顧問の声に、部員たちが身を引き締めた。彼女は腕を組み、鋭い目で全員を見回した。
「予選を抜ければ、次は県大会だ。そこには強豪が揃ってる。特に桜乱の芽吹。あいつは別格だ。だが、倒せない相手じゃない。覚えておけ」
「芽吹……」
猫宮が小さく呟くと、顧問が彼女に目を向けた。
「猫宮、お前、芽吹の動画見てから何か変わったな。怖がってた目が、今は違う。何か感じたか?」
「はい……強くて怖いですけど、戦ってみたいって思うんです。氷華先輩や涼先輩と一緒なら、逃げないでいける気がして」
その答えに、顧問は一瞬目を細め、それから小さく笑った。
「いい目だ。その気持ち、試合で出せよ。お前ならできる」
顧問の言葉に、猫宮は胸が熱くなった。初めて、自分がここにいる意味を感じた瞬間だった。
38それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:35:21.82ID:YAtSMp0Z0
帰り道、涼と並んで歩きながら、猫宮はふと思ったことを口にした。
「涼先輩、私、最近思うんです。テニスって、一人じゃできないんだなって。仲間がいるから、私、頑張れるんです」
その言葉に、涼は立ち止まって猫宮を見た。
「うん、そうだね。ダブルスってさ、信頼が全てだよ。私、猫宮のこと信じてる。猫宮も私を信じてくれるよね?」
「はい……涼先輩がいてくれるから、私、前に出られるんです」
涼はにこりと笑い、猫宮の肩を軽く叩いた。
「じゃあ、予選でも一緒に戦おう。絶対勝とうね」
「はい、一緒に勝ちます!」
二人は笑い合い、夏の夕暮れの中を歩き続けた。猫宮の心に、仲間への信頼が根を張り始めていた。
39それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:35:36.21ID:YAtSMp0Z0
家に帰り、猫宮は姉のラケットを手に持った。弦を指で弾くと、かすかな音が部屋に響いた。
「お姉ちゃん、私、仲間と一緒に戦ってるよ。弱い私でも、みんながいてくれるから強くなれる気がする」
窓の外では、夏の夜風がカーテンを揺らしていた。猫宮はその音を聞きながら、目を閉じた。芽吹という名前が、頭の中で大きくなっていた。でも、今は仲間と立つコートが、彼女の全てだった。
その夜、猫宮はラケットを抱きしめたまま眠りについた。夢の中で、姉が優しく笑ってくれている気がした。
40それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:35:47.99ID:YAtSMp0Z0
翌日、練習の最後に顧問が部員たちに話しかけた。
「明日から予選直前の調整だ。お前ら、ここまでやってきたことを信じろ。私も昔、プロで結果を出せなかった時、最後まで信じたのは自分と仲間だけだった。それがテニスだ」
顧問の声に、部員たちが静かに耳を傾けた。彼女の瞳には、過去の悔しさと、今の希望が混じっていた。
「猫宮、お前、弱さを認めて進んでるな。それが強さだ。忘れるなよ」
「はい、顧問……ありがとうございます」
猫宮が頭を下げると、顧問は小さく頷いた。チーム全体が、一つの目標に向かって動き出していた。
地区予選まであと1週間。猫宮の信頼のコートが、彼女を支えていた。
41それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:36:09.67ID:YAtSMp0Z0
7月末、夏の陽射しが容赦なく照りつける日だった。明星中学校の女子テニス部は、地区予選の会場である市立体育館に到着していた。コートの周りは観客や他のチームで賑わい、緊張感が空気を重くしていた。猫宮はラケットを手に、涼と並んで初戦のコートに向かっていた。
「猫宮、緊張してる?」
涼が笑顔で尋ねると、猫宮は小さく頷いた。
「うん……初めての公式試合だから、心臓がバクバクしてる」
「大丈夫だよ。私も最初はそうだったけど、コートに立てば忘れちゃうから。猫宮ならやれるよ」
涼の言葉に、猫宮は深呼吸して頷いた。彼女の手を握るラケットが、少し汗ばんでいた。
42それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:36:44.04ID:YAtSMp0Z0
初戦の相手は、隣町の緑ヶ丘中学校。ダブルスのペアは、2年生の佐藤と1年生の田中のコンビだった。顧問が試合前に部員たちを集め、最後の指示を出した。
「緑ヶ丘は基礎がしっかりしてるチームだ。派手さはないが、ミスが少ない。お前ら、自分のテニスを信じて戦え。特に猫宮と涼、ダブルスは信頼が鍵だ。忘れるな」
「はい!」
猫宮と涼が声を揃えると、顧問は小さく頷いた。氷華が静かにコート脇に立ち、他の部員たちも応援の準備を始めた。
試合開始の笛が鳴り、猫宮と涼がコートに立った。観客席から聞こえるざわめきに、猫宮の胸がさらに高鳴った。
「猫宮、私がサーブから行くよ。リズムに乗ってこう!」
涼の声に、猫宮は頷き、ネット際にポジションを取った。涼のサーブが鋭く放たれ、佐藤がなんとか返す。ボールが猫宮の前に来た瞬間、彼女は反射的にボレーを放った。だが、力が入りすぎてネットに引っかかった。
「ごめん、涼先輩……!」
「いいよ、最初はそんなもんだから。次、次!」
涼の明るい声に、猫宮は気持ちを切り替えた。次のポイントで、涼のサーブが田中のコートに深く入り、返ってきたボールを猫宮が落ち着いてロブで返した。佐藤がミスを犯し、ポイントを取った。
「ナイス、猫宮! その調子!」
涼の笑顔に、猫宮も笑った。緊張が少しずつ解け、自分のリズムが戻ってくる気がした。
43それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:37:01.91ID:YAtSMp0Z0
試合はシーソーゲームになった。緑ヶ丘の佐藤と田中は確かにミスが少なく、粘り強いラリーを展開してきた。猫宮は序盤、動きが硬くミスを重ねたが、涼のカバーが彼女を支えた。
「猫宮、右!」
涼の指示に、猫宮は右に飛びついた。佐藤のショットをなんとか拾い、涼がスマッシュで仕留める。ポイントが決まり、観客席から拍手が起きた。
「涼先輩、すごい……!」
「猫宮の返しが良かったからだよ。一緒に取ったポイントだね」
涼の言葉に、猫宮は胸が熱くなった。信頼が、コートの中で形になっていく。
ゲームは4-4で拮抗し、最後のゲームに突入した。涼のサーブで始まり、猫宮がネット際に立つ。佐藤の返球が飛んできた瞬間、猫宮は深呼吸して自分のリズムを思い出した。そして、鋭いボレーを放った。ボールが田中の足元をかすめ、ネット際に落ちた。
「ゲームセット! 明星中、6-4!」
審判の声に、猫宮と涼は同時に歓声を上げた。抱き合って喜びを分かち合い、コート脇で待つ部員たちに駆け寄った。
「猫宮、涼、よくやった!」
飛鳥が笑顔で迎え、氷華が静かに頷いた。顧問が近づいてきて、珍しく口元を緩めた。
「初戦突破だ。猫宮、緊張してたわりには粘ったな。涼とのコンビ、悪くないぞ」
「ありがとうございます……!」
猫宮は汗と涙で顔を濡らしながら、笑った。初めての公式戦での勝利。それが、仲間と一緒だったからこその結果だと感じていた。
44それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:37:22.31ID:YAtSMp0Z0
試合後、体育館の外で部員たちが休憩していた。猫宮は水を飲みながら、涼と並んで座っていた。
「涼先輩、私、試合中ずっと緊張してたけど、最後は楽しかったよ。一緒に戦えて、嬉しかった」
「私もだよ。猫宮がいてくれるから、私も頑張れた。信頼ってこういうことだね」
涼の優しい声に、猫宮は頷いた。コートに立った瞬間、仲間がいることがどれだけ力になるかを実感した。
その時、氷華が近づいてきて、静かに言った。
「次はもっと強い相手だ。気を抜くなよ。だが、お前らならやれる」
「はい、氷華先輩!」
猫宮が元気に返すと、氷華は小さく笑った。チーム全体が、勝利の喜びで一つになっていた。
45それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:37:38.16ID:YAtSMp0Z0
帰り道、顧問が部員たちに話しかけた。
「初戦はいいスタートだ。だが、ここからが本番だ。県大会には桜乱がいる。芽吹がいる。今日の勝ちを自信にしろ。お前らなら、もっと上に行ける」
顧問の声に、猫宮は胸を高鳴らせた。芽吹という名前が、遠くで響いていた。でも、今は目の前の勝利が、彼女を支えていた。
家に帰り、猫宮は姉のラケットを手に持った。弦を指で弾くと、かすかな音が響いた。
「お姉ちゃん、私、仲間と一緒に勝ったよ。少しだけ、強くなれた気がする」
窓の外では、夏の夜空に星が瞬いていた。猫宮はその光を見ながら、目を閉じた。地区予選の初戦を突破したこの日が、彼女の新しい一歩だった。
46それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:38:15.49ID:YAtSMp0Z0
7月末、地区予選2日目。明星中学校の女子テニス部は、市立体育館のコートに再び集まっていた。初戦の勝利から一夜明け、部員たちの間に静かな自信と緊張が混じり合っていた。猫宮はラケットを手に、涼と並んで2回戦の準備をしていた。
「猫宮、昨日勝ったからって気を抜かないでね。今日の相手、結構強いよ」
涼が軽い口調で言うと、猫宮は少し緊張した顔で頷いた。
「うん……わかってる。涼先輩と一緒なら、頑張れるよ」
「うん、私も猫宮と一緒なら負けないよ。一緒に勝とう!」
涼の笑顔に、猫宮も小さく笑った。初戦の勝利が、彼女に小さな勇気を与えていた。
47それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:38:30.81ID:YAtSMp0Z0
2回戦の相手は、松原中学校。ダブルスのペアは、3年生の山本と2年生の高橋のコンビだった。顧問が試合前に部員たちを集め、相手の特徴を伝えた。
「松原は攻撃的なチームだ。特に山本はスマッシュが得意で、高橋はネット際の動きが速い。お前ら、冷静にラリーを続けて隙を見つけろ。猫宮と涼、初戦の感覚を思い出せ」
「はい!」
猫宮と涼が声を揃えると、顧問は鋭い目で頷いた。氷華がコート脇でラケットを手に持ち、他の部員たちが応援席に陣取った。
試合開始の笛が鳴り、猫宮と涼がコートに立った。観客席のざわめきが耳に入り、猫宮の胸が再び高鳴った。
「猫宮、私がサーブから行くよ。落ち着いてね!」
涼の声に、猫宮は頷き、ネット際にポジションを取った。涼のサーブが鋭く放たれ、高橋が素早く返す。ボールが猫宮の前に来た瞬間、彼女は深呼吸してボレーを放った。ボールがネットを越え、山本が拾うも、涼がすぐにロブで返す。山本が跳び上がり、スマッシュを放った。
「猫宮、下がって!」
涼の指示に、猫宮は慌てて後退し、なんとかボールを拾った。だが、返球が弱く、高橋がネット際で決められ、ポイントを失った。
「ごめん、涼先輩……!」
「大丈夫、次だよ! 焦らないで!」
涼の明るい声に、猫宮は気持ちを切り替えた。初戦と同じように、信頼が彼女を支えていた。
48それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:38:58.02ID:YAtSMp0Z0
試合は序盤、松原のペースで進んだ。山本の強烈なスマッシュと、高橋の素早いネットプレーが猫宮と涼を圧倒した。スコアは2-4で松原がリード。猫宮は息を切らしながら、自分のミスに苛立っていた。
「私がもっとちゃんと返せれば……」
その時、コート脇から氷華の声が聞こえた。
「猫宮、頭使え! 相手の動き見て、冷静にやれ!」
氷華の鋭い言葉に、猫宮はハッとした。冷静に。自分のリズムで。涼と一緒に戦う感覚を思い出し、目を閉じて息を整えた。
次のゲーム、涼のサーブから再開。山本が返すボールが猫宮の前に来た瞬間、彼女は一歩前に出て、鋭いドロップショットを放った。ボールがネット際に落ち、高橋が間に合わずポイントを取った。
「ナイス、猫宮! その調子!」
涼が叫び、観客席から拍手が起きた。猫宮は笑顔で頷き、次のポイントに集中した。山本のスマッシュが飛んできた瞬間、涼が「下がって!」と指示を出し、猫宮が深く返球。涼がネット際で決め、連続ポイントを奪った。
「やった! 涼先輩と一緒なら、やれる!」
猫宮の声に、涼がウインクした。スコアは4-4に追いつき、試合は終盤戦へ。
49それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:39:15.48ID:YAtSMp0Z0
最終ゲーム、緊張感がコートを包んだ。涼のサーブが決まり、高橋が返す。長いラリーが続き、猫宮は山本の動きを目で追った。スマッシュの予兆を感じ、素早く下がってボールを拾う。涼がロブを上げ、山本が再びスマッシュを狙った瞬間、猫宮は反射的に前に出て、ボレーを放った。ボールが山本の足元をかすめ、コートに落ちた。
「ゲームセット! 明星中、6-4!」
審判の声に、猫宮と涼は同時に歓声を上げた。抱き合って喜びを分かち合い、コート脇に駆け寄った。
「猫宮、涼、よくやったぞ!」
飛鳥が笑顔で迎え、氷華が静かに言った。
「悪くない。最後のボレー、頭使えてたな」
「ありがとうございます、氷華先輩!」
猫宮が笑うと、顧問が近づいてきた。
「2回戦突破だ。猫宮、動きが良くなってる。涼との息も合ってきたな。これなら、県大会まで行けるぞ」
「はい……ありがとうございます!」
猫宮は汗だくの顔で笑った。2試合目の勝利が、彼女にまた一歩の自信を与えていた。
50それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:39:34.47ID:YAtSMp0Z0
試合後、体育館の外で部員たちが休憩していた。猫宮は水を飲みながら、涼と並んで座っていた。
「涼先輩、私、試合中ずっと怖かったけど、最後は冷静になれたよ。氷華先輩の声が頭に残ってて……」
「うん、氷華の言う通りだよ。猫宮、最後頭使えてた。信頼って、こういう時に活きるんだね」
涼の言葉に、猫宮は頷いた。仲間がいるから、冷静に戦えた。自分一人じゃ絶対に勝てなかった試合だった。
その時、顧問が部員たちに話しかけた。
「次は準決勝だ。ここからが正念場だ。県大会には桜乱がいる。芽吹がいる。あいつらに勝つには、もっと強くなれ。お前らならできる」
顧問の声に、猫宮は胸を高鳴らせた。芽吹という名前が、遠くで響いていた。でも、今は目の前の勝利が、彼女を支えていた。
51それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:39:52.33ID:YAtSMp0Z0
家に帰り、猫宮は姉のラケットを手に持った。弦を指で弾くと、かすかな音が響いた。
「お姉ちゃん、私、2回戦も勝ったよ。仲間と一緒なら、怖くても前に進めるんだ」
窓の外では、夏の夜風がカーテンを揺らしていた。猫宮はその音を聞きながら、目を閉じた。地区予選の2回戦を突破したこの日が、彼女の二歩目の挑戦だった。
52それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:40:08.90ID:YAtSMp0Z0
7月末、地区予選3日目。明星中学校の女子テニス部は、市立体育館のコートで準決勝を迎えていた。2回戦までの勝利で、部員たちの間に自信が芽生えていたが、同時に緊張感も高まっていた。猫宮はラケットを手に、涼と並んでコートに向かっていた。
「猫宮、準決勝だよ。ちょっと緊張してきたね」
涼が笑いながら言うと、猫宮も小さく笑った。
「私も……でも、涼先輩と一緒なら大丈夫だよね?」
「うん、一緒なら何とかなるよ。落ち着いてやろう!」
涼の明るい声に、猫宮は頷いた。2試合を勝ち抜いた自信が、彼女の背中をそっと押していた。
53それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:40:24.15ID:YAtSMp0Z0
準決勝の相手は、強豪の西山中学校。ダブルスのペアは、3年生の林と2年生の岡田のコンビだった。顧問が試合前に部員たちを集め、相手の特徴を伝えた。
「西山は県大会常連だ。林はパワーがあって、岡田は頭を使ったプレーが得意。ラリーが長くなるぞ。お前ら、冷静に自分のテニスをやれ。猫宮と涼、ここまで来たんだ。信じ合えよ」
「はい!」
猫宮と涼が声を揃えると、顧問は鋭い目で頷いた。氷華がコート脇で静かに立ち、他の部員たちが応援席に陣取った。
試合開始の笛が鳴り、猫宮と涼がコートに立った。観客席のざわめきが大きくなり、猫宮の胸がドキドキした。
「猫宮、私がサーブから行くよ。自分のリズムでね!」
涼の声に、猫宮は頷き、ネット際にポジションを取った。涼のサーブが放たれ、岡田が素早く返す。ボールが猫宮の前に来た瞬間、彼女は冷静にボレーを放った。ボールがネットを越え、林が力強く打ち返してきた。涼がカバーし、ロブを上げるが、林が跳び上がり、スマッシュを決めた。
「ごめん、涼先輩……!」
「大丈夫、次だよ! 焦らないで!」
涼の声に、猫宮は気持ちを落ち着けた。信頼が、彼女をコートに立たせていた。
54それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:40:26.57ID:uh7hqkWcM
>雨の音が遠くで聞こえていた。教室の窓から見える校庭は薄暗く、放課後の静けさに包まれていた。中学3年生の春、猫宮は机に突っ伏して、ぼんやりと外を眺めていた。
>彼女の小さな手には、使い込まれたテニスラケットが握られていた。グリップテープは擦り切れ、弦は少し緩んでいる。それでも、猫宮にとっては大切なものだった。


ここからもうセンスない
窓が見える位置にいるのに雨の音が遠くに聞こえるって矛盾してるし
放課後の静けさに包まれているって雨音が聞こえてるってさっき言ってたばかり
最初に名を出すときとは性だけでなく姓名を書くべき
机に突っ伏してるのに手にはテニスラケット握ってるってどういう状況
ラケットの手入れしてないと書いた直ぐ後に大切なものって正反対の説明を入れるのも変な話
試合するしないに関わらずラケットが大切なものなら手入れはしてるのが道理
55それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:40:43.13ID:YAtSMp0Z0
試合は序盤から厳しい展開になった。林のパワフルなショットと、岡田の頭脳的なポジショニングが猫宮と涼を圧倒した。スコアは1-3で西山がリード。猫宮は息を切らしながら、自分の動きに迷いが生じていた。
「私がもっと冷静になれれば……」
その時、コート脇から氷華の声が響いた。
「猫宮、相手を見て動け! お前ならやれるだろ!」
氷華の言葉に、猫宮はハッとした。冷静に。自分のリズムで。涼と一緒に戦う感覚を思い出し、深呼吸した。
次のゲーム、涼のサーブから再開。林が返すボールが猫宮の前に来た瞬間、彼女は相手の動きを目で追った。岡田がネット際に詰めるのを見て、ドロップショットを放った。ボールがネット際に落ち、岡田が間に合わずポイントを取った。
「ナイス、猫宮! その調子だよ!」
涼が叫び、観客席から拍手が起きた。猫宮は笑顔で頷き、次のポイントに集中した。林のスマッシュが飛んできた瞬間、涼が「下がって!」と指示を出し、猫宮が深く返球。涼がネット際で決め、連続ポイントを奪った。
「涼先輩と一緒なら、やれる!」
猫宮の声に、涼が笑った。スコアは3-3に追いつき、試合は中盤戦へ。
56それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:41:10.00ID:YAtSMp0Z0
後半、試合はさらに白熱した。林と岡田のコンビネーションが冴え、長いラリーが続いた。猫宮は疲れを感じながらも、涼の声を頼りに動いた。
「猫宮、左!」
涼の指示に、猫宮は左に飛びついた。岡田のショットを拾い、涼がロブで返す。林がスマッシュを狙った瞬間、猫宮は反射的に前に出て、ボレーを放った。ボールが林の足元をかすめ、コートに落ちた。
「ポイント、明星中!」
審判の声に、猫宮と涼は歓声を上げた。スコアは5-4で明星がリード。最終ゲーム、涼のサーブが決まり、長いラリーが続いた。猫宮は林の動きを読み、冷静にボールを返した。最後、岡田の返球がネットに引っかかり、試合が決まった。
「ゲームセット! 明星中、6-4!」
審判の声に、猫宮と涼は抱き合って喜んだ。コート脇に駆け寄ると、飛鳥が笑顔で迎えた。
「猫宮、涼、すごい試合だったよ!」
氷華が近づいてきて、静かに言った。
「よくやった。最後まで冷静だったな、猫宮」
「ありがとうございます、氷華先輩!」
猫宮が笑うと、顧問が歩み寄ってきた。
「準決勝突破だ。猫宮、強かったぞ。涼とのコンビ、ここまで来て形になってきたな。次は決勝だ。気を抜くな」
「はい……ありがとうございます!」
猫宮は汗と涙で顔を濡らしながら、笑った。準決勝の壁を乗り越えた喜びが、彼女に大きな自信を与えていた。
57それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:41:24.53ID:gADPp/LU0
感想が欲しいならカクヨムに出も投稿した方がええで
58それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:41:28.64ID:YAtSMp0Z0
試合後、体育館の外で部員たちが休憩していた。猫宮は水を飲みながら、涼と並んで座っていた。
「涼先輩、私、準決勝でも冷静でいられたよ。氷華先輩の言葉が頭にあって、仲間がいるから頑張れた」
「うん、猫宮、ほんと頼もしくなったよ。私も猫宮がいてくれるから、安心して戦えた。一緒に勝てて嬉しい」
涼の言葉に、猫宮は頷いた。仲間との信頼が、大きな壁を越えさせてくれた。
その時、顧問が部員たちに話しかけた。
「決勝まで来たぞ。次勝てば、県大会だ。そこには桜乱がいる。芽吹がいる。あいつらに勝つには、もっと強くなれ。お前らなら、やれるはずだ」
顧問の声に、猫宮は胸を高鳴らせた。芽吹という名前が、遠くで響いていた。でも、今は仲間と一緒に勝ち進むこの瞬間が、彼女を支えていた。
59それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:41:43.14ID:uh7hqkWcM
文才がないってのは悲しい話やね
60それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:41:45.25ID:YAtSMp0Z0
家に帰り、猫宮は姉のラケットを手に持った。弦を指で弾くと、かすかな音が響いた。
「お姉ちゃん、私、準決勝も勝ったよ。仲間と一緒なら、どんな壁でも越えられる気がする」
窓の外では、夏の夜空に星が瞬いていた。猫宮はその光を見ながら、目を閉じた。地区予選準決勝を突破したこの日が、彼女の新たな一歩だった。
61それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:42:05.90ID:YAtSMp0Z0
7月末、地区予選最終日。明星中学校の女子テニス部は、市立体育館のメインコートで決勝戦を迎えていた。準決勝までの勝利で、部員たちの間に強い結束力が生まれていたが、決勝の重圧もまた大きかった。猫宮はラケットを手に、涼と並んでコートに向かっていた。
「猫宮、決勝だよ。ここまで来たんだから、絶対勝とうね」
涼が笑顔で言うと、猫宮は少し緊張した顔で頷いた。
「うん……涼先輩と一緒なら、勝てるよね?」
「うん、一緒なら絶対勝てるよ。私、猫宮のこと信じてるから」
涼の言葉に、猫宮は深呼吸して笑った。3試合を勝ち抜いた自信が、彼女の胸を温かくしていた。
62それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:42:22.36ID:YAtSMp0Z0
決勝の相手は、強豪の東海中学校。ダブルスのペアは、3年生の斎藤と3年生の藤田のコンビだった。顧問が試合前に部員たちを集め、相手の特徴を伝えた。
「東海は地区トップクラスのチームだ。斎藤はスピードがあって、藤田は正確なコントロールが武器。簡単には勝てないぞ。お前ら、ここまでやってきたことを全部出せ。猫宮と涼、信頼を形にしろ」
「はい!」
猫宮と涼が声を揃えると、顧問は鋭い目で頷いた。氷華がコート脇でラケットを手に持ち、他の部員たちが観客席に集まった。応援の声が響き合い、コートの空気が熱を帯びていた。
試合開始の笛が鳴り、猫宮と涼がコートに立った。観客席が一段とざわつき、猫宮の心臓が激しく打った。
「猫宮、私がサーブから行くよ。自分のリズムで戦おう!」
涼の声に、猫宮は頷き、ネット際にポジションを取った。涼のサーブが鋭く放たれ、斎藤が素早く返す。ボールが猫宮の前に来た瞬間、彼女は冷静にボレーを放った。ボールがネットを越え、藤田が正確に打ち返してきた。涼がカバーし、ロブを上げるが、斎藤が素早くスマッシュを決めた。
「ごめん、涼先輩……!」
「大丈夫、次だよ! 一緒にやろう!」
涼の明るい声に、猫宮は気持ちを切り替えた。仲間との約束が、彼女を奮い立たせていた。
63それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:42:26.52ID:0azM3F7a0
文末が「た。」で終わりすぎやろ
64それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:42:46.53ID:YAtSMp0Z0
試合は序盤から激しい展開になった。斎藤のスピードと藤田のコントロールが、猫宮と涼を追い詰めた。スコアは2-3で東海がリード。猫宮は息を切らしながら、自分の動きに焦りを感じていた。
「私がもっとしっかりしないと……」
その時、コート脇から氷華の声が響いた。
「猫宮、落ち着け! お前ならやれる! 仲間を信じろ!」
氷華の言葉に、猫宮はハッとした。自分のリズムで。涼と一緒に戦う感覚を思い出し、目を閉じて息を整えた。
次のゲーム、涼のサーブから再開。斎藤が返すボールが猫宮の前に来た瞬間、彼女は相手の動きを目で追った。藤田がネット際に詰めるのを見て、ドロップショットを放った。ボールがネット際に落ち、藤田が間に合わずポイントを取った。
「ナイス、猫宮! その調子だよ!」
涼が叫び、観客席から大きな拍手が起きた。猫宮は笑顔で頷き、次のポイントに集中した。斎藤のスマッシュが飛んできた瞬間、涼が「下がって!」と指示を出し、猫宮が深く返球。涼がネット際で決め、連続ポイントを奪った。
「涼先輩と一緒なら、絶対勝てる!」
猫宮の声に、涼が笑った。スコアは4-3で明星が逆転し、試合は終盤へ。
65それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:43:05.95ID:YAtSMp0Z0
最終ゲーム、緊張感がコートを包んだ。涼のサーブが決まり、長いラリーが続いた。猫宮は斎藤の動きを読み、冷静にボールを返した。藤田がコントロールショットで揺さぶってきたが、涼が素早くカバー。最後、斎藤の返球がネットを越えた瞬間、猫宮は前に出て、鋭いボレーを放った。ボールが藤田の足元をかすめ、コートに落ちた。
「ゲームセット! 明星中、6-4!」
審判の声に、猫宮と涼は同時に歓声を上げた。抱き合って喜びを分かち合い、コート脇に駆け寄った。観客席から大きな拍手と歓声が沸き起こり、部員たちが一斉に立ち上がった。
「猫宮、涼、優勝だよ!」
飛鳥が笑顔で迎え、氷華が静かに言った。
「よくやった。最後まで諦めなかったな、猫宮」
「ありがとうございます、氷華先輩!」
猫宮が笑うと、顧問が歩み寄ってきた。
「地区予選優勝だ。猫宮、涼、最高の試合だった。信頼が形になったな。次は県大会だ。気を抜くなよ」
「はい……ありがとうございます!」
猫宮は汗と涙で顔を濡らしながら、笑った。決勝戦の勝利が、彼女に大きな自信と誇りを与えていた。
66それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:43:06.56ID:ncqBgerP0
部活動と家の部屋しか場面なくて草
スポコン漫画でももう少し他の場面あるやろ
67それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:43:19.57ID:YAtSMp0Z0
試合後、体育館の外で部員たちが優勝の喜びを分かち合っていた。猫宮は水を飲みながら、涼と並んで座っていた。
「涼先輩、私、決勝でも冷静でいられたよ。仲間がいてくれたから、怖くても頑張れた」
「うん、猫宮、ほんと強くなったよ。私も猫宮がいてくれるから、全力で戦えた。一緒に優勝できて、最高だね」
涼の言葉に、猫宮は頷いた。仲間との約束が、大きな勝利に繋がった。
その時、顧問が部員たちに話しかけた。
「よくやった。お前ら、県大会への切符を手に入れたぞ。だが、ここからが本当の勝負だ。桜乱がいる。芽吹がいる。あいつらに勝つには、もっと強くなれ。お前らなら、できるはずだ」
顧問の声に、猫宮は胸を高鳴らせた。芽吹という名前が、遠くで響いていた。でも、今は仲間と一緒に掴んだ優勝が、彼女を支えていた。
68それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:43:32.52ID:YAtSMp0Z0
家に帰り、猫宮は姉のラケットを手に持った。弦を指で弾くと、かすかな音が響いた。
「お姉ちゃん、私、仲間と一緒に優勝したよ。涼先輩との約束、守れた。少しだけ、強くなれたんだ」
窓の外では、夏の夜空に星が瞬いていた。猫宮はその光を見ながら、目を閉じた。地区予選優勝というこの日が、彼女の新たな約束の始まりだった。
69それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:43:56.15ID:YAtSMp0Z0
8月初旬、夏休みが本格的に始まった。明星中学校の女子テニス部は、地区予選優勝の余韻に浸りながらも、県大会に向けて動き始めていた。この日は練習が休みで、猫宮は家で静かに過ごしていた。部屋の窓から見える夏空は青く、遠くで蝉の声が響いていた。
猫宮はベッドに座り、姉のラケットを手に持っていた。弦を指で弾くと、かすかな音が部屋に響いた。地区予選での試合が頭をよぎる。初戦の緊張、準決勝の壁、決勝の勝利。涼との信頼、氷華の言葉、顧問の指導。すべてが、彼女をここまで連れてきてくれた。
「お姉ちゃん、私、優勝したよ。仲間と一緒なら、こんなこともできるんだね」
その時、スマホが鳴った。画面を見ると、涼からのメッセージだった。
「猫宮、明日みんなで集まるよ! 優勝のお祝いしよう! 来てね!」
猫宮は笑顔で返信を打ち、立ち上がった。次の目標が、すでに彼女の胸を熱くしていた。
70それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:44:18.17ID:YAtSMp0Z0
翌日、部員たちは学校近くの公園に集まった。木陰にシートを広げ、ジュースやお菓子が並んでいた。涼が楽しそうに準備をし、飛鳥が笑いながらお菓子を配っていた。氷華は少し離れたベンチに座り、静かにみんなを見ていた。
「猫宮、来た! ほら、これ食べて!」
涼が缶ジュースを渡してくると、猫宮は笑って受け取った。
「ありがとう、涼先輩。こんなお祝い、初めてだよ」
「地区優勝だもん、祝わないとね! 猫宮と一緒に勝てて、ほんと嬉しいよ」
涼の言葉に、猫宮は胸が温かくなった。仲間と過ごす時間が、こんなに楽しいなんて知らなかった。
その時、飛鳥が近づいてきて、笑いながら言った。
「猫宮、決勝の最後、あのボレーすごかったよ。涼と息ピッタリだったね」
「え、ありがとうございます……飛鳥先輩にもたくさん助けてもらいました」
「いいって、私も楽しかったし。次は県大会だよ。もっと強くなるよ、みんなで!」
飛鳥の明るい声に、猫宮は頷いた。チーム全体が、一つの目標に向かっていた。
71それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:44:39.15ID:YAtSMp0Z0
少し遅れて、顧問と氷華が一緒にやってきた。顧問は珍しく私服で、手には紙袋を持っていた。
「お前ら、騒がしいな。ほら、これ食え。優勝のご褒美だ」
袋から出てきたのは、ケーキだった。部員たちが歓声を上げ、涼が切り分けるのを手伝った。猫宮は小さなケーキを手に持つと、顧問に目を向けた。
「顧問、ありがとうございます。私、こんなの初めてで……」
「礼なんていい。お前らが頑張った結果だ。私も昔、仲間とこうやって祝ったことがあるよ。懐かしいな」
顧問の声に、過去の影がちらついた。猫宮はそっと尋ねた。
「顧問、プロの時って、どうだったんですか?」
顧問は一瞬目を細め、それから静かに答えた。
「辛かったよ。才能がなくて、結果が出せなくて。でも、仲間がいたから続けられた。お前らを見てると、あの頃を思い出す」
その言葉に、猫宮は胸が熱くなった。顧問も、自分と同じように仲間を頼りにしていたんだ。
氷華が立ち上がり、静かに言った。
「県大会はもっと厳しいぞ。桜乱がいる。芽吹がいる。私があいつに勝つには、お前らが必要だ。頼むぞ」
氷華の言葉に、部員たちが静かに頷いた。猫宮は氷華を見つめ、心の中で決意を固めた。
「氷華先輩、私、頑張ります。一緒に県大会、勝ちたいです」
「うん。期待してるぞ、猫宮」
氷華が小さく笑うと、チーム全体が新たな決意で結ばれた。
72それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:44:54.51ID:YAtSMp0Z0
その夜、猫宮は部屋でラケットを手に持ったまま、涼からもらった動画を見ていた。芽吹の試合映像だ。彼女の鋭いショット、コートを支配する動き、冷たい目。すべてが圧倒的だった。
「この人が、氷華先輩のライバルなんだ……」
猫宮はスマホを置き、目を閉じた。芽吹という存在が、遠くで大きく感じられた。でも、同時に、仲間と一緒に戦えば、もしかしたら届くかもしれない。そんな希望が、胸に灯っていた。
「お姉ちゃん、私、次のコートに向かうよ。仲間と一緒に、もっと強くなるんだ」
窓の外では、夏の夜風がカーテンを揺らしていた。猫宮はその音を聞きながら、ラケットを抱きしめた。県大会への道が、彼女の新たな一歩だった。
73それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:44:58.43ID:uh7hqkWcM
そもそも雨降ってるのに校舎裏のテニスコート行くって変やろ
雨の中でテニスしてんのかよ
カッパの高校かよ
74それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:45:09.91ID:YAtSMp0Z0
翌日、テニスコートでの練習が再開した。顧問が部員たちを集め、県大会に向けた計画を伝えた。
「地区予選はいい結果だった。だが、県大会は別だ。強豪が揃ってる。特に桜乱の芽吹。あいつは怪物だ。お前ら、もっと強くなれ。ここからが本当の勝負だ」
顧問の声に、猫宮は胸を高鳴らせた。芽吹という名前が、頭の中で響いた。でも、今は仲間と一緒にいるこの時間が、彼女を支えていた。
練習が始まり、猫宮は涼とペアを組んでラリーを続けた。ボールを打つたび、仲間との約束が聞こえた。
「涼先輩、私、県大会でも勝ちたい。一緒に頑張ろうね」
「うん、猫宮と一緒なら、どこまででも行けるよ。一緒に勝とう!」
涼の笑顔に、猫宮も笑った。次のコートが、彼女たちを待っていた。
75それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:45:36.95ID:YAtSMp0Z0
8月中旬、夏休みの練習が本格化した。明星中学校のテニスコートでは、県大会を目前に控えた女子テニス部の部員たちが汗を流していた。地区予選優勝から数日が経ち、チーム全体に新たな目標への意欲が満ちていた。猫宮はラケットを手に、涼とペアを組んでラリー練習に励んでいた。
「猫宮、もっと足を動かして! 県大会じゃ、スピードが命だよ!」
涼の声に、猫宮は頷き、ボールを追いかけた。右へ左へ、コートの端から端まで走り、ラケットを振る。息が上がりながらも、彼女は笑顔を浮かべていた。地区予選での勝利が、彼女に少しだけ余裕を与えていた。
「涼先輩、私、だんだん慣れてきたよ。こうやって動くの、楽しいね」
「うん、猫宮、動きが軽くなってるよ。県大会でも、この調子でいこう!」
涼の笑顔に、猫宮も笑った。仲間とのラリーが、彼女の心を軽くしていた。
76それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:45:50.20ID:YAtSMp0Z0
練習の合間、コートの脇で水を飲んでいると、氷華が近づいてきた。彼女はラケットを手に持ったまま、猫宮の隣に立った。
「お前、地区予選でいい試合してたよな。県大会じゃ、もっと強い相手が待ってる。準備できてるか?」
「えっと……まだ怖いけど、氷華先輩や涼先輩と一緒なら、頑張れる気がします」
猫宮の言葉に、氷華は小さく頷いた。
「ならいい。あの芽吹って奴、私が倒したい相手だ。お前らにも頼るぞ」
「はい、氷華先輩! 私、力になります!」
猫宮が笑うと、氷華は静かに目を細めた。チーム全体が、県大会への決意で繋がっていた。
77それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:46:07.50ID:YAtSMp0Z0
その日の練習後、顧問が部員たちを集めた。夏の陽射しが和らぎ、コートに長い影が伸びていた。
「県大会まであと10日だ。明日から、実戦形式の練習を増やす。お前ら、地区予選の勢いをそのまま持っていけ。だが、油断するな。県じゃレベルが違うぞ」
顧問の声に、部員たちが身を引き締めた。彼女は腕を組み、鋭い目で全員を見回した。
「特に桜乱の芽吹。あいつは怪物だ。だが、倒せない相手じゃない。お前ら、ここまでやってきたことを信じろ。猫宮、涼、ダブルスの軸になれよ」
「はい!」
猫宮と涼が声を揃えると、顧問は小さく笑った。
「猫宮、お前、地区予選で強くなったな。だが、まだだ。もっと自分を信じろ。お前なら、もっとやれる」
「ありがとうございます、顧問……頑張ります!」
猫宮は胸が熱くなりながら、頭を下げた。顧問の言葉が、彼女に新たな力を与えていた。
78それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:46:11.73ID:lwTdRHpi0
>>66
試合終わったら姉への弾き語りが始まるのシュールだよな
そんでそれ終わったら試合やし
79それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:46:23.55ID:YAtSMp0Z0
翌日、実戦形式の練習が始まった。猫宮と涼のペア対、氷華と飛鳥のペア。試合が始まると、氷華の鋭いサーブが猫宮のコートに飛んできた。
「猫宮、右!」
涼の声に、猫宮は右に飛びついた。なんとかラケットに当てて返すが、飛鳥がすぐにスマッシュを決めてくる。序盤は圧倒され、猫宮は焦りを感じた。
「ごめん、涼先輩……私がもっと早く動ければ」
「いいよ、猫宮。焦らないで。県大会を想定してやろう。私、猫宮のこと信じてるから」
涼の言葉に、猫宮は深呼吸した。地区予選での感覚を思い出し、自分のリズムを取り戻した。
次のポイントで、氷華のサーブが飛んできた瞬間、猫宮は一歩前に出た。ボールが来るタイミングに合わせてラケットを振り、鋭いリターンを放った。飛鳥が拾うも、涼がネット際で決め、ポイントを取った。
「ナイス、猫宮! その調子だよ!」
涼が叫び、猫宮は笑った。仲間との信頼が、彼女を前に押し出していた。
試合は6-3で負けたが、猫宮は地区予選の時より多くのポイントを取れた。終わった後、氷華が近づいてきて、静かに言った。
「猫宮、反応が良くなってる。県大会でも、その動きを活かせよ」
「はい、氷華先輩! ありがとうございます!」
猫宮が笑うと、飛鳥が肩を叩いてきた。
「猫宮、強くなってるよ。県大会、楽しみだね」
「うん、私も楽しみです!」
チーム全体が、県大会への期待で熱を帯びていた。
80それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 13:46:42.81ID:YAtSMp0Z0
夜、家で一人、猫宮は姉のラケットを手に持った。弦を指で弾くと、かすかな音が響いた。
「お姉ちゃん、私、県大会に行くよ。仲間と一緒に、もっと強くなりたい」
窓の外では、夏の夜風がカーテンを揺らしていた。猫宮はその音を聞きながら、目を閉じた。芽吹という名前が、頭の中で大きくなっていた。でも、今は仲間と一緒に次のコートに向かうこの時間が、彼女を支えていた。
その夜、猫宮はラケットを抱きしめたまま眠りについた。夢の中で、姉が優しく笑ってくれている気がした。
81それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 13:46:55.82ID:YAtSMp0Z0
翌日の練習後、涼が猫宮に近づいてきた。
「ねえ、猫宮。県大会の前に、もう一回芽吹の動画見ない? どんな相手か、もっと知っておきたいでしょ」
「うん、見たい。氷華先輩のライバルなんだよね。私、少し怖いけど、楽しみでもあるよ」
涼が持ってきたスマホには、芽吹の試合映像が映っていた。彼女の鋭いショット、コートを支配する動き、冷たい目。すべてが圧倒的だった。
「この人が、桜乱の芽吹か……」
猫宮は画面を見つめながら、胸を高鳴らせた。芽吹という遠い存在。でも、仲間と一緒なら、戦えるかもしれない。そんな希望が、彼女の心に灯っていた。
県大会まであと10日。猫宮の新たな一歩が、次のコートへと続いていた。
82それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 13:47:13.78ID:AKSl3k2o0
なんやこの作文
83それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:47:17.60ID:YAtSMp0Z0
8月下旬、夏休みの終わりが近づいていた。明星中学校の女子テニス部は、県大会の会場である県立体育館に到着していた。広いコートの周りは観客や選手で賑わい、地区予選とは比べものにならない緊張感が漂っていた。猫宮はラケットを手に、涼と並んで初戦のコートに向かっていた。
「猫宮、県大会だよ。なんかドキドキしてきたね」
涼が笑いながら言うと、猫宮は少し緊張した顔で頷いた。
「うん……地区予選より人が多くて、怖い。でも、涼先輩と一緒なら大丈夫だよね?」
「うん、一緒なら何とかなるよ。地区予選みたいに、自分のリズムでやろう!」
涼の明るい声に、猫宮は深呼吸して笑った。地区予選での優勝が、彼女に小さな勇気を与えていた。
84それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:47:33.26ID:YAtSMp0Z0
初戦の相手は、県南部の強豪、清水中学。ダブルスのペアは、3年生の小林と2年生の森のコンビだった。顧問が試合前に部員たちを集め、相手の特徴を伝えた。
「清水は県大会常連だ。小林はパワータイプで、森はスピードが武器。地区予選の相手より一段上だ。お前ら、冷静に自分のテニスをやれ。猫宮と涼、ここまで来たんだ。信頼を活かせよ」
「はい!」
猫宮と涼が声を揃えると、顧問は鋭い目で頷いた。氷華がコート脇で静かに立ち、他の部員たちが応援席に陣取った。観客席からのざわめきが響き、コートの空気が熱を帯びていた。
試合開始の笛が鳴り、猫宮と涼がコートに立った。観客の声が一段と大きくなり、猫宮の胸がドキドキした。
「猫宮、私がサーブから行くよ。落ち着いてね!」
涼の声に、猫宮は頷き、ネット際にポジションを取った。涼のサーブが鋭く放たれ、小林が力強く返す。ボールが猫宮の前に来た瞬間、彼女は反射的にボレーを放った。だが、小林のパワーに押され、ボールがネットに引っかかった。
「ごめん、涼先輩……!」
「大丈夫、次だよ! 焦らないで!」
涼の声に、猫宮は気持ちを落ち着けた。地区予選と同じように、信頼が彼女を支えていた。
85それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 13:47:52.90ID:YAtSMp0Z0
試合は序盤から厳しい展開になった。小林の力強いショットと、森の素早い動きが猫宮と涼を圧倒した。スコアは1-3で清水がリード。猫宮は息を切らしながら、自分の動きに焦りを感じていた。
「地区予選より全然強い……私がもっとしっかりしないと」
その時、コート脇から氷華の声が響いた。
「猫宮、頭使え! 相手の動き見て、冷静にやれ! お前ならできる!」
氷華の言葉に、猫宮はハッとした。冷静に。自分のリズムで。涼と一緒に戦う感覚を思い出し、深呼吸した。
次のゲーム、涼のサーブから再開。小林が返すボールが猫宮の前に来た瞬間、彼女は相手の動きを目で追った。森がネット際に詰めるのを見て、ドロップショットを放った。ボールがネット際に落ち、森が間に合わずポイントを取った。
「ナイス、猫宮! その調子だよ!」
涼が叫び、観客席から拍手が起きた。猫宮は笑顔で頷き、次のポイントに集中した。小林の強烈なショットが飛んできた瞬間、涼が「下がって!」と指示を出し、猫宮が深く返球。涼がネット際で決め、連続ポイントを奪った。
「涼先輩と一緒なら、やれる!」
猫宮の声に、涼が笑った。スコアは3-3に追いつき、試合は中盤戦へ。
86それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 13:48:19.63ID:YAtSMp0Z0
後半、試合はさらに激しくなった。小林と森のコンビネーションが冴え、長いラリーが続いた。猫宮は疲れを感じながらも、涼の声を頼りに動いた。
「猫宮、左!」
涼の指示に、猫宮は左に飛びついた。森のショットを拾い、涼がロブで返す。小林がスマッシュを狙った瞬間、猫宮は反射的に前に出て、ボレーを放った。ボールが小林の足元をかすめ、コートに落ちた。
「ポイント、明星中!」
審判の声に、猫宮と涼は歓声を上げた。スコアは5-4で明星がリード。最終ゲーム、涼のサーブが決まり、長いラリーが続いた。猫宮は小林の動きを読み、冷静にボールを返した。最後、森の返球がネットに引っかかり、試合が決まった。
「ゲームセット! 明星中、6-4!」
審判の声に、猫宮と涼は同時に抱き合った。コート脇に駆け寄ると、飛鳥が笑顔で迎えた。
「猫宮、涼、県大会初戦突破だよ!」
氷華が近づいてきて、静かに言った。
「よくやった。最後まで粘ったな、猫宮」
「ありがとうございます、氷華先輩!」
猫宮が笑うと、顧問が歩み寄ってきた。
「初戦突破だ。猫宮、涼、県大会でもやれるな。だが、ここからが本番だ。次も勝てよ」
「はい……ありがとうございます!」
猫宮は汗だくの顔で笑った。県大会初戦の勝利が、彼女に新たな自信を与えていた。
87それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 13:48:40.46ID:YAtSMp0Z0
試合後、体育館の外で部員たちが休憩していた。猫宮は水を飲みながら、涼と並んで座っていた。
「涼先輩、私、県大会でも冷静でいられたよ。地区予選の時みたいに、仲間がいてくれたから頑張れた」
「うん、猫宮、ほんと強くなったよ。私も猫宮がいてくれるから、安心して戦えた。一緒に勝てて嬉しい」
涼の言葉に、猫宮は頷いた。仲間との信頼が、県大会の幕開けを勝利で飾ってくれた。
その時、顧問が部員たちに話しかけた。
「次は2回戦だ。県大会はここからが正念場だ。桜乱がいる。芽吹がいる。あいつらに勝つには、もっと強くなれ。お前らなら、できるはずだ」
顧問の声に、猫宮は胸を高鳴らせた。芽吹という名前が、遠くで響いていた。でも、今は仲間と一緒に勝ち進むこの瞬間が、彼女を支えていた。
88それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 13:48:51.71ID:YAtSMp0Z0
家に帰り、猫宮は姉のラケットを手に持った。弦を指で弾くと、かすかな音が響いた。
「お姉ちゃん、私、県大会でも勝ったよ。仲間と一緒なら、もっと遠くまで行ける気がする」
窓の外では、夏の夜空に星が瞬いていた。猫宮はその光を見ながら、目を閉じた。県大会の初戦を突破したこの日が、彼女の新たな幕開けだった。
89それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 13:49:10.85ID:b8OyfbfE0
流れ変わったな
90それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 13:49:34.15ID:uh7hqkWcM
>小林の強烈なショットが飛んできた瞬間、涼が「下がって!」と指示を出し、猫宮が深く返球。

時間停止能力者かよ
91それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 13:49:36.37ID:YAtSMp0Z0
8月下旬、県大会2日目。明星中学校の女子テニス部は、県立体育館のコートで2回戦に臨んでいた。初戦の勝利から一夜明け、部員たちの間に静かな緊張感と期待が混じり合っていた。猫宮はラケットを手に、涼と並んでコートに向かっていた。
「猫宮、2回戦だよ。初戦勝ったからって気を抜かないでね」
涼が軽い口調で言うと、猫宮は少し緊張した顔で頷いた。
「うん……わかってる。涼先輩と一緒なら、頑張れるよ」
「うん、私も猫宮と一緒なら負けないよ。一緒に勝とう!」
涼の笑顔に、猫宮も小さく笑った。初戦の勝利が、彼女に新たな勇気を与えていた。
92それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 13:49:57.26ID:YAtSMp0Z0
2回戦の相手は、県中部の強豪、藤沢中学。ダブルスのペアは、3年生の石川と2年生の松本のコンビだった。顧問が試合前に部員たちを集め、相手の特徴を伝えた。
「藤沢は県大会で上位に食い込むチームだ。石川はコントロールが抜群で、松本は持久力が武器。ラリーが長くなるぞ。お前ら、冷静に自分のテニスをやれ。猫宮と涼、初戦の感覚を活かせ」
「はい!」
猫宮と涼が声を揃えると、顧問は鋭い目で頷いた。氷華がコート脇でラケットを手に持ち、他の部員たちが応援席に陣取った。観客席からの声援が響き、コートの空気が一段と熱くなった。
試合開始の笛が鳴り、猫宮と涼がコートに立った。観客のざわめきが耳に入り、猫宮の胸が再び高鳴った。
「猫宮、私がサーブから行くよ。自分のリズムでね!」
涼の声に、猫宮は頷き、ネット際にポジションを取った。涼のサーブが放たれ、石川が正確に返す。ボールが猫宮の前に来た瞬間、彼女は冷静にボレーを放った。ボールがネットを越え、松本が素早く拾ってロブを上げてきた。涼がスマッシュを狙うが、石川が巧みに返し、ポイントを奪われた。
「ごめん、涼先輩……!」
「大丈夫、次だよ! 焦らないで!」
涼の声に、猫宮は気持ちを切り替えた。信頼が、彼女をコートに立たせていた。
93それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 13:50:17.61ID:YAtSMp0Z0
試合は序盤から厳しい展開になった。石川のコントロールショットと、松本の粘り強いラリーが猫宮と涼を圧倒した。スコアは2-4で藤沢がリード。猫宮は息を切らしながら、自分の動きに焦りを感じていた。
「初戦より全然強い……私がもっと頑張らないと」
その時、コート脇から氷華の声が響いた。
「猫宮、相手を見て動け! 冷静になれ! お前ならやれる!」
氷華の言葉に、猫宮はハッとした。冷静に。自分のリズムで。涼と一緒に戦う感覚を思い出し、深呼吸した。
次のゲーム、涼のサーブから再開。石川が返すボールが猫宮の前に来た瞬間、彼女は相手の動きを目で追った。松本がベースラインに下がるのを見て、鋭いドロップショットを放った。ボールがネット際に落ち、松本が間に合わずポイントを取った。
「ナイス、猫宮! その調子だよ!」
涼が叫び、観客席から拍手が起きた。猫宮は笑顔で頷き、次のポイントに集中した。石川のコントロールショットが飛んできた瞬間、涼が「下がって!」と指示を出し、猫宮が深く返球。涼がネット際で決め、連続ポイントを奪った。
「涼先輩と一緒なら、どんな相手でも戦える!」
猫宮の声に、涼が笑った。スコアは4-4に追いつき、試合は終盤へ。
94それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 13:50:34.04ID:YAtSMp0Z0
最終ゲーム、緊張感がコートを包んだ。涼のサーブが決まり、長いラリーが続いた。猫宮は松本の動きを読み、冷静にボールを返した。石川がコントロールショットで揺さぶってきたが、涼が素早くカバー。最後、松本の返球がネットを越えた瞬間、猫宮は前に出て、鋭いボレーを放った。ボールが石川の足元をかすめ、コートに落ちた。
「ゲームセット! 明星中、6-4!」
審判の声に、猫宮と涼は同時に歓声を上げた。抱き合って喜びを分かち合い、コート脇に駆け寄った。
「猫宮、涼、2回戦突破だよ!」
飛鳥が笑顔で迎え、氷華が静かに言った。
「よくやった。最後まで頭使えてたな、猫宮」
「ありがとうございます、氷華先輩!」
猫宮が笑うと、顧問が歩み寄ってきた。
「2回戦突破だ。猫宮、涼、県大会でも安定してきたな。だが、次はもっと強いぞ。気を抜くな」
「はい……ありがとうございます!」
猫宮は汗だくの顔で笑った。2回戦の試練を乗り越えた喜びが、彼女にさらなる自信を与えていた。
95それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 13:50:49.69ID:YAtSMp0Z0
試合後、体育館の外で部員たちが休憩していた。猫宮は水を飲みながら、涼と並んで座っていた。
「涼先輩、私、2回戦でも冷静でいられたよ。地区予選の時みたいに、仲間がいてくれたから頑張れた」
「うん、猫宮、ほんと頼もしくなったよ。私も猫宮がいてくれるから、全力で戦えた。一緒に勝てて嬉しい」
涼の言葉に、猫宮は頷いた。仲間との信頼が、試練を乗り越えさせてくれた。
その時、顧問が部員たちに話しかけた。
「次は3回戦だ。県大会はここからが正念場だ。桜乱が近づいてる。芽吹がいる。あいつらに勝つには、もっと強くなれ。お前らなら、できるはずだ」
顧問の声に、猫宮は胸を高鳴らせた。芽吹という名前が、遠くで響いていた。でも、今は仲間と一緒に勝ち進むこの瞬間が、彼女を支えていた。
96それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 13:51:01.31ID:YAtSMp0Z0
家に帰り、猫宮は姉のラケットを手に持った。弦を指で弾くと、かすかな音が響いた。
「お姉ちゃん、私、2回戦も勝ったよ。仲間と一緒なら、どんな試練でも越えられる気がする」
窓の外では、夏の夜空に星が瞬いていた。猫宮はその光を見ながら、目を閉じた。県大会2回戦を突破したこの日が、彼女の新たな試練の証だった。
97それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 13:51:25.64ID:YAtSMp0Z0
8月下旬、県大会3日目。明星中学校の女子テニス部は、県立体育館のコートで3回戦に臨んでいた。2回戦までの勝利で、部員たちの間に自信が育ちつつあったが、県大会のレベルが上がるにつれ、重圧も増していた。猫宮はラケットを手に、涼と並んでコートに向かっていた。
「猫宮、3回戦だよ。ここまで来たんだから、絶対勝とうね」
涼が笑顔で言うと、猫宮は少し緊張した顔で頷いた。
「うん……でも、相手が強くなってるって感じるよ。涼先輩と一緒なら、頑張れるよね?」
「うん、一緒なら何とかなるよ。自分のリズムで戦おう!」
涼の明るい声に、猫宮は深呼吸して笑った。2試合を勝ち抜いた経験が、彼女に小さな力を与えていた。
98それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 13:51:45.64ID:YAtSMp0Z0
3回戦の相手は、県西部の強豪、旭中学。ダブルスのペアは、3年生の佐々木と3年生の中村のコンビだった。顧問が試合前に部員たちを集め、相手の特徴を伝えた。
「旭は県大会でベスト8常連だ。佐々木はパワーとスピードの両立がすごいし、中村は戦略的なプレーが得意。簡単には勝てないぞ。お前ら、冷静に自分のテニスをやれ。猫宮と涼、信頼を形にしろ」
「はい!」
猫宮と涼が声を揃えると、顧問は鋭い目で頷いた。氷華がコート脇で静かに立ち、他の部員たちが応援席に集まった。観客席からの声援が一段と大きくなり、コートの空気が熱を帯びていた。
試合開始の笛が鳴り、猫宮と涼がコートに立った。観客のざわめきが耳に入り、猫宮の胸が激しく打った。
「猫宮、私がサーブから行くよ。落ち着いてね!」
涼の声に、猫宮は頷き、ネット際にポジションを取った。涼のサーブが放たれ、佐々木が力強く返す。ボールが猫宮の前に来た瞬間、彼女は反射的にボレーを放った。だが、佐々木のパワーに押され、ボールがコート外に飛んだ。
「ごめん、涼先輩……!」
「大丈夫、次だよ! 焦らないで!」
涼の声に、猫宮は気持ちを落ち着けた。信頼が、彼女をコートに立たせていた。
99それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:52:08.10ID:uh7hqkWcM
>あいつらに勝つには、もっと強くなれ。お前らなら、できるはずだ

糞みたいに薄っぺらいアドバイスやな
100それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 13:52:16.48ID:YAtSMp0Z0
試合は序盤から重い展開になった。佐々木の力強いショットと、中村の頭脳的なポジショニングが猫宮と涼を圧倒した。スコアは1-4で旭がリード。猫宮は息を切らしながら、自分の動きに焦りを感じていた。
「これまでより全然強い……私がもっと冷静にならないと」
その時、コート脇から氷華の声が響いた。
「猫宮、頭使え! 相手の動き見て、冷静にやれ! お前ならできる!」
氷華の言葉に、猫宮はハッとした。冷静に。自分のリズムで。涼と一緒に戦う感覚を思い出し、目を閉じて息を整えた。
次のゲーム、涼のサーブから再開。佐々木が返すボールが猫宮の前に来た瞬間、彼女は相手の動きを目で追った。中村がネット際に詰めるのを見て、鋭いドロップショットを放った。ボールがネット際に落ち、中村が間に合わずポイントを取った。
「ナイス、猫宮! その調子だよ!」
涼が叫び、観客席から拍手が起きた。猫宮は笑顔で頷き、次のポイントに集中した。佐々木の強烈なショットが飛んできた瞬間、涼が「下がって!」と指示を出し、猫宮が深く返球。涼がネット際で決め、連続ポイントを奪った。
「涼先輩と一緒なら、どんな重圧でも戦える!」
猫宮の声に、涼が笑った。スコアは3-4に詰まり、試合は中盤戦へ。
101それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 13:52:39.84ID:YAtSMp0Z0
後半、試合はさらに激化した。佐々木と中村のコンビネーションが冴え、長いラリーが続いた。猫宮は疲れを感じながらも、涼の声を頼りに動いた。
「猫宮、右!」
涼の指示に、猫宮は右に飛びついた。中村のショットを拾い、涼がロブで返す。佐々木がスマッシュを狙った瞬間、猫宮は反射的に前に出て、ボレーを放った。ボールが佐々木の足元をかすめ、コートに落ちた。
「ポイント、明星中!」
審判の声に、猫宮と涼は歓声を上げた。スコアは5-5で並び、最終ゲームへ。涼のサーブが決まり、長いラリーが続いた。猫宮は佐々木の動きを読み、冷静にボールを返した。中村が戦略的なショットで揺さぶってきたが、涼が素早くカバー。最後、佐々木の返球がネットに引っかかり、試合が決まった。
「ゲームセット! 明星中、7-5!」
審判の声に、猫宮と涼は同時に抱き合った。コート脇に駆け寄ると、飛鳥が笑顔で迎えた。
「猫宮、涼、3回戦突破だよ! すごい試合だった!」
氷華が近づいてきて、静かに言った。
「よくやった。最後まで冷静だったな、猫宮」
「ありがとうございます、氷華先輩!」
猫宮が笑うと、顧問が歩み寄ってきた。
「3回戦突破だ。猫宮、涼、県大会でも強くなってる。だが、次はもっと厳しいぞ。気を抜くな」
「はい……ありがとうございます!」
猫宮は汗と涙で顔を濡らしながら、笑った。3回戦の重圧を乗り越えた喜びが、彼女に深い自信を与えていた。
102それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 13:52:57.23ID:wethsaxyd
        ,/          }1
       ./し     _ ,.イ7_
      、,.ノ    ̄ ̄   /Zz
    |し             {二
   イ7  |  ヽ      ヘ≦z
   .j{!   レ  ┼┐ヽ     /
   N      ノ J      /
  弋Z7       /      N
   /.        んヘ_ノ   _ヘ
  ./, z=≠  ,ヘ  ,、    、(
./´   }rヘV ∨  `\⌒
             |
103それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:53:03.86ID:YAtSMp0Z0
試合後、体育館の外で部員たちが休憩していた。猫宮は水を飲みながら、涼と並んで座っていた。
「涼先輩、私、3回戦でも冷静でいられたよ。重かったけど、仲間がいてくれたから頑張れた」
「うん、猫宮、ほんと頼もしくなったよ。私も猫宮がいてくれるから、全力で戦えた。一緒に勝てて嬉しい」
涼の言葉に、猫宮は頷いた。仲間との信頼が、重圧を乗り越えさせてくれた。
その時、顧問が部員たちに話しかけた。
「次は準々決勝だ。県大会はここからが正念場だ。桜乱が近づいてる。芽吹がいる。あいつらに勝つには、もっと強くなれ。お前らなら、できるはずだ」
顧問の声に、猫宮は胸を高鳴らせた。芽吹という名前が、遠くで響いていた。でも、今は仲間と一緒に勝ち進むこの瞬間が、彼女を支えていた。
104それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 13:53:18.55ID:YAtSMp0Z0
家に帰り、猫宮は姉のラケットを手に持った。弦を指で弾くと、かすかな音が響いた。
「お姉ちゃん、私、3回戦も勝ったよ。仲間と一緒なら、どんな重圧でも越えられる気がする」
窓の外では、夏の夜空に星が瞬いていた。猫宮はその光を見ながら、目を閉じた。県大会3回戦を突破したこの日が、彼女の新たな一歩だった。
105それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 13:53:34.46ID:YAtSMp0Z0
8月下旬、県大会4日目。明星中学校の女子テニス部は、県立体育館のメインコートで準々決勝を迎えていた。3回戦までの勝利で、部員たちの間に強い自信が育っていたが、県大会の頂点に近づくにつれ、相手のレベルも一段と上がっていた。猫宮はラケットを手に、涼と並んでコートに向かっていた。
「猫宮、準々決勝だよ。ここまで来たんだから、絶対勝とうね」
涼が笑顔で言うと、猫宮は少し緊張した顔で頷いた。
「うん……でも、だんだん怖くなってくるよ。涼先輩と一緒なら、頑張れるよね?」
「うん、一緒なら何とかなるよ。地区予選も県大会も、私たち一緒だったでしょ。今日も自分のリズムでやろう!」
涼の明るい声に、猫宮は深呼吸して笑った。3試合を勝ち抜いた経験が、彼女に小さな覚悟を与えていた。
106それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:53:51.76ID:YAtSMp0Z0
準々決勝の相手は、県北部を代表する強豪、星野中学。ダブルスのペアは、3年生の田中と3年生の高木のコンビだった。顧問が試合前に部員たちを集め、相手の特徴を伝えた。
「星野は県大会でベスト4を狙うチームだ。田中はスピードと正確さが揃ってるし、高木はパワーで押してくる。簡単には勝てないぞ。お前ら、冷静に自分のテニスをやれ。猫宮と涼、ここまで来た信頼を活かせ」
「はい!」
猫宮と涼が声を揃えると、顧問は鋭い目で頷いた。氷華がコート脇で静かに立ち、他の部員たちが応援席に集まった。観客席からの声援が一段と大きくなり、コートの空気が熱気を帯びていた。
試合開始の笛が鳴り、猫宮と涼がコートに立った。観客のざわめきが耳に入り、猫宮の胸が激しく打った。
「猫宮、私がサーブから行くよ。落ち着いてね!」
涼の声に、猫宮は頷き、ネット際にポジションを取った。涼のサーブが鋭く放たれ、田中が素早く返す。ボールが猫宮の前に来た瞬間、彼女は反射的にボレーを放った。だが、高木が力強く打ち返し、ボールがコート外に飛んだ。
「ごめん、涼先輩……!」
「大丈夫、次だよ! 焦らないで!」
涼の声に、猫宮は気持ちを落ち着けた。信頼が、彼女をコートに立たせていた。
107それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 13:54:06.66ID:YAtSMp0Z0
試合は序盤から厳しい展開になった。田中のスピードと正確なショット、高木のパワフルな攻撃が猫宮と涼を圧倒した。スコアは2-4で星野がリード。猫宮は息を切らしながら、自分の動きに焦りを感じていた。
「これまでよりずっと強い……私がもっと冷静にならないと」
その時、コート脇から氷華の声が響いた。
「猫宮、相手を見て動け! 冷静になれ! お前ならやれる!」
氷華の言葉に、猫宮はハッとした。冷静に。自分のリズムで。涼と一緒に戦う感覚を思い出し、目を閉じて息を整えた。
次のゲーム、涼のサーブから再開。田中が返すボールが猫宮の前に来た瞬間、彼女は相手の動きを目で追った。高木がネット際に詰めるのを見て、鋭いドロップショットを放った。ボールがネット際に落ち、高木が間に合わずポイントを取った。
「ナイス、猫宮! その調子だよ!」
涼が叫び、観客席から拍手が起きた。猫宮は笑顔で頷き、次のポイントに集中した。高木の強烈なショットが飛んできた瞬間、涼が「下がって!」と指示を出し、猫宮が深く返球。涼がネット際で決め、連続ポイントを奪った。
「涼先輩と一緒なら、どんな相手でも戦える!」
猫宮の声に、涼が笑った。スコアは4-4に追いつき、試合は終盤へ。
108それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 13:54:21.58ID:YAtSMp0Z0
最終ゲーム、緊張感がコートを包んだ。涼のサーブが決まり、長いラリーが続いた。猫宮は田中の動きを読み、冷静にボールを返した。高木がパワーショットで押してきたが、涼が素早くカバー。最後、田中の返球がネットを越えた瞬間、猫宮は前に出て、鋭いボレーを放った。ボールが高木の足元をかすめ、コートに落ちた。
「ゲームセット! 明星中、6-4!」
審判の声に、猫宮と涼は同時に歓声を上げた。抱き合って喜びを分かち合い、コート脇に駆け寄った。
「猫宮、涼、準々決勝突破だよ! すごい試合だった!」
飛鳥が笑顔で迎え、氷華が静かに言った。
「よくやった。最後まで諦めなかったな、猫宮」
「ありがとうございます、氷華先輩!」
猫宮が笑うと、顧問が歩み寄ってきた。
「準々決勝突破だ。猫宮、涼、県大会でも安定してる。だが、次は準決勝だ。もっと強い相手が待ってる。覚悟しろ」
「はい……ありがとうございます!」
猫宮は汗と涙で顔を濡らしながら、笑った。準々決勝の覚悟が、彼女に深い自信を与えていた。
109それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 13:54:40.28ID:YAtSMp0Z0
試合後、体育館の外で部員たちが休憩していた。猫宮は水を飲みながら、涼と並んで座っていた。
「涼先輩、私、準々決勝でも冷静でいられたよ。強かったけど、仲間がいてくれたから覚悟が持てた」
「うん、猫宮、ほんと強くなったよ。私も猫宮がいてくれるから、全力で戦えた。一緒に勝てて嬉しい」
涼の言葉に、猫宮は頷いた。仲間との信頼が、大きな壁を越えさせてくれた。
その時、顧問が部員たちに話しかけた。
「次は準決勝だ。県大会はここからが正念場だ。桜乱が近づいてる。芽吹がいる。あいつらに勝つには、もっと強くなれ。お前らなら、できるはずだ」
顧問の声に、猫宮は胸を高鳴らせた。芽吹という名前が、遠くで響いていた。でも、今は仲間と一緒に勝ち進むこの瞬間が、彼女を支えていた。
110それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 13:54:51.84ID:YAtSMp0Z0
家に帰り、猫宮は姉のラケットを手に持った。弦を指で弾くと、かすかな音が響いた。
「お姉ちゃん、私、準々決勝も勝ったよ。仲間と一緒なら、どんな覚悟でも持てる気がする」
窓の外では、夏の夜空に星が瞬いていた。猫宮はその光を見ながら、目を閉じた。県大会準々決勝を突破したこの日が、彼女の新たな覚悟の証だった。
111それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 13:55:02.68ID:K1byM+Ipd
            ,. 'ニ二ニ、ニニ =、
              l|__j|___|;|___|[__)|  ブロロロロロ
           , '-- 、 - ‐ '';;',:.:l.:l:;::l_       ;´;; ;⌒) ´゙) ;)
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       i..:.::;i====i:___;.:,jii´i:l_,j_;ji´!」;; ..;;;;(´⌒;(´⌒;;(´⌒;;(´⌒;;)
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112それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:55:06.78ID:YAtSMp0Z0
8月下旬、県大会5日目。明星中学校の女子テニス部は、県立体育館のメインコートで準決勝を迎えていた。準々決勝までの勝利で、部員たちの間に強い結束力と自信が育っていたが、県大会の頂点に近づくにつれ、相手のレベルも格段に上がっていた。猫宮はラケットを手に、涼と並んでコートに向かっていた。
「猫宮、準決勝だよ。ここまで来たんだから、絶対勝とうね」
涼が笑顔で言うと、猫宮は少し緊張した顔で頷いた。
「うん……でも、準決勝ってすごい重く感じるよ。涼先輩と一緒なら、頑張れるよね?」
「うん、一緒なら何とかなるよ。地区予選も県大会も、私たち一緒に戦ってきたでしょ。今日も自分のリズムでやろう!」
涼の明るい声に、猫宮は深呼吸して笑った。4試合を勝ち抜いた経験が、彼女に大きな覚悟を与えていた。
113それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 13:55:25.16ID:YAtSMp0Z0
準決勝の相手は、県東部の強豪、川崎中学。ダブルスのペアは、3年生の山田と3年生の鈴木のコンビだった。顧問が試合前に部員たちを集め、相手の特徴を伝えた。
「川崎は県大会で優勝を狙うチームだ。山田はスピードとパワーのバランスが抜群で、鈴木は戦略的なプレーで崩してくる。簡単には勝てないぞ。お前ら、冷静に自分のテニスをやれ。猫宮と涼、ここまで来た信頼を形にしろ」
「はい!」
猫宮と涼が声を揃えると、顧問は鋭い目で頷いた。氷華がコート脇で静かに立ち、他の部員たちが応援席に集まった。観客席からの声援が一段と大きくなり、コートの空気が熱気を帯びていた。
試合開始の笛が鳴り、猫宮と涼がコートに立った。観客のざわめきが耳に入り、猫宮の胸が激しく打った。
「猫宮、私がサーブから行くよ。落ち着いてね!」
涼の声に、猫宮は頷き、ネット際にポジションを取った。涼のサーブが鋭く放たれ、山田が素早く返す。ボールが猫宮の前に来た瞬間、彼女は反射的にボレーを放った。だが、鈴木が巧みに返し、山田がパワーショットで決め、ポイントを奪われた。
「ごめん、涼先輩……!」
「大丈夫、次だよ! 焦らないで!」
涼の声に、猫宮は気持ちを落ち着けた。信頼が、彼女をコートに立たせていた。
114それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:55:46.16ID:YAtSMp0Z0
試合は序盤から激しい展開になった。山田のスピードとパワーの融合、鈴木の戦略的なショットが猫宮と涼を圧倒した。スコアは2-4で川崎がリード。猫宮は息を切らしながら、自分の動きに焦りを感じていた。
「準決勝ってこんなに強いんだ……私がもっと頑張らないと」
その時、コート脇から氷華の声が響いた。
「猫宮、相手を見て動け! 冷静になれ! お前ならやれる!」
氷華の言葉に、猫宮はハッとした。冷静に。自分のリズムで。涼と一緒に戦う感覚を思い出し、目を閉じて息を整えた。
次のゲーム、涼のサーブから再開。山田が返すボールが猫宮の前に来た瞬間、彼女は相手の動きを目で追った。鈴木がネット際に詰めるのを見て、鋭いドロップショットを放った。ボールがネット際に落ち、鈴木が間に合わずポイントを取った。
「ナイス、猫宮! その調子だよ!」
涼が叫び、観客席から大きな拍手が起きた。猫宮は笑顔で頷き、次のポイントに集中した。山田のパワーショットが飛んできた瞬間、涼が「下がって!」と指示を出し、猫宮が深く返球。涼がネット際で決め、連続ポイントを奪った。
「涼先輩と一緒なら、どんな頂でも戦える!」
猫宮の声に、涼が笑った。スコアは4-4に追いつき、試合は終盤へ。
115それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:55:58.12ID:YAtSMp0Z0
最終ゲーム、緊張感がコートを包んだ。涼のサーブが決まり、長いラリーが続いた。猫宮は山田の動きを読み、冷静にボールを返した。鈴木が戦略的なショットで揺さぶってきたが、涼が素早くカバー。最後、山田の強烈なショットが飛んできた瞬間、猫宮は前に出て、鋭いボレーを放った。ボールが山田の足元をかすめ、コートに落ちた。
「ゲームセット! 明星中、6-4!」
審判の声に、猫宮と涼は同時に歓声を上げた。抱き合って喜びを分かち合い、コート脇に駆け寄った。
「猫宮、涼、準決勝突破だよ! すごい試合だった!」
飛鳥が笑顔で迎え、氷華が静かに言った。
「よくやった。最後まで頭使えてたな、猫宮」
「ありがとうございます、氷華先輩!」
猫宮が笑うと、顧問が歩み寄ってきた。
「準決勝突破だ。猫宮、涼、県大会でも最高の試合だった。だが、次は決勝だ。桜乱が近づいてる。覚悟しろ」
「はい……ありがとうございます!」
猫宮は汗と涙で顔を濡らしながら、笑った。準決勝の頂を越えた喜びが、彼女に深い自信と覚悟を与えていた。
116それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:56:16.85ID:YAtSMp0Z0
試合後、体育館の外で部員たちが休憩していた。猫宮は水を飲みながら、涼と並んで座っていた。
「涼先輩、私、準決勝でも冷静でいられたよ。強かったけど、仲間がいてくれたから頂に立てた」
「うん、猫宮、ほんと頼もしくなったよ。私も猫宮がいてくれるから、全力で戦えた。一緒に勝てて嬉しい」
涼の言葉に、猫宮は頷いた。仲間との信頼が、大きな頂を越えさせてくれた。
その時、顧問が部員たちに話しかけた。
「次は決勝だ。県大会の頂点だ。桜乱がいる。芽吹がいる。あいつらに勝つには、もっと強くなれ。お前らなら、できるはずだ」
顧問の声に、猫宮は胸を高鳴らせた。芽吹という名前が、少しずつ近づいてきていた。でも、今は仲間と一緒に勝ち進むこの瞬間が、彼女を支えていた。
117それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:56:29.35ID:YAtSMp0Z0
家に帰り、猫宮は姉のラケットを手に持った。弦を指で弾くと、かすかな音が響いた。
「お姉ちゃん、私、準決勝も勝ったよ。仲間と一緒なら、どんな頂でも越えられる気がする」
窓の外では、夏の夜空に星が瞬いていた。猫宮はその光を見ながら、目を閉じた。県大会準決勝を突破したこの日が、彼女の新たな頂への一歩だった。
118それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:56:45.52ID:YAtSMp0Z0
8月下旬、県大会最終日。明星中学校の女子テニス部は、県立体育館のメインコートで決勝戦を迎えていた。準決勝までの勝利で、部員たちの間に強い結束力と自信が育ち、県大会の頂点に立つチャンスが目前に迫っていた。猫宮はラケットを手に、涼と並んでコートに向かっていた。
「猫宮、決勝だよ。ここまで来たんだから、絶対優勝しようね」
涼が笑顔で言うと、猫宮は少し緊張した顔で頷いた。
「うん……決勝ってすごい緊張するよ。でも、涼先輩と一緒なら、頑張れるよね?」
「うん、一緒なら何とかなるよ。地区予選も県大会も、私たち一緒に戦ってきたでしょ。今日も自分のリズムで、証明しよう!」
涼の明るい声に、猫宮は深呼吸して笑った。5試合を勝ち抜いた経験が、彼女に大きな決意を与えていた。
119それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:57:05.89ID:YAtSMp0Z0
決勝の相手は、県南部の強豪、豊田中学。ダブルスのペアは、3年生の渡辺と3年生の佐藤のコンビだった。顧問が試合前に部員たちを集め、相手の特徴を伝えた。
「豊田は県大会で優勝候補だ。渡辺はスピードと戦略の両立がすごいし、佐藤はパワーと正確さが武器。簡単には勝てないぞ。お前ら、ここまでやってきたすべてを出せ。猫宮と涼、信頼を証明しろ」
「はい!」
猫宮と涼が声を揃えると、顧問は鋭い目で頷いた。氷華がコート脇で静かに立ち、他の部員たちが応援席に集まった。観客席からの声援が一段と大きくなり、コートの空気が熱気を帯びていた。
試合開始の笛が鳴り、猫宮と涼がコートに立った。観客のざわめきが耳に入り、猫宮の胸が激しく打った。
「猫宮、私がサーブから行くよ。落ち着いてね!」
涼の声に、猫宮は頷き、ネット際にポジションを取った。涼のサーブが鋭く放たれ、渡辺が素早く返す。ボールが猫宮の前に来た瞬間、彼女は反射的にボレーを放った。だが、佐藤が力強く打ち返し、ポイントを奪われた。
「ごめん、涼先輩……!」
「大丈夫、次だよ! 焦らないで!」
涼の声に、猫宮は気持ちを落ち着けた。信頼が、彼女をコートに立たせていた。
120それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:57:29.17ID:YAtSMp0Z0
試合は序盤から激しい展開になった。渡辺のスピードと戦略的なショット、佐藤のパワーと正確な攻撃が猫宮と涼を圧倒した。スコアは2-4で豊田がリード。猫宮は息を切らしながら、自分の動きに焦りを感じていた。
「決勝ってこんなにすごいんだ……私がもっと頑張らないと」
その時、コート脇から氷華の声が響いた。
「猫宮、相手を見て動け! 冷静になれ! お前ならやれる!」
氷華の言葉に、猫宮はハッとした。冷静に。自分のリズムで。涼と一緒に戦う感覚を思い出し、目を閉じて息を整えた。
次のゲーム、涼のサーブから再開。渡辺が返すボールが猫宮の前に来た瞬間、彼女は相手の動きを目で追った。佐藤がネット際に詰めるのを見て、鋭いドロップショットを放った。ボールがネット際に落ち、佐藤が間に合わずポイントを取った。
「ナイス、猫宮! その調子だよ!」
涼が叫び、観客席から大きな拍手が起きた。猫宮は笑顔で頷き、次のポイントに集中した。佐藤のパワーショットが飛んできた瞬間、涼が「下がって!」と指示を出し、猫宮が深く返球。涼がネット際で決め、連続ポイントを奪った。
「涼先輩と一緒なら、どんな相手でも証明できる!」
猫宮の声に、涼が笑った。スコアは4-4に追いつき、試合は終盤へ。
121それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:57:34.44ID:0brDmUJa0
小説投稿サイトに投稿してそのURLをここに貼る形じゃダメだったのか?
122それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:57:52.35ID:YAtSMp0Z0
最終ゲーム、緊張感がコートを包んだ。涼のサーブが決まり、長いラリーが続いた。猫宮は渡辺の動きを読み、冷静にボールを返した。佐藤がパワーショットで押してきたが、涼が素早くカバー。最後、渡辺の戦略的なショットが飛んできた瞬間、猫宮は前に出て、鋭いボレーを放った。ボールが佐藤の足元をかすめ、コートに落ちた。
「ゲームセット! 明星中、6-4!」
審判の声に、猫宮と涼は同時に歓声を上げた。抱き合って喜びを分かち合い、コート脇に駆け寄った。観客席から大きな拍手と歓声が沸き起こり、部員たちが一斉に立ち上がった。
「猫宮、涼、優勝だよ! 県大会優勝!」
飛鳥が笑顔で迎え、氷華が静かに言った。
「よくやった。最後まで冷静だったな、猫宮。お前らの証明だ」
「ありがとうございます、氷華先輩!」
猫宮が笑うと、顧問が歩み寄ってきた。
「県大会優勝だ。猫宮、涼、最高の試合だった。お前らの信頼が、この結果だ。だが、次は関東だ。桜乱がいる。芽吹がいる。覚悟しろ」
「はい……ありがとうございます!」
猫宮は汗と涙で顔を濡らしながら、笑った。決勝の証明が、彼女に深い誇りと自信を与えていた。
123それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:58:13.30ID:YAtSMp0Z0
試合後、体育館の外で部員たちが優勝の喜びを分かち合っていた。猫宮は水を飲みながら、涼と並んで座っていた。
「涼先輩、私、決勝でも冷静でいられたよ。強かったけど、仲間がいてくれたから証明できた」
「うん、猫宮、ほんと強くなったよ。私も猫宮がいてくれるから、全力で戦えた。一緒に優勝できて、最高だね」
涼の言葉に、猫宮は頷いた。仲間との信頼が、県大会の頂点を掴ませてくれた。
その時、顧問が部員たちに話しかけた。
「よくやった。お前ら、県大会の頂点に立ったぞ。だが、次は関東だ。桜乱がいる。芽吹がいる。あいつらに勝つには、もっと強くなれ。お前らなら、できるはずだ」
顧問の声に、猫宮は胸を高鳴らせた。芽吹という名前が、すぐそこに近づいてきていた。でも、今は仲間と一緒に掴んだ優勝が、彼女を支えていた。
124それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:58:26.05ID:YAtSMp0Z0
家に帰り、猫宮は姉のラケットを手に持った。弦を指で弾くと、かすかな音が響いた。
「お姉ちゃん、私、県大会で優勝したよ。仲間と一緒なら、どんな証明でもできる気がする」
窓の外では、夏の夜空に星が瞬いていた。猫宮はその光を見ながら、目を閉じた。県大会決勝を制したこの日が、彼女の新たな証明の始まりだった。
125それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:58:54.09ID:YAtSMp0Z0
8月末、夏休みの終わりが近づいていた。明星中学校の女子テニス部は、県大会優勝の喜びを胸に、関東大会に向けて準備を始めていた。この日は練習が休みで、猫宮は家で静かに過ごしていた。部屋の窓から見える夏空はまだ青く、遠くで蝉の声が響いていた。
猫宮はベッドに座り、姉のラケットを手に持っていた。弦を指で弾くと、かすかな音が部屋に響いた。県大会での試合が頭をよぎる。初戦の緊張、準決勝の頂、決勝の証明。涼との信頼、氷華の言葉、顧問の指導。すべてが、彼女をここまで連れてきてくれた。
「お姉ちゃん、私、県大会で優勝したよ。仲間と一緒なら、こんなすごいこともできるんだね」
その時、スマホが鳴った。画面を見ると、涼からのメッセージだった。
「猫宮、明日みんなで集まるよ! 優勝のお祝いと、関東の作戦会議しよう! 来てね!」
猫宮は笑顔で返信を打ち、立ち上がった。次の舞台が、すでに彼女の胸を熱くしていた。
126それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:59:05.58ID:uh7hqkWcM
夏の夜空に星が瞬いていた。猫宮はその光を見ながら、目を閉じた。
127それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:59:14.05ID:YAtSMp0Z0
翌日、部員たちは学校のテニスコートに集まった。夏の陽射しが和らぎ、コートに涼しい風が吹いていた。涼が楽しそうにジュースを配り、飛鳥が笑いながらお菓子を並べていた。氷華はコートの端に立ち、静かにみんなを見ていた。
「猫宮、来た! ほら、これ飲んで!」
涼が缶ジュースを渡してくると、猫宮は笑って受け取った。
「ありがとう、涼先輩。県大会優勝、まだ夢みたいだよ」
「うん、私もだよ。猫宮と一緒に勝てて、ほんと嬉しい。次は関東だね!」
涼の言葉に、猫宮は胸が温かくなった。仲間と過ごす時間が、彼女に力を与えていた。
その時、飛鳥が近づいてきて、笑いながら言った。
「猫宮、決勝の最後、あのボレーすごかったよ。涼と息ピッタリだったね。関東でも頼もしいよ」
「え、ありがとうございます……飛鳥先輩にもたくさん応援してもらいました」
「いいって、私も楽しかったし。関東はもっと強い相手がいるよ。みんなで頑張ろう!」
飛鳥の明るい声に、猫宮は頷いた。チーム全体が、次の目標に向かっていた。
128それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:59:32.87ID:YAtSMp0Z0
少し遅れて、顧問と氷華が一緒にやってきた。顧問はラケットを手に持っており、珍しく穏やかな表情だった。
「お前ら、県大会優勝おめでとう。だが、ここで終わりじゃない。関東大会は来週だ。準備を始めろ」
部員たちが静かに頷くと、顧問は続けた。
「関東はルールが少し違う。団体戦でダブルス2試合とシングルス3試合だ。お前ら、ポジションを考えろ。特に猫宮、涼、ダブルスでここまで来たが、シングルスも視野に入れろ。芽吹みたいな怪物と戦うなら、一人でも立てる力が必要だ」
顧問の言葉に、猫宮は驚いて目を丸くした。シングルス。自分一人で戦うイメージが、まだ湧かなかった。
「顧問、私、シングルスなんて……」
「できるよ、お前なら。ダブルスで培った冷静さと信頼を、シングルスでも活かせる。考えておけ」
顧問の声に、猫宮は小さく頷いた。氷華が近づいてきて、静かに言った。
「芽吹はシングルスで私と戦うだろう。だが、桜乱はチーム全体が強い。お前がシングルスで出るなら、頼りにしてるぞ、猫宮」
「氷華先輩……私、頑張ります。関東で一緒に勝ちたいです」
氷華が小さく笑うと、チーム全体が新たな決意で結ばれた。
129それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 13:59:49.40ID:YAtSMp0Z0
その夜、猫宮は部屋でラケットを手に持ったまま、涼からもらった芽吹の動画を見ていた。彼女の鋭いショット、コートを支配する動き、冷たい目。すべてが圧倒的だった。
「この人が、氷華先輩のライバルなんだ……シングルスで戦うなんて、できるかな」
猫宮はスマホを置き、目を閉じた。芽吹という存在が、すぐそこに迫ってきていた。でも、仲間と一緒に戦ってきた経験が、彼女に「やってみたい」という思いを灯していた。
「お姉ちゃん、私、関東に行くよ。仲間と一緒なら、もっと遠くまで行ける。自分で立ってみせるよ」
窓の外では、夏の夜風がカーテンを揺らしていた。猫宮はその音を聞きながら、ラケットを抱きしめた。関東への道が、彼女の新たな一歩だった。
130それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:00:02.94ID:YAtSMp0Z0
翌日、テニスコートでの練習が再開した。顧問が部員たちを集め、関東大会に向けた計画を伝えた。
「関東まであと1週間だ。ダブルスとシングルス、両方の準備をしろ。お前ら、県大会の頂点に立ったんだ。次は関東だ。桜乱がいる。芽吹がいる。あいつらに勝つには、もっと強くなれ。お前らなら、できるはずだ」
顧問の声に、猫宮は胸を高鳴らせた。芽吹という名前が、頭の中で響いた。でも、今は仲間と一緒にいるこの時間が、彼女を支えていた。
練習が始まり、猫宮は涼とダブルスのラリーを続けた。ボールを打つたび、仲間との信頼が聞こえた。そして、顧問の指示で初めてシングルスの練習にも挑戦した。
「涼先輩、私、シングルスも頑張ってみるよ。関東で芽吹に近づきたい」
「うん、猫宮ならやれるよ。私、ずっと応援してるから。一緒に関東、勝とうね!」
涼の笑顔に、猫宮も笑った。関東への道が、彼女を待っていた。
131それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:00:18.80ID:YAtSMp0Z0
9月初旬、夏休みが終わり、新学期が始まったばかりの時期。明星中学校の女子テニス部は、関東大会の会場である関東総合体育館に到着していた。県大会とは比べものにならない規模のコートと観客席が広がり、全国レベルの緊張感が空気を支配していた。猫宮はラケットを手に、涼と並んで初戦のコートに向かっていた。
「猫宮、関東大会だよ。県大会よりすごい雰囲気だね」
涼が少し緊張した笑顔で言うと、猫宮も小さく頷いた。
「うん……人が多くてドキドキする。でも、涼先輩と一緒なら、頑張れるよね?」
「うん、一緒なら何とかなるよ。県大会も勝ったんだから、関東でもやれるよ。自分のリズムでいこう!」
涼の明るい声に、猫宮は深呼吸して笑った。県大会優勝の経験が、彼女に新たな勇気を与えていた。
132それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:00:30.43ID:lwTdRHpi0
姉貴場面はちょっともうふざけてるやろ
毎分セーブしてるようなもんやわ
133それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:00:37.34ID:YAtSMp0Z0
関東大会初戦の相手は、千葉県代表の柏中学。団体戦の形式は、ダブルス2試合とシングルス3試合。顧問が試合前に部員たちを集め、ルールと相手の特徴を伝えた。
「関東は団体戦だ。ダブルス2試合、シングルス3試合で勝敗が決まる。柏はバランスのいいチームだ。ダブルスはスピードと連携が得意なペアが多い。猫宮と涼、ダブルス1で出てくれ。県大会の感覚を活かせ。シングルスも準備しろよ」
「はい!」
猫宮と涼が声を揃えると、顧問は鋭い目で頷いた。氷華がコート脇でラケットを手に持ち、他の部員たちが応援席に集まった。観客席からの声援が響き、コートの空気が熱気を帯びていた。
試合開始の笛が鳴り、ダブルス1として猫宮と涼がコートに立った。相手は柏の3年生ペア、斉藤と藤井だった。観客のざわめきが耳に入り、猫宮の胸が激しく打った。
「猫宮、私がサーブから行くよ。落ち着いてね!」
涼の声に、猫宮は頷き、ネット際にポジションを取った。涼のサーブが鋭く放たれ、斉藤が素早く返す。ボールが猫宮の前に来た瞬間、彼女は反射的にボレーを放った。だが、藤井が連携よく拾い、斉藤がスマッシュで決め、ポイントを奪われた。
「ごめん、涼先輩……!」
「大丈夫、次だよ! 焦らないで!」
涼の声に、猫宮は気持ちを落ち着けた。県大会と同じように、信頼が彼女を支えていた。
134それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:00:52.27ID:YAtSMp0Z0
試合は序盤から激しい展開になった。斉藤と藤井のスピードと連携が猫宮と涼を圧倒した。スコアは2-3で柏がリード。猫宮は息を切らしながら、自分の動きに焦りを感じていた。
「関東ってこんなにすごいんだ……私がもっと頑張らないと」
その時、コート脇から氷華の声が響いた。
「猫宮、相手を見て動け! 冷静になれ! お前ならやれる!」
氷華の言葉に、猫宮はハッとした。冷静に。自分のリズムで。涼と一緒に戦う感覚を思い出し、深呼吸した。
次のゲーム、涼のサーブから再開。斉藤が返すボールが猫宮の前に来た瞬間、彼女は相手の動きを目で追った。藤井がネット際に詰めるのを見て、鋭いドロップショットを放った。ボールがネット際に落ち、藤井が間に合わずポイントを取った。
「ナイス、猫宮! その調子だよ!」
涼が叫び、観客席から拍手が起きた。猫宮は笑顔で頷き、次のポイントに集中した。斉藤の速いショットが飛んできた瞬間、涼が「下がって!」と指示を出し、猫宮が深く返球。涼がネット際で決め、連続ポイントを奪った。
「涼先輩と一緒なら、関東でも戦える!」
猫宮の声に、涼が笑った。スコアは4-3で明星が逆転し、試合は終盤へ。
135それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:01:09.95ID:YAtSMp0Z0
最終ゲーム、緊張感がコートを包んだ。涼のサーブが決まり、長いラリーが続いた。猫宮は斉藤の動きを読み、冷静にボールを返した。藤井が連携で揺さぶってきたが、涼が素早くカバー。最後、斉藤の返球がネットに引っかかり、試合が決まった。
「ゲームセット! 明星中、6-4!」
審判の声に、猫宮と涼は同時に歓声を上げた。抱き合って喜びを分かち合い、コート脇に駆け寄った。
「猫宮、涼、ダブルス1勝ったよ! いいスタートだ!」
飛鳥が笑顔で迎え、氷華が静かに言った。
「よくやった。最後まで冷静だったな、猫宮」
「ありがとうございます、氷華先輩!」
猫宮が笑うと、顧問が歩み寄ってきた。
「ダブルス1突破だ。猫宮、涼、関東でもやれるな。だが、団体戦はまだ続く。シングルスもある。準備しろよ」
「はい……ありがとうございます!」
猫宮は汗だくの顔で笑った。関東初戦の勝利が、彼女に新たな自信を与えていた。
136それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:01:25.06ID:YAtSMp0Z0
試合後、団体戦の結果を確認するため、部員たちが集まった。ダブルス2は飛鳥と美咲が6-3で勝利。シングルス1で氷華が圧倒的な強さで6-1で勝ち、団体戦は明星が3-0で初戦を制した。体育館の外で休憩中、猫宮は涼と並んで座っていた。
「涼先輩、私、関東でも冷静でいられたよ。県大会みたいに、仲間がいてくれたから頑張れた」
「うん、猫宮、ほんと頼もしくなったよ。私も猫宮がいてくれるから、全力で戦えた。一緒に勝てて嬉しい」
涼の言葉に、猫宮は頷いた。仲間との信頼が、関東の幕開けを勝利で飾ってくれた。
その時、顧問が部員たちに話しかけた。
「初戦突破だ。だが、次は2回戦だ。関東はここからが正念場だ。桜乱がいる。芽吹がいる。あいつらに近づいてるぞ。お前ら、もっと強くなれ。猫宮、シングルスの準備も進めろ。お前ならやれる」
顧問の声に、猫宮は胸を高鳴らせた。芽吹という名前が、少しずつ近づいてきていた。シングルスへの挑戦が、彼女の頭に浮かんでいた。でも、今は仲間と一緒に勝ち進むこの瞬間が、彼女を支えていた。
137それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:01:35.22ID:YAtSMp0Z0
家に帰り、猫宮は姉のラケットを手に持った。弦を指で弾くと、かすかな音が響いた。
「お姉ちゃん、私、関東でも勝ったよ。仲間と一緒なら、どこまででも行ける。シングルスでも、立ってみせるよ」
窓の外では、夏の終わりを感じさせる夜風がカーテンを揺らしていた。猫宮はその音を聞きながら、目を閉じた。関東大会初戦を突破したこの日が、彼女の新たな幕開けだった。
138それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:01:54.67ID:YAtSMp0Z0
9月初旬、関東大会2日目。明星中学校の女子テニス部は、関東総合体育館のコートで2回戦に臨んでいた。初戦の勝利でチームに勢いがついていたが、関東のレベルは県大会を遥かに超えており、緊張感も増していた。猫宮はラケットを手に、涼と並んでダブルス1のコートに向かっていた。
「猫宮、2回戦だよ。初戦勝ったからって気を抜かないでね」
涼が軽い口調で言うと、猫宮は少し緊張した顔で頷いた。
「うん……関東の相手、強そうだね。でも、涼先輩と一緒なら頑張れるよ」
「うん、私も猫宮と一緒なら負けないよ。一緒に勝とう!」
涼の笑顔に、猫宮も小さく笑った。初戦の勝利と県大会優勝の経験が、彼女に新たな鼓動を与えていた。
139それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:02:00.00ID:uh7hqkWcM
まさかとは思うけど全国大会編までやるつもりなの?
140それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:02:18.16ID:YAtSMp0Z0
2回戦の相手は、神奈川県代表の横浜中学。ダブルスのペアは、3年生の小田と2年生の林のコンビだった。顧問が試合前に部員たちを集め、相手の特徴を伝えた。
「横浜は関東でも上位を狙うチームだ。小田はスピードとパワーがあって、林は頭を使ったプレーが得意。県大会の決勝より厳しいぞ。お前ら、冷静に自分のテニスをやれ。猫宮と涼、ダブルス1で出てくれ。信頼を活かせ。シングルスも準備しろよ」
「はい!」
猫宮と涼が声を揃えると、顧問は鋭い目で頷いた。氷華がコート脇でラケットを手に持ち、他の部員たちが応援席に集まった。観客席からの声援が響き、コートの空気が一段と熱くなった。
試合開始の笛が鳴り、猫宮と涼がコートに立った。観客のざわめきが耳に入り、猫宮の胸が激しく打った。
「猫宮、私がサーブから行くよ。落ち着いてね!」
涼の声に、猫宮は頷き、ネット際にポジションを取った。涼のサーブが鋭く放たれ、小田が力強く返す。ボールが猫宮の前に来た瞬間、彼女は反射的にボレーを放った。だが、林が素早く拾い、小田がスマッシュで決め、ポイントを奪われた。
「ごめん、涼先輩……!」
「大丈夫、次だよ! 焦らないで!」
涼の声に、猫宮は気持ちを切り替えた。信頼が、彼女をコートに立たせていた。
141それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:02:33.71ID:YAtSMp0Z0
試合は序盤から厳しい展開になった。小田のスピードとパワーの融合、林の戦略的なショットが猫宮と涼を圧倒した。スコアは2-4で横浜がリード。猫宮は息を切らしながら、自分の動きに焦りを感じていた。
「関東の2回戦ってこんなに強いんだ……私がもっと冷静にならないと」
その時、コート脇から氷華の声が響いた。
「猫宮、相手を見て動け! 冷静になれ! お前ならやれる!」
氷華の言葉に、猫宮はハッとした。冷静に。自分のリズムで。涼と一緒に戦う感覚を思い出し、目を閉じて息を整えた。すると、胸の奥で何か熱いものが脈打つような感覚があった。それは、県大会では感じなかった、新しい鼓動だった。
次のゲーム、涼のサーブから再開。小田が返すボールが猫宮の前に来た瞬間、彼女は相手の動きを目で追った。林がネット際に詰めるのを見て、鋭いドロップショットを放った。ボールがネット際に落ち、林が間に合わずポイントを取った。
「ナイス、猫宮! その調子だよ!」
涼が叫び、観客席から拍手が起きた。猫宮は笑顔で頷き、次のポイントに集中した。小田のパワーショットが飛んできた瞬間、涼が「下がって!」と指示を出し、猫宮が深く返球。涼がネット際で決め、連続ポイントを奪った。
「涼先輩と一緒なら、どんな強さでも戦える!」
猫宮の声に、涼が笑った。スコアは4-4に追いつき、試合は終盤へ。
142それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:02:57.56ID:YAtSMp0Z0
最終ゲーム、緊張感がコートを包んだ。涼のサーブが決まり、長いラリーが続いた。猫宮は小田の動きを読み、冷静にボールを返した。林が頭脳的なショットで揺さぶってきたが、涼が素早くカバー。最後、小田の強烈なショットが飛んできた瞬間、猫宮は前に出て、鋭いボレーを放った。ボールが小田の足元をかすめ、コートに落ちた。
「ゲームセット! 明星中、6-4!」
審判の声に、猫宮と涼は同時に歓声を上げた。抱き合って喜びを分かち合い、コート脇に駆け寄った。
「猫宮、涼、2回戦も勝ったよ! すごい試合だった!」
飛鳥が笑顔で迎え、氷華が静かに言った。
「よくやった。最後まで冷静だったな、猫宮。なんか、お前、強くなってるぞ」
「ありがとうございます、氷華先輩!」
猫宮が笑うと、顧問が歩み寄ってきた。
「ダブルス1突破だ。猫宮、涼、関東でも安定してる。だが、団体戦はまだ続く。シングルスでも出る準備しろよ。お前なら、もっと上に行ける」
「はい……ありがとうございます!」
猫宮は汗だくの顔で笑った。2回戦の鼓動が、彼女に新たな可能性を感じさせていた。
143それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:03:16.98ID:YAtSMp0Z0
試合後、団体戦の結果を確認した。ダブルス2は飛鳥と美咲が6-3で勝利。シングルス1で氷華が6-2、シングルス2で飛鳥が6-4で勝ち、団体戦は明星が4-0で2回戦を突破した。体育館の外で休憩中、猫宮は涼と並んで座っていた。
「涼先輩、私、関東でも冷静でいられたよ。試合中、なんか胸が熱くなって……もっと強くなりたいって思った」
「うん、猫宮、私も感じたよ。お前、なんかすごい雰囲気出てた。一緒に勝てて嬉しいし、シングルスでも見たいな」
涼の言葉に、猫宮は頷いた。仲間との信頼が、彼女の中に眠る力を呼び覚ましつつあった。
その時、顧問が部員たちに話しかけた。
「2回戦突破だ。だが、次は3回戦だ。関東はここからが正念場だ。桜乱が近づいてる。芽吹がいる。あいつらに勝つには、もっと強くなれ。猫宮、シングルスの準備進めろ。お前なら、世界だって見えるぞ」
顧問の声に、猫宮は胸を高鳴らせた。芽吹という名前が、すぐそこに迫ってきていた。そして、「世界」という言葉が、彼女の心に響いた。まだ遠い夢。でも、仲間と一緒なら、いつか届くかもしれない。そんな希望が、彼女の鼓動を強くしていた。
144それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:03:18.53ID:/9PqsJem0
楽しかった
145それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:03:37.00ID:YAtSMp0Z0
家に帰り、猫宮は姉のラケットを手に持った。弦を指で弾くと、かすかな音が響いた。
「お姉ちゃん、私、関東でも勝ったよ。仲間と一緒なら、どこまででも行ける。シングルスで、世界を目指してみせるよ」
窓の外では、夏の終わりを感じさせる夜空に星が瞬いていた。猫宮はその光を見ながら、目を閉じた。関東大会2回戦を突破したこの日が、彼女の新たな鼓動の始まりだった。
146それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:04:06.00ID:YAtSMp0Z0
9月初旬、関東大会3日目。明星中学校の女子テニス部は、関東総合体育館のコートで3回戦に臨んでいた。2回戦までの勝利でチームに勢いがつき、部員たちの間に自信と緊張が混じり合っていた。猫宮はラケットを手に、涼と並んでダブルス1のコートに向かっていたが、今日はもう一つ、新たな挑戦が待っていた。
「猫宮、3回戦だよ。ダブルスも大事だけど、シングルスもあるからね。準備できてる?」
涼が少し真剣な口調で言うと、猫宮は少し緊張した顔で頷いた。
「うん……シングルス、ちょっと怖いけど、涼先輩と一緒にダブルスで戦ってきたから、頑張れる気がするよ」
「うん、猫宮ならやれるよ。私、シングルスでも応援してるから。一緒に勝とうね!」
涼の笑顔に、猫宮も小さく笑った。2試合の勝利と県大会優勝の経験が、彼女に新たな兆しを感じさせていた。
147それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:04:30.44ID:YAtSMp0Z0
3回戦の相手は、埼玉県代表の浦和中学。団体戦の形式は引き続きダブルス2試合とシングルス3試合。顧問が試合前に部員たちを集め、相手の特徴と役割分担を伝えた。
「浦和は関東でもベスト8を狙うチームだ。ダブルスは連携と持久力が強い。猫宮と涼、ダブルス1で出てくれ。信頼を活かせ。そして、猫宮、シングルス3でも出る。初めてだが、お前ならやれる。自分の力を試せ」
「はい!」
猫宮が声を上げると、顧問は鋭い目で頷いた。氷華がコート脇で静かに立ち、他の部員たちが応援席に集まった。観客席からの声援が響き、コートの空気が熱気を帯びていた。
まず、ダブルス1の試合開始の笛が鳴り、猫宮と涼がコートに立った。相手は浦和の3年生ペア、山口と田村だった。
「猫宮、私がサーブから行くよ。落ち着いてね!」
涼の声に、猫宮は頷き、ネット際にポジションを取った。涼のサーブが放たれ、山口が素早く返す。ボールが猫宮の前に来た瞬間、彼女は冷静にボレーを放った。田村が拾い、長めのラリーが続いたが、涼がネット際で決め、ポイントを取った。
「ナイス、涼先輩!」
「うん、猫宮もいい動きだよ! この調子で!」
試合は拮抗しつつも、猫宮と涼の連携が光り、6-4で勝利。ダブルス1を制した二人は、コート脇で部員たちに迎えられた。
「よくやった、猫宮、涼。次はお前、シングルスだぞ」
顧問の声に、猫宮は胸を高鳴らせた。
148それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:04:46.67ID:YAtSMp0Z0
シングルス3の試合が始まる前、猫宮はコートの端で深呼吸していた。相手は浦和の2年生、岡崎。顧問が肩を叩き、静かに言った。
「猫宮、シングルスは一人で立つ戦いだ。だが、ダブルスで培った冷静さと信頼を忘れるな。お前ならやれる。自分の力を信じろ」
「はい……頑張ります!」
試合開始の笛が鳴り、猫宮がコートに立った。観客のざわめきが耳に入り、心臓が激しく打った。初のシングルス。涼の声はない。でも、仲間との経験が、彼女を支えていた。
岡崎のサーブが鋭く飛んできた。猫宮は反射的に動いて返したが、岡崎が素早くネットに詰め、ボレーを決めた。スコアは0-1。
「私が自分でやらなきゃ……」
その時、コート脇から氷華の声が響いた。
「猫宮、相手を見て動け! 冷静になれ! お前ならやれる!」
氷華の言葉に、猫宮はハッとした。冷静に。自分のリズムで。胸の奥で感じたあの鼓動を思い出し、目を閉じて息を整えた。すると、何か熱いものが湧き上がる感覚があった。
次のゲーム、猫宮のサーブ。ボールを高くトスし、鋭く放つ。岡崎が返すが、猫宮は相手の動きを目で追い、ドロップショットを放った。ボールがネット際に落ち、ポイントを取った。観客席から拍手が起きた。
「やった……!」
猫宮は小さく呟き、次のポイントに集中した。岡崎の速いショットが飛んできた瞬間、彼女は素早く下がり、深く返球。その後のラリーで、猫宮は冷静に相手の隙を見極め、鋭いフォアハンドで決め、ゲームを奪った。スコアは3-3に。
試合は終盤、5-5で並んだ。最後のゲーム、猫宮のサーボが決まり、長いラリーが続いた。岡崎がネットに詰めた瞬間、猫宮はロブを上げ、相手が下がった隙にボレーを放った。ボールが岡崎の足元をかすめ、コートに落ちた。
「ゲームセット! 猫宮、6-4!」
審判の声に、猫宮は歓声を上げ、コート脇に駆け寄った。
149それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:04:56.55ID:uh7hqkWcM
夏の終わりを感じさせる夜空に星が瞬いていた。猫宮はその光を見ながら、目を閉じた。
150それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:05:01.56ID:YAtSMp0Z0
団体戦の結果、ダブルス1とシングルス3で猫宮が勝利し、ダブルス2も飛鳥と美咲が6-3で勝ち、シングルス1で氷華が6-1で圧勝。明星が4-0で3回戦を突破した。休憩中、猫宮は涼と並んで座っていた。
「涼先輩、私、シングルスでも勝ったよ。なんか、胸が熱くなって……自分で立ってる感じがした」
「うん、猫宮、すごかったよ! シングルスでも冷静だったし、なんか強さが溢れてた。私、感動したよ」
涼の言葉に、猫宮は頷いた。初めてのシングルス勝利が、彼女の中に眠る力を少しだけ呼び覚ました。
顧問が近づいてきて、静かに言った。
「3回戦突破だ。猫宮、シングルス初戦で勝ったな。お前、内に秘めたものがある。準決勝で桜乱が来る。芽吹がいる。あいつらに勝つには、その力をもっと出せ。お前なら、世界が見えるぞ」
顧問の声に、猫宮は胸を高鳴らせた。芽吹という名前が、すぐそこに迫っていた。そして、「世界」という言葉が、彼女の心に深く響いた。
151それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:05:26.56ID:YAtSMp0Z0
家に帰り、猫宮は姉のラケットを手に持った。弦を指で弾くと、かすかな音が響いた。
「お姉ちゃん、私、シングルスでも勝ったよ。仲間と一緒で、でも自分で立って……世界を目指せるかもしれない」
窓の外では、秋の気配を感じさせる夜風がカーテンを揺らしていた。猫宮はその光を見ながら、目を閉じた。関東大会3回戦を突破したこの日が、彼女の真価の兆しだった。
152それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:05:47.25ID:YAtSMp0Z0
9月初旬、関東大会4日目。明星中学校の女子テニス部は、関東総合体育館のメインコートで準々決勝に臨んでいた。3回戦までの勝利でチームの勢いは増していたが、関東の強豪が集まる中、壁は一段と高くなっていた。猫宮はラケットを手に、涼と並んでダブルス1のコートに向かい、その後シングルス3の準備も控えていた。
「猫宮、準々決勝だよ。ここまで来たんだから、目の前の試合に集中しようね」
涼が少し真剣な口調で言うと、猫宮は頷いた。
「うん……関東の準々決勝、すごい緊張する。でも、涼先輩と一緒なら、頑張れるよ」
「うん、私も猫宮と一緒なら負けないよ。一試合ずつ勝っていこう!」
涼の笑顔に、猫宮も小さく笑った。3試合の勝利とシングルスでの初戦突破が、彼女に目の前の戦いへの集中力を与えていた。
153それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:05:57.66ID:uh7hqkWcM
世界!?
154それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:05:58.48ID:lwTdRHpi0
表現の使い回しがやべー多いけどこれもギャグなん?
イッチはコメディを提供してくれてるんか?
155それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:06:10.05ID:YAtSMp0Z0
準々決勝の相手は、東京都代表の立川中学。団体戦の形式はダブルス2試合とシングルス3試合。顧問が試合前に部員たちを集め、相手の特徴と役割を伝えた。
「立川は関東ベスト4を狙うチームだ。ダブルスは連携とパワーが強い。猫宮と涼、ダブルス1で出てくれ。冷静にやれ。そして、猫宮、シングルス3も頼む。お前ならやれる。一試合ずつ集中しろ」
「はい!」
猫宮が声を上げると、顧問は鋭い目で頷いた。氷華がコート脇で静かに立ち、他の部員たちが応援席に集まった。観客席からの声援が響き、コートの空気が熱気を帯びていた。
まず、ダブルス1の試合開始の笛が鳴り、猫宮と涼がコートに立った。相手は立川の3年生ペア、佐野と中田だった。
「猫宮、私がサーブから行くよ。一点ずつ取っていこう!」
涼の声に、猫宮は頷き、ネット際にポジションを取った。涼のサーブが放たれ、佐野が力強く返す。ボールが猫宮の前に来た瞬間、彼女は冷静にボレーを放った。中田が素早く拾い、長いラリーが続いたが、涼がネット際で決め、ポイントを取った。
「ナイス、涼先輩!」
「うん、猫宮もいい動きだよ! この調子で!」
試合は拮抗しつつも、猫宮と涼の連携が冴え、6-4で勝利。ダブルス1を制した二人は、コート脇で部員たちに迎えられた。
「よくやった、猫宮、涼。次はシングルスだ。目の前に集中しろ」
顧問の声に、猫宮は頷いた。
156それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:06:35.32ID:YAtSMp0Z0
シングルス3の試合が始まる前、猫宮はコートの端で深呼吸していた。相手は立川の3年生、松井。顧問が近づき、静かに言った。
「猫宮、シングルスは一人で立つ戦いだ。だが、ダブルスで培った冷静さを忘れるな。一点ずつ集中しろ。お前ならやれる」
「はい……目の前の試合、頑張ります!」
試合開始の笛が鳴り、猫宮がコートに立った。観客のざわめきが耳に入り、心臓が激しく打った。2度目のシングルス。でも、仲間との経験が、彼女を支えていた。
松井のサーブが鋭く飛んできた。猫宮は反射的に動いて返したが、松井が素早くネットに詰め、ボレーを決めた。スコアは0-1。
「私が自分でやらなきゃ……一点ずつだ」
その時、コート脇から氷華の声が響いた。
「猫宮、相手を見て動け! 冷静になれ! お前ならやれる!」
氷華の言葉に、猫宮はハッとした。冷静に。自分のリズムで。胸の奥で感じたあの鼓動を思い出し、息を整えた。
次のゲーム、猫宮のサーブ。ボールを高くトスし、鋭く放つ。松井が返すが、猫宮は相手の動きを目で追い、ドロップショットを放った。ボールがネット際に落ち、ポイントを取った。観客席から拍手が起きた。
「やった……!」
猫宮は小さく呟き、次のポイントに集中した。松井のパワーショットが飛んできた瞬間、彼女は素早く下がり、深く返球。その後のラリーで、猫宮は冷静に相手の隙を見極め、鋭いフォアハンドで決め、ゲームを奪った。スコアは3-3に。
試合は終盤、5-5で並んだ。最後のゲーム、猫宮のサーボが決まり、長いラリーが続いた。松井がネットに詰めた瞬間、猫宮はロブを上げ、相手が下がった隙にボレーを放った。ボールが松井の足元をかすめ、コートに落ちた。
「ゲームセット! 猫宮、6-4!」
審判の声に、猫宮は歓を上げ、コート脇に駆け寄った。
157それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:06:53.11ID:YAtSMp0Z0
団体戦の結果、ダブルス1とシングルス3で猫宮が勝利し、ダブルス2も飛鳥と美咲が6-3で勝ち、シングルス1で氷華が6-1で圧勝。明星が4-0で準々決勝を突破した。休憩中、猫宮は涼と並んで座っていた。
「涼先輩、私、シングルスでもまた勝ったよ。一点ずつ集中してたら、なんか冷静になれた」
「うん、猫宮、すごかったよ! シングルスでも強さが光ってた。私、猫宮ならもっとすごいところまで行けるって思うよ」
涼の言葉に、猫宮は頷いた。シングルスでの勝利が、彼女に目の前の試合への自信を深めていた。
顧問が近づいてきて、静かに言った。
「準々決勝突破だ。猫宮、シングルスでまた勝ったな。お前、冷静さが武器になってる。次は準決勝だ。桜乱が来る。芽吹がいる。一試合ずつ集中しろ。お前なら、どこまででも行ける」
顧問の声に、猫宮は胸を高鳴らせた。芽吹という名前が、すぐそこに迫っていた。でも、今は目の前の試合に勝ち続けることが、彼女の全てだった。
158それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:07:06.47ID:YAtSMp0Z0
家に帰り、猫宮は姉のラケットを手に持った。弦を指で弾くと、かすかな音が響いた。
「お姉ちゃん、私、準々決勝も勝ったよ。仲間と一緒で、一試合ずつ頑張ってる。目の前を越えていきたい」
窓の外では、秋の気配を感じさせる夜風がカーテンを揺らしていた。猫宮はその音を聞きながら、目を閉じた。関東大会準々決勝を突破したこの日が、彼女の新たな壁への一歩だった。
159それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:07:33.72ID:YAtSMp0Z0
9月初旬、関東大会5日目が目前
に迫っていた。明星中学校の女子テニス部は、準々決勝を突破し、関東総合体育館での準決勝に向けて最終調整に入っていた。チームの士気は高く、猫宮はラケットを手に、練習コートで汗を流していた。この日はダブルスとシングルスの両方の準備を進め、芽吹との対決が近づく中、目の前の戦いに集中していた。
「猫宮、準決勝が明日だよ。桜乱と芽吹が来るって、ちょっと緊張するね」
涼がボールを手に持って言うと、猫宮は少し真剣な顔で頷いた。
「うん……芽吹ってすごいんだよね。でも、今は目の前の試合に集中したい。涼先輩と一緒に頑張るよ」
「うん、そうだね。一試合ずつだよ。私、猫宮と一緒ならどんな相手でも戦えるよ!」
涼の笑顔に、猫宮も小さく笑った。準々決勝までの勝利が、彼女に目の前の戦いへの決意を与えていた。
160それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:07:48.63ID:YAtSMp0Z0
練習中、顧問が部員たちを集めた。秋の陽射しがコートを照らし、風が汗を冷やしていた。
「準決勝は明日だ。相手は桜乱。あの芽吹がいる。団体戦はダブルス2試合、シングルス3試合だ。猫宮と涼、ダブルス1で出てくれ。そして、猫宮、シングルス3も頼む。お前ならやれる。桜乱は強いが、一試合ずつ集中しろ」
「はい !」
猫宮が声を上げると、顧問は続けた。
「桜乱のダブルスは攻撃的なスタイルだ。芽吹はシングルスで出てくる可能性が高い。氷華、シングルス1で備えろ。猫宮、ダブルスとシングルスで桜乱の壁を越える準備をしろ。一点ずつ戦え」
顧問の声に、氷華が静かに頷き、猫宮も深呼吸した。芽吹の名前が響くたび、胸が少し震えたが、今は目の前の試合に全力を注ぐだけだった。
161それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:08:04.10ID:YAtSMp0Z0
練習の最後、猫宮と涼はダブルスの模擬試合を行った。相手は飛鳥と美咲のペア。今回はいつもと違い、飛鳥がネット際で積極的に攻め、美咲がベースラインから深いショットを繰り出す戦略を取ってきた。
「猫宮、私がサーブだよ。飛鳥が前に出るから、気をつけて!」
涼のサーブが飛ぶと、飛鳥が即座にネットに詰め、ボレーを放ってきた。猫宮は反射的に下がり、深いロブで返す。美咲がバックハンドで鋭く返し、涼がネット際でカットしたが、飛鳥が再びボレーで決めた。
「ごめん、涼先輩……飛鳥先輩、速いね」
「うん、でも大丈夫だよ。次は私がカバーするから、猫宮はタイミング見て前に出てみて!」
次のポイント、涼のサーブが飛ぶ。美咲が深く返すが、猫宮は飛鳥の動きを予測し、一歩前に出て鋭いドライブボレーを放った。ボールが飛鳥の横を抜け、コートに突き刺さった。
「ナイス、猫宮! その感じだよ!」
涼が笑うと、猫宮も 笑顔で頷いた。試合は6-5で負けたが、新しい攻撃パターンを試す中で、猫宮は自分のタイミング感覚が冴えてくるのを感じていた。
162それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:08:20.16ID:YAtSMp0Z0
その後、シングルスの練習に移った。相手は氷華。猫宮は初めてのシングルス対決に緊張しながらも、コートに立った。
「猫宮、来い。一点ずつだ」
氷華のサーブが鋭く飛んできた。猫宮は素早く反応し、バックハンドで返すが、氷華が即座に角度のあるフォアハンドでコーナーを突き、ポイントを取った。
「氷華先輩、すごい……!」
「集中しろ、猫宮。相手の動きを読め」
次のゲーム、猫宮のサーブ。彼女は深く息を吸い、ボールを高くトスして放つ。氷華が返すが、猫宮は相手のポジションを見極め、ベースラインぎりぎりにロングショットを打ち込んだ。氷華が追いつくも、返球が浅くなり、猫宮がネットに詰めてボレーを決めた。
「やった……!」
「悪くないぞ、猫宮。もっと攻めろ」
氷華の言葉に、猫宮は頷いた。試合は6-2で負けたが、氷華の動きを読み、攻めに転じる瞬間が増えていた。彼女の中に、何かが芽生えつつある兆しを感じた。
163それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:08:44.99ID:YAtSMp0Z0
練習後、部員たちがコート脇で休憩していた。猫宮は水を飲みながら、涼と並んで座っていた。
「涼先輩、今日の練習、飛鳥先輩たちの動きが速くてびっくりしたよ。でも、シングルスで氷華先輩とやった時、なんか自分で攻められる気がした」
「うん、猫宮、シングルスでも強くなってるよ。氷華先輩相手にポイント取るなんてすごい。私、準決勝でも猫宮に頼っちゃうな」
涼の言葉に、猫宮は笑った。目の前の試合に集中する中で、彼女の内に秘めた力が少しずつ形になりつつあった。
顧問が近づいてきて、静かに言った。
「明日はいよいよ準決勝だ。桜乱が来る。芽吹がいる。お前ら、一試合ずつ集中しろ。猫宮、ダブルスもシングルスも、お前が鍵だ。一点ずつ戦え」
顧問の声に、猫宮は胸を高鳴らせた。芽吹という名前が、すぐそこに迫っていた。でも、今は準決勝を勝ち抜くことだけが、彼女の頭を占めていた。
164それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:08:56.31ID:YAtSMp0Z0
家に帰り、猫宮は姉のラケットを手に持った。弦を指で弾くと、かすかな音が響いた。
「お姉ちゃん、私、準決勝が明日だよ。仲間と一緒に、目の前の試合を頑張る。桜乱に勝ちたい」
窓の外では、秋の夜風がカーテンを揺らしていた。猫宮はその音を聞きながら、目を閉じた。関東大会準決勝を目前に控えたこの日が、彼女の新たな備えの日だった。
165それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:09:20.84ID:YAtSMp0Z0
9月初旬、関東大会5日目。明星中学校の女子テニス部は、関東総合体育館のメインコートで準決勝を迎えていた。相手は桜乱中学、日本ジュニアの頂点に君臨する芽吹を擁する強豪。団体戦の形式で、シングルス1(S1)が勝敗の鍵を握り、猫宮はその大役を担うことになっていた。試合前日の夜、彼女は部屋で姉のラケットを手に持っていた。弦を指で弾くと、かすかな音が響いた。
「お姉ちゃん、私、明日芽吹先輩と戦うよ。ずっと憧れてた人。でも、目の前の試合に集中しないと……」
芽吹への憧れは、猫宮がテニスを続ける原動力だった。ジュニア大会の動画で見た芽吹の鋭いショットと圧倒的な存在感に、心を奪われた。あの強さが、猫宮に「プロになりたい」という夢を抱かせたのだ。
166それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:09:37.86ID:YAtSMp0Z0
試合当日、チームは会場に到着した。コートに立つ前、猫宮はラケットを手に、涼と並んで準備をしていた。
「猫宮、準決勝だよ。芽吹とS1で戦うって決まったんだね。すごい緊張するけど、私、ずっと応援してるから!」
涼が少し震える声で言うと、猫宮は深呼吸して頷いた。
「うん……芽吹先輩って怖いけど、目の前に集中するよ。涼先輩たちとここまで来たから、頑張れる」
「うん、猫宮ならやれるよ。私たち、信じてる。一点ずつ戦って!」
涼の笑顔に、猫宮も小さく笑った。関東大会までの勝利が、彼女に目の前の戦いへの決意を与えていた。
167それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:09:59.60ID:uh7hqkWcM
>お前が鍵だ。一点ずつ戦え

もうアドバイスですらないよ!
168それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:10:03.22ID:YAtSMp0Z0
試合前に、顧問が部員たちを集めた。秋の陽射しがコートを照らし、観客席が異様な静けさに包まれていた。
「桜乱だ。芽吹がS1で出てくる。団体戦はシングルス1が鍵だ。猫宮、お前がS1で芽吹と戦え。ダブルスは涼と飛鳥で組んでくれ。氷華はシングルス2だ。一試合ずつ集中しろ。芽吹は日本トップクラスだが、倒せない相手じゃない」
猫宮が驚いて顔を上げると、顧問は鋭い目で続けた。
「お前がS1だ。理由は簡単だ。芽吹は氷華と因縁があるが、今のお前が一番勢いがある。県大会での成長、関東でのシングルス勝利。お前なら、あいつの壁を越えられる可能性がある。自分の力を信じろ」
氷華が静かに近づき、猫宮の肩に手を置いた。
「猫宮、私が芽吹と戦うつもりだった。でも、顧問の言う通りだ。お前ならやれる。あいつのテニスは怪物だ。でも、お前には何かがある。一点ずつだ」
涼がそっと手を握り、「猫宮、私もそばにいるから」と呟いた。猫宮は胸を高鳴らせながら頷いた。
「はい……氷華先輩、涼先輩、私、頑張ります。芽吹先輩に勝ちたい!」
彼女がS1に選ばれた理由は、顧問と氷華の信頼、そして芽吹への憧れが交錯した結果だった。観客席からのざわめきが一気に高まり、コートの空気が熱気を帯びていた。
169それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 14:10:39.69ID:YAtSMp0Z0
S1の試合開始の笛が鳴り、猫宮がコートに立った。対する芽吹は、冷たい瞳でコートを見据え、ラケットを軽く肩に担いでいた。身長は猫宮より頭一つ高く、黒髪をポニーテールにまとめ、ユニフォームから覗く筋肉が彼女の圧倒的な実力を物語っていた。観客席が静まり返り、緊張感が空気を支配した。
芽吹が先にサーブを打つ。彼女はボールを高くトスし、一瞬の静寂の後、強烈なスピンを帯びたサーブを放った。ボールが風を切り裂く音を立て、猫宮のコートに鋭く跳ねた。猫宮は素早く反応し、バックハンドで返すが、スピンの回転に押され、ボールがネットに引っかかった。
「お前、捨て駒だよ」
芽吹の冷たい声が響き、観客席がどよめいた。猫宮は一瞬凍りついた。あの憧れた芽吹の声が、こんなにも冷酷に聞こえるなんて。でも、すぐに目を閉じ、深呼吸した。胸の奥で小さな鼓動が鳴り始めた。それは、イマジナリーの力の兆しだった。
「私は捨て駒じゃない……貴方に憧れてたけど、一緒に戦った仲間を侮辱するのは許さない!」
猫宮のサーブの番。彼女は芽吹のポジションを見極め、低くスピンをかけたサーブを放つ。芽吹が軽やかにステップを踏み、フォアハンドで鋭いクロスショットを返してきた。猫宮はサイドに走り、なんとか拾うが、芽吹が即座にネットに詰め、強烈なドライブボレーを決めた。スコアは0-2。
「氷華が逃げたから、お前が代わりか? 薄っぺらい友情で送り出された捨て駒が、私に勝てると思うなよ」
芽吹の言葉が刺さり、猫宮は唇を噛んだ。憧れていた芽吹が、氷華や仲間を侮辱する姿に、胸が熱くなった。でも、コート脇から涼の声が響いた。
「猫宮、焦らないで! 自分のリズムだよ!」
その声に、猫宮は目を上げた。仲間がいる。目の前に集中するだけだ。次のゲーム、芽吹のサーブ。彼女は高速フラットサーブを放ち、猫宮は下がって拾うが、芽吹がコートを縦に揺さぶる深いショットを繰り出した。猫宮が返すと、芽吹は緩急をつけたドロップショットで崩し、ポイントを奪った。スコアは0-3。
芽吹の圧倒的なプレーに、観客席が息を呑んだ。猫宮は膝に手をつき、息を整えた。だが、その時、胸の鼓動が少し強くなった。彼女の視界が一瞬鋭くなり、芽吹の動きがスローに見えたような感覚があった。イマジナリーの力が、微かに目を覚ましつつあった。
170それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:11:06.59ID:YAtSMp0Z0
次のゲーム、猫宮のサーブ。彼女は芽吹の動きを観察し、ワイドにスピンをかけたサーブを放つ。芽吹が返すが、猫宮は一歩前に出て、鋭いドライブボレーを繰り出した。ボールが芽吹の横を抜け、ポイントを取った。観客席から拍手が沸き、涼が叫んだ。
「ナイス、猫宮! その調子だよ!」
芽吹は鼻で笑い、「へえ、やるじゃない」と呟いた。彼女の目が鋭くなり、次のポイントでサーブの速度を上げた。ボールが猫宮のコートに跳ね、彼女はなんとか拾うが、芽吹がコート全体を使い、スピンとパワーを織り交ぜたショットで圧倒。猫宮が返すと、芽吹はネットに詰め、角度のあるボレーを決めた。スコアは1-4。
観客席の隅にいた女性が目を細めた。城ヶ崎瑠璃、元ジュニアチャンピオンで、高校テニス界の実力者だ。たまたま観戦に訪れていた彼女は、猫宮の動きを見て小さく呟いた。
「あれは……イマジナリーの力か? リミッターが外れかけてる。あの感覚の研ぎ澄まし方、ただの才能じゃない。特異体質の兆しだな」
イマジナリーとは、極限状態で感覚が異常に研ぎ澄まされ、潜在能力を引き出す力。猫宮の体質がそれを呼び覚ましつつある瞬間だった。だが、城ヶ崎は首を振った。
「まだ不安定だ。負荷も大きい。あの芽吹相手にどこまで持つやら……」
芽吹が冷たく見つめ、「お前、何だその動き?」と呟いた。彼女のサーブがさらに鋭さを増し、次のゲームは猫宮を圧倒。芽吹は深いスピンショットでコートを揺さぶり、猫宮が耐えるも、彼女の緩急ドロップで崩され、スコアは1-5に。
だが、猫宮は膝をつかず、立ち上がった。胸の鼓動が強くなり、体の奥から熱い何かが湧き上がっていた。イマジナリーの力が、彼女の感覚を研ぎ澄ましつつあった。
「まだ終わらない。一点ずつだ……貴方に勝ちたい!」
芽吹が冷たく笑い、「勝手に憧れて、勝手に失望か? 面白い。じゃあ、潰してやる」と呟いた。試合は中盤を過ぎ、芽吹の領域が色濃く出ていたが、猫宮の内に秘めた力が微かに目覚め始めていた。
171それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:11:21.89ID:YAtSMp0Z0
猫宮は汗を拭い、ラケットを握り直した。コート脇で涼が叫んだ。
「猫宮、諦めないで! お前ならやれるよ!」
芽吹の冷たい目が彼女を見つめていたが、その視線に負けない力が、猫宮の胸を満たしていた。
172それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:11:43.15ID:YAtSMp0Z0
猫宮は芽吹を見つめた。憧れていた芽吹の姿が、今は冷たく鋭い敵として目の前に立っていた。彼女の言葉が刺さるたび、猫宮の胸は熱くなった。
「貴方に憧れてた……プロになりたいって思った。でも、氷華先輩や涼先輩を侮辱する貴方に、負けたくない!」
芽吹の「捨て駒」という嘲笑が、猫宮の心に火をつけていた。S1に選ばれた理由――顧問と氷華の信頼、仲間の応援――が、彼女をここまで押し上げていた。憧れを越えるため、彼女は一点ずつ積み重ねる覚悟を固めていた。
「私はここで勝つ。一点ずつだ!」
第2セット、猫宮のサーブから再開。彼女は芽吹のポジションを見極め、低くスピンをかけたサーブを放つ。芽吹が軽やかにフォアハンドで返すが、猫宮は一歩前に出て、鋭いクロスショットを放った。ボールが芽吹のバックハンド側をかすめ、ポイントを取った。スコアは1-0。
その瞬間、猫宮の胸の鼓動が一気に高まり、視界が鮮明になった。芽吹の動きが一瞬だけ予測できた気がして、彼女の感覚が研ぎ澄まされた。イマジナリーの力が胎動し始めていた。
「この感覚……何?」
猫宮は驚きつつも、次のポイントに集中した。
173それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:12:07.01ID:YAtSMp0Z0
芽吹は鼻で笑い、「へえ、やるじゃない」と呟いた。彼女の冷たい瞳には、猫宮への軽蔑が宿っていた。芽吹にとって、この試合は氷華への当てつけだった。かつてのライバルが怪我で退き、代わりに無名の少女が送り出されたことに、彼女は苛立ちを覚えていた。
「氷華が逃げたから、お前が代わりか? 薄っぺらい友情で送り出された捨て駒が、私に勝てると思うなよ」
芽吹の言葉は鋭く、彼女のテニスはそれを体現していた。氷華との決着をつけられなかった怒りを、猫宮にぶつけていたのだ。だが、猫宮が第2セットで粘りを見せるたび、芽吹の内心に微かな焦りが芽生え始めていた。
「この程度で調子に乗るなよ」
芽吹のサーブがさらに鋭さを増した。彼女は高速フラットサーブを放ち、猫宮が拾うと、コートを縦に揺さぶる深いショットを繰り出した。猫宮が返すと、芽吹は緩急をつけたドロップショットで崩し、ポイントを奪った。スコアは1-1に。
芽吹は冷たく笑ったが、その笑顔の裏に、猫宮の予想外の抵抗への苛立ちが隠れていた。彼女は内心、この試合を早く終わらせ、氷華へのメッセージを完遂したいと考えていた。
174それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:12:32.80ID:YAtSMp0Z0
次のゲーム、芽吹のサーブ。彼女は強烈なスピンを帯びたショットを放ち、猫宮のコートに鋭く跳ねさせた。猫宮は素早く反応し、バックハンドで返すが、芽吹が即座にネットに詰め、角度のあるボレーを決めた。スコアは1-2。
「芽吹先輩、強い……でも、私も!」
猫宮は次のポイントで、芽吹のサーブに素早く反応した。その瞬間、胸の鼓動が一気に高まり、視界が鮮明になった。芽吹の動きが一瞬だけ予測できた気がして、彼女はカウンターで鋭いフラットショットを放つ。ボールが芽吹のバックハンド側を抜け、ポイントを取った。スコアは2-2。
観客席がどよめき、コート脇の涼が目を輝かせた。
「猫宮、すごい! その調子だよ!」
観客席の隅にいた城ヶ崎瑠璃が、静かに呟いた。元ジュニアチャンピオンで、高校テニス界の実力者である彼女は、25話でイマジナリーの兆しに気づいた後、試合の進行を見守っていた。
「やっぱりイマジナリーだな。あの感覚が安定してきた。芽吹の動きを予測するなんて、普通の中学生じゃ無理だ。どこまで進化するんだ、この子?」
城ヶ崎の声には、前回のような驚きに加え、猫宮の成長への興味が混じっていた。彼女は芽吹の実力を知るだけに、この試合の行方に目を離せなかった。
芽吹が冷たく見つめ、「お前、何だその動き?」と呟いた。彼女のサーブがさらに鋭さを増し、次のゲームは芽吹の領域が色濃く出た。彼女はコート全体を使い、スピンとパワーを織り交ぜたショットで圧倒。猫宮が返すと、芽吹はネットに詰め、角度のあるボレーを決めた。スコアは2-3に。
だが、猫宮は膝をつかず、立ち上がった。芽吹の圧倒的なプレーに耐えつつ、彼女は次のポイントで反撃に出た。芽吹のサーブが飛んできた瞬間、猫宮は一瞬の感覚の高ぶりを感じ、スピンの軌道を予測して深いバックハンドで返した。芽吹が返すが、猫宮はコート中央にダッシュし、鋭いドロップショットを放つ。ボールがネット際に落ち、芽吹が追いつけず、ポイントを取った。スコアは3-3。
「芽吹先輩、強い……でも、私も負けない!」
猫宮の声に、芽吹の目が鋭くなった。「勝手に憧れて、勝手に失望か? 面白い。なら、本気で潰してやる」
芽吹の次のサーブは、強烈なスピンショットだった。猫宮は拾うが、芽吹がコートを縦に揺さぶる深いショットで崩し、ポイントを奪った。スコアは3-4。芽吹の領域が依然として優勢だったが、猫宮のイマジナリーの胎動が、彼女を次の段階へと押し上げようとしていた。
175それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:13:02.90ID:YAtSMp0Z0
コート脇で涼が叫んだ。
「猫宮、諦めないで! お前ならやれるよ!」
涼は猫宮の異変に気づいていた。彼女の動きが一瞬鋭くなるたび、胸が締め付けられた。涼自身、イマジナリーに似た感覚を持つ者として、猫宮の負荷を理解していた。だからこそ、声をかけ続けた。
「私がそばにいるよ。感覚を助けるから、頑張って!」
涼の叫びは、猫宮を精神的に支えると同時に、彼女のイマジナリーを安定させる微かな助けとなっていた。涼は自分がS1に出られなかった悔しさよりも、猫宮の勝利を願う気持ちが強かった。
氷華も静かに見つめていた。芽吹との因縁を猫宮に託したのは、彼女の成長を信じたからだ。
「猫宮、お前ならあいつを越えられる。私が芽吹に勝てなかった悔しさを、お前にかける」
氷華の瞳には、芽吹への複雑な感情と、猫宮への信頼が混じっていた。彼女は怪我で芽吹との直接対決を逃し、猫宮にその舞台を譲った理由を、自分でも納得していた。
二人の想いが、猫宮に届いていた。スコアは3-4で拮抗しつつ、試合は中盤を過ぎていた。
176それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:13:13.97ID:uh7hqkWcM
イマジナリーの力とかいう概念は何なのだよ、能力バトル展開なってるやん
177それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:13:18.41ID:YAtSMp0Z0
猫宮は汗を拭い、ラケットを握り直した。芽吹の冷たい目が彼女を見つめていたが、その視線に負けない力が、猫宮の胸を満たしていた。イマジナリーの胎動が、彼女を次の段階へと押し上げようとしていた。
178それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:13:42.16ID:YAtSMp0Z0
猫宮は芽吹を見つめた。かつて憧れた芽吹の姿が、今は冷たく鋭い敵として目の前に立っていた。「捨て駒」という嘲笑が胸に突き刺さり、氷華や涼への侮辱が彼女の決意に火をつけていた。
「貴方に憧れてた……プロになりたいって思った。でも、仲間を馬鹿にする貴方に、負けたくない!」
S1に選ばれた理由――顧問と氷華の信頼、仲間の応援――が彼女を支えていた。憧れを越えるため、彼女は一点ずつ戦い抜く覚悟を固めていた。
「私はここで勝つ! 貴方に認められなくても、私のテニスで証明する!」
次のゲーム、芽吹のサーブ。彼女は強烈なスピンショットを放ち、猫宮のコートに鋭く跳ねさせた。猫宮は素早く反応し、バックハンドで返すが、芽吹が即座にネットに詰め、角度のあるボレーを狙った。その瞬間、猫宮の胸の鼓動が一気に高まり、視界が鮮明になった。芽吹の動きが予測でき、彼女は低い姿勢でスライディングし、カウンターで鋭いロブを放つ。ボールが芽吹の頭上を越え、コート奥に落ち、ポイントを取った。スコアは4-4。
観客席がどよめき、コート脇の涼が叫んだ。
「ナイス、猫宮! その調子だよ!」
猫宮は息を整え、芽吹を見据えた。イマジナリーの力が、彼女を新たな領域へと押し上げていた。
179それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:14:05.99ID:YAtSMp0Z0
芽吹は冷たく笑い、「ふん、偶然だろ」と呟いたが、その瞳には微かな動揺が宿っていた。彼女にとって、この試合は氷華への当てつけだった。かつてのライバルが怪我で退き、代わりに無名の少女が送り出されたことに苛立ちを覚え、猫宮を徹底的に潰すことでその怒りを晴らそうとしていた。
「お前なんかに、私が負けるわけない。あの臆病者の氷華が逃げた時点で、お前らの負けだ」
だが、猫宮が第2セットで粘りを見せ、スコアを4-4に追いつけたことで、芽吹の内心に焦りが広がっていた。彼女は自分の領域が揺らぐのを許せず、次のポイントでさらに力を込めた。
「調子に乗るなよ!」
芽吹のサーブが飛んだ。高速フラットショットが猫宮のコートに跳ね、彼女は下がって拾うが、芽吹がコートを縦に揺さぶる深いショットを繰り出した。猫宮が返すと、芽吹は緩急をつけたドロップショットで崩し、ネットに詰めてボレーを決めた。スコアは4-5。芽吹が再びリードを奪った。
芽吹は冷たく見つめたが、その裏で内心の動揺が隠せなかった。猫宮の予測不能な動きに、彼女の完璧な領域が乱され始めていた。
180それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:14:25.25ID:YAtSMp0Z0
次のゲーム、猫宮のサーブ。彼女は芽吹の動きを観察し、ワイドにスピンをかけたサーブを放つ。芽吹が返すが、猫宮は一歩前に出て、鋭いドライブボレーを繰り出した。ボールが芽吹の横を抜け、ポイントを取った。スコアは5-5。
その瞬間、猫宮の胸の鼓動が一気に高まり、視界が鮮明を超えて異様な鋭さに変わった。芽吹の動きがスローに見え、次のショットの軌道が頭に浮かんだ。イマジナリーの力が、ついに覚醒へと進みつつあった。
「この感覚……私の力だ!」
観客席の城ヶ崎瑠璃が目を細めた。元ジュニアチャンピオンで、高校テニス界の実力者である彼女は、猫宮の変化を見逃さなかった。
「イマジナリーが安定してきた。あの感覚で芽吹の領域に食い込んでる。この試合、ただの逆転劇じゃ済まないな」
芽吹が冷たく見つめ、「お前、何だその動き?」と呟いた。彼女のサーブがさらに鋭さを増し、次のゲームは芽吹の領域が色濃く出た。彼女はコート全体を使い、スピンとパワーを織り交ぜたショットで圧倒。猫宮が返すと、芽吹はネットに詰め、角度のあるボレーを決めた。スコアは5-6。芽吹がセットポイントを握った。
だが、猫宮は膝をつかず、立ち上がった。彼女の体は疲れで重かったが、イマジナリーの力が感覚を研ぎ澄まし、負荷を軽減していた。姉の霊がそっと彼女を守り、涼の声が遠くから支えていた。
「まだ終わらない! 貴方に勝つ!」
猫宮のサーブが飛んだ。彼女は芽吹の動きを予測し、鋭いスピンサーブを放つ。芽吹が返すが、猫宮はコート中央にダッシュし、強烈なフラットショットを放った。ボールが芽吹のバックハンド側を抜け、ポイントを取った。スコアは6-6。タイブレークに突入した。
2025/03/01(土) 14:14:33.92ID:GaSKRiP70
文章うまいな引っかかる感じがなく
流れるようにスラスラ読める
こんだけ書けるのはすごい
182それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:14:42.68ID:YAtSMp0Z0
タイブレークでは、芽吹のプレーがさらに激化した。彼女はスピンショットで揺さぶり、ネットに詰めてボレーを連発。猫宮は耐えつつ、イマジナリーの力で芽吹の動きを予測し、カウンターで応戦。芽吹のサーブが飛んだ時、猫宮は一瞬の感覚で予測し、低い姿勢で拾い、ロブを上げた。芽吹が返すが、猫宮は角度のあるクロスショットを放ち、ポイントを取った。スコアは3-3。
芽吹が苛立ちを隠さず、次のサーブで強烈なフラットショットを放つ。猫宮が拾うと、芽吹がドロップショットで崩し、ボレーを決めた。スコアは3-4。
「芽吹先輩、すごい……でも!」
猫宮のサーブ。彼女は芽吹の動きを予測し、ワイドにスピンをかけたサーブを放つ。芽吹が返すが、猫宮は一瞬の感覚でコートを横に走り、鋭いドライブボレーを放った。ボールが芽吹の横を抜け、ポイントを取った。スコアは4-4。
観客席が沸き、コート脇の涼が叫んだ。
「猫宮、すごい! お前ならやれるよ!」
タイブレークは6-6で拮抗。芽吹のサーブが飛んだ。強烈なスピンショットが猫宮のコートに跳ねたが、彼女は予測し、低い姿勢で拾う。芽吹がネットに詰めた瞬間、猫宮はロブを上げ、芽吹が下がった隙に全力でダッシュし、角度のあるボレーを放った。ボールが芽吹の足元をかすめ、コートに突き刺さった。スコアは7-6。
「ゲームセット! 第2セット、猫宮、7-6!」
審判の声に、猫宮は息を切らしつつ、笑みを浮かべた。スコアは1-1。第3セットへと突入する。
183それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:14:57.51ID:YAtSMp0Z0
コート脇で涼が涙を拭いながら笑った。
「猫宮、すごいよ! 第2セット取った! 私がそばにいるから、感覚を助けるよ!」
涼は猫宮のイマジナリーの負荷を感じ取り、声をかけ続けることで彼女を支えていた。自分がS1に出られなかった悔しさよりも、猫宮の成長を信じる気持ちが強かった。
氷華が静かに呟いた。
「猫宮、お前……あいつを追いつめた。私が果たせなかったことを、お前がやってくれるのか?」
氷華の瞳には、芽吹への複雑な感情と、猫宮への驚きが混じっていた。彼女は自分の因縁を猫宮に託した理由を、再確認していた。
観客席の城ヶ崎瑠璃が小さく笑った。
「タイブレークで芽吹を追いつめた。あのイマジナリー、第3セットでどうなるか楽しみだな」
184それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 14:15:11.26ID:YAtSMp0Z0
芽吹は冷たく見つめ、ラケットを握り直した。
「次でお前を潰す。覚えておけ」
彼女の声には苛立ちと、初めて認めた猫宮への警戒が宿っていた。第3セットへの決意が、彼女をさらに鋭くしていた。
185それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 14:15:46.27ID:YAtSMp0Z0
猫宮は汗を拭い、芽吹を見据えた。イマジナリーの力が、彼女を次の頂点へと導こうとしていた。第3セットが、決着の時となる。
186それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 14:16:13.44ID:YAtSMp0Z0
猫宮は芽吹を見つめた。かつて動画で見た芽吹の鋭いショットと圧倒的な存在感に憧れ、プロを目指すきっかけとなったその姿が、今は冷たく鋭い敵として目の前に立っていた。「捨て駒」という嘲笑が胸に突き刺さり、氷華や涼への侮辱が彼女の決意を燃やしていた。
「貴方に憧れてた……プロになりたいって思った。でも、仲間を馬鹿にする貴方に、負けたくない! 私のテニスで、貴方を越えるんだ!」
S1に選ばれた理由――顧問と氷華の信頼、仲間の応援――が彼女を支えていた。憧れを越えるため、彼女は全てを懸けて戦っていた。そして今、胸の鼓動が彼女を新たな領域へと導いた。イマジナリーの力が覚醒し、彼女の感覚は極限まで研ぎ澄まされ、芽吹の動きが手に取るように見えた。
「ここで勝つ!」
第3セット、猫宮のサーブから開始。彼女は芽吹のポジションを見極め、鋭いスピンをかけたサーブを放つ。芽吹が返すが、猫宮は一瞬の感覚で予測し、コート中央にダッシュ。強烈なフラットショットを放ち、ボールが芽吹のバックハンド側を抜けた。ポイントを取った。スコアは1-0。
観客席がどよめき、コート脇の涼が叫んだ。
「ナイス、猫宮! その調子だよ!」
猫宮は息を整え、芽吹を見据えた。この感覚が、彼女を頂点へと押し上げていた。
187それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:16:30.54ID:YAtSMp0Z0
芽吹は冷たく見つめ、「まだ諦めないのか」と呟いた。彼女にとって、この試合は自身の地位を再確認する場だった。日本ジュニアの頂点に立ち、誰もが認める実力者として、氷華とのライバル関係を維持してきたが、氷華の怪我でその対決が遠ざかり、今はチームの一員として戦う彼女を目の当たりにしていた。猫宮という無名の少女がS1で立ちはだかることに、芽吹は苛立ちを隠せなかった。彼女を圧倒し、桜乱の強さを示すことで、自身のプライドを守ろうとしていた。
「氷華が怪我で弱った隙に、お前みたいなのが出てくるなんて、笑いものだ。さっさと片付けてやる」
だが、第2セットをタイブレークで落とし、第3セットの序盤で猫宮の勢いが増すのを見て、芽吹のプライドに亀裂が生じていた。彼女は焦りを抑え、完璧なプレーで押し潰そうと意気込んだが、内心では猫宮の異様な動きに戸惑いを覚えていた。
「何だ、この感覚……私が押される?」
芽吹のサーブが飛んだ。彼女は高速スピンショットを放ち、猫宮のコートに鋭く跳ねさせた。だが、猫宮はイマジナリーの力で芽吹の動きを予測し、低い姿勢で拾い、カウンターで鋭いクロスショットを放つ。ボールが芽吹のフォアハンド側をかすめ、ポイントを取った。スコアは2-0。
芽吹の瞳に焦りが広がった。「ふざけるな……私がこんな奴に!」
188それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:16:46.63ID:YAtSMp0Z0
芽吹のサーブが続く。彼女はコート全体を使い、スピンとパワーを織り交ぜたショットで圧倒を試みた。強烈なフラットサーブが飛んできたが、猫宮は一瞬の感覚で予測し、バックハンドで深い返球を放つ。芽吹がネットに詰めてボレーを狙うが、猫宮はロブを上げ、芽吹が下がった隙にダッシュし、鋭いドライブボレーを決めた。スコアは3-0。
観客席の城ヶ崎瑠璃が目を細めた。
「イマジナリーが完全に開花した。あの予測力、芽吹のプレーを完全に凌駕してる。この試合、決まったな」
芽吹が苛立ちを抑えきれず、次のサーブで強烈なスピンショットを放つ。猫宮は拾い、コートを横に揺さぶるワイドショットで応戦。芽吹が返すが、猫宮は予測し、コート中央から角度のあるフォアハンドを放つ。ボールが芽吹の足元を抜け、スコアは4-0。
「貴方の領域、崩して見せる!」
芽吹が歯を食いしばり、「黙れ!」と声を荒げた。彼女は次のゲームで挽回を試み、コートを縦に揺さぶる深いショットとドロップショットを織り交ぜた。だが、猫宮のイマジナリーは芽吹の全てを捉えていた。芽吹のドロップショットが飛んだ瞬間、猫宮は予測し、全力でダッシュ。ネット際に滑り込み、鋭いカウンターボレーを放つ。ボールが芽吹の横を抜け、スコアは5-0。
芽吹の呼吸が乱れ、「何!? 何が起こってるんだ!」と呟いた。彼女の冷酷さが崩れ、焦りと混乱が露わになっていた。
最後のゲーム、猫宮のサーブ。彼女は芽吹の動きを完全に予測し、ワイドにスピンをかけたサーブを放つ。芽吹が返すが、猫宮はコートを横に走り、強烈なフラットショットを放つ。芽吹が拾うが、猫宮はネットに詰め、角度のあるボレーを決めた。スコアは6-0。
「ゲームセットマッチ! 猫宮、2-1!」
審判の声に、猫宮は膝をつき、静かに息を吐いた。観客席が一気に沸き立ち、コート脇に駆け寄ると、涼が抱きついてきた。
「猫宮、勝った! 芽吹に勝ったよ!」
189それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:17:08.35ID:YAtSMp0Z0
氷華が静かに近づき、目を細めた。
「お前、すごい試合だった。あいつを倒したな。私がずっと追い続けた背中を、お前が越えてくれた」
氷華の声には、芽吹への複雑な思いと、猫宮への深い信頼が込められていた。
顧問が歩み寄り、穏やかな声で言った。
「猫宮、芽吹に勝った。お前、覚醒したな。目の前を越えたぞ。次もその力を頼む」
涼が涙をこらえきれず笑った。
「猫宮、私、信じてたよ。お前の力、私がそばで感じてた。本当にすごい!」
涼は猫宮のイマジナリーを支えた自分の役割に、心からの喜びを感じていた。
芽吹はコートを去りながら、振り返って静かに呟いた。
「次は逃がさない。この屈辱、必ず晴らす」
彼女の冷たい瞳には、敗北への苛立ちと、猫宮への新たな警戒が宿っていた。
観客席の城ヶ崎瑠璃が小さく笑った。
「完全に芽吹を圧倒した。あの力、どこまで伸びるか楽しみだな」
猫宮は汗と涙で顔を濡らしながら、仲間と抱き合った。憧れを越えた勝利が、彼女に圧倒的な自信を与えていた。
190それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:17:33.09ID:YAtSMp0Z0
家に帰り、猫宮は姉のラケットを手に持った。弦を指で弾くと、かすかな音が響いた。
「お姉ちゃん、私、芽吹先輩に勝ったよ。仲間と一緒に、憧れを越えた。私のテニス、ここからだね」
窓の外では、秋の夜空に星が瞬いていた。猫宮はその光を見ながら、目を閉じた。関東大会準決勝を制したこの日が、彼女の新たな頂点の始まりだった。
191それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:19:01.04ID:YAtSMp0Z0
9月初旬、関東大会5日目の夜。明星中学校の女子テニス部は、関東総合体育館での準決勝を終え、宿舎に戻っていた。猫宮は芽吹とのシングルス1(S1)を2-1(2-6、7-6、6-0)で制し、チームを決勝進出に導いた。部屋の窓から見える秋の夜空は静かで、星が瞬いていた。猫宮はベッドに座り、姉のラケットを手に持っていた。弦を指で弾くと、かすかな音が響いた。
「お姉ちゃん、私、芽吹先輩に勝ったよ。仲間と一緒に、憧れを越えたんだ。次は決勝だね」
芽吹戦でのイマジナリーの覚醒が、彼女に深い自信を与えていた。あの感覚――芽吹の動きを予測し、コートを支配した瞬間――は、彼女のテニスに新たな境地を開いていた。
192それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:19:16.89ID:YAtSMp0Z0
翌朝、チームは決勝戦の準備を始めた。猫宮はコート脇でストレッチをしながら、芽吹戦を振り返っていた。彼女にとって、あの試合は憧れを越えただけでなく、自分自身の力を信じるきっかけだった。
「貴方に勝てた……でも、ここで終わりじゃない。仲間と一緒に、もっと上を目指したい」
イマジナリーの力が覚醒した瞬間、彼女の体は疲れを超えて軽やかだった。涼の声や氷華の信頼が、負荷を軽減し、彼女を支えていた。決勝戦への準備を進める今、猫宮は次の目標を見据えていた。芽吹戦ほどの強敵は当分現れないかもしれないが、彼女は油断せず、チームと共に成長を続ける決意を固めていた。
「決勝も勝つよ。一点ずつ、丁寧に」
彼女はラケットを手に持つと、コートに向かった。
193それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:19:30.72ID:YAtSMp0Z0
涼は猫宮の隣で準備をしながら、笑顔で話しかけた。
「猫宮、昨日すごかったね。私、ずっと応援してて、心臓バクバクだったよ!」
涼は芽吹戦で猫宮のイマジナリーが覚醒する瞬間を見て、驚きと喜びを感じていた。彼女自身、イマジナリーに似た感覚を持つ者として、猫宮の負荷を軽減するために声をかけ続けた。その役割が勝利に繋がったことが、彼女に安心感を与えていた。
「私がそばにいるよって叫んだ時、猫宮の動きが一気に変わった気がした。私、ちゃんと支えられてたかな?」
涼は猫宮の成長を心から喜びつつ、決勝でも彼女を支えようと意気込んでいた。芽吹ほどの強敵がいない決勝でも、チーム全員で勝利を目指すことが彼女の願いだった。
「決勝も一緒に頑張ろうね。楽に勝てる相手でも、油断しないよ!」
涼の明るい声に、猫宮は頷いた。
194それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:19:45.21ID:YAtSMp0Z0
氷華はコートの端でラケットを手に持つと、静かに猫宮を見つめた。芽吹戦は、彼女にとって長年の因縁を清算する瞬間だった。氷華は怪我で芽吹との直接対決を逃し、S1を猫宮に託したが、その選択が正しかったと今感じていた。
「お前があいつを倒してくれた。私にはできなかったことを、お前が果たしてくれたんだな」
氷華の心には、芽吹への複雑な思いが渦巻いていたが、猫宮の勝利でその重荷が軽くなった。彼女は自分の過去を乗り越え、チームの未来を猫宮に預ける新たな信頼を抱いていた。
「決勝は楽な相手かもしれない。でも、お前ならどんな試合でも勝てる。頼むぞ、猫宮」
氷華の静かな声に、猫宮は笑顔で応えた。「はい、氷華先輩!」
195それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:19:59.75ID:YAtSMp0Z0
決勝の相手は、千葉県代表の柏ヶ丘中学。準決勝で強豪を倒した明星に対し、柏ヶ丘は堅実だが芽吹ほどの圧倒的な力を持たないチームだった。試合開始の笛が鳴り、猫宮はシングルス1(S1)でコートに立った。相手は3年生の小鳥遊美月、スピードと粘りが特徴の選手だった。
猫宮のサーブから開始。彼女は小鳥遊の動きを見極め、低くスピンをかけたサーブを放つ。小鳥遊が返すが、猫宮はイマジナリーの感覚で予測し、コート中央から鋭いクロスショットを放つ。ボールが小鳥遊のバックハンド側を抜け、ポイントを取った。スコアは1-0。
小鳥遊は粘り強く深いショットで応戦したが、猫宮の動きは芽吹戦での覚醒を反映していた。彼女は小鳥遊の返球を予測し、ネットに詰めて角度のあるボレーを決める。スコアは2-0。試合は一方的な展開となり、第1セットを6-2で奪った。
第2セットでも、猫宮のプレーは安定していた。小鳥遊がスピンを織り交ぜて揺さぶりをかけるが、猫宮は冷静にコートを走り、カウンターでフラットショットを放つ。観客席が静かに見守る中、スコアは6-1で猫宮が勝利。
「ゲームセットマッチ! 猫宮、2-0!」
審判の声に、猫宮は静かに微笑んだ。芽吹戦ほどの緊張感はなかったが、彼女は一点ずつ丁寧に戦い抜いた。
196それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:20:13.58ID:YAtSMp0Z0
団体戦は、ダブルス1で涼と飛鳥が6-3、シングルス2で氷華が6-1で勝利し、明星が3-0で決勝を制した。試合後、コート脇で仲間たちが集まった。
涼が笑顔で言った。
「猫宮、楽に勝っちゃったね! でも、芽吹戦の勢いそのままだったよ!」
氷華が静かに頷いた。
「あの試合で何か変わったな、お前。決勝は簡単だったかもしれないけど、次も頼むぞ」
顧問が穏やかに言った。
「関東優勝だ。猫宮、芽吹戦で見せた力は本物だ。だが、全国ではもっと強い相手が待ってる。準備を怠るな」
猫宮は笑顔で応えた。
「はい、みんなと一緒に、全国でも勝ちたいです!」
芽吹戦の余波は、チーム全体に自信を与えていた。猫宮のイマジナリーの覚醒は、彼女を一歩抜きん出た存在に押し上げつつ、仲間との絆をさらに深めていた。
197それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:20:25.22ID:YAtSMp0Z0
一方、桜乱の宿舎では、芽吹が静かにラケットを手に持っていた。敗北の苛立ちが彼女を支配していたが、猫宮の力を認めざるを得なかった。
「……あいつ、私を超えたのか? いや、次は絶対に私が勝つ」
彼女は全国での再戦を心に誓い、静かに目を閉じた。
198それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:20:35.73ID:YAtSMp0Z0
家に帰り、猫宮は姉のラケットを手に持った。弦を指で弾くと、かすかな音が響いた。
「お姉ちゃん、私、関東で優勝したよ。芽吹先輩に勝って、仲間と一緒に頂点に立った。次は全国だね」
窓の外では、秋の夜空に星が瞬いていた。猫宮はその光を見ながら、目を閉じた。関東大会を制したこの日が、彼女の新たな旅路の始まりだった。
199それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:20:51.57ID:YAtSMp0Z0
9月中旬、関東大会が終わり、明星中学校の女子テニス部は日常に戻っていた。関東優勝の喜びが冷めやらぬ中、部員たちは次の目標である全国大会に向けて準備を始めていた。秋の陽射しがコートを照らし、涼しい風が汗を冷やす放課後、猫宮はラケットを手に、仲間たちと練習に励んでいた。芽吹戦でのイマジナリーの覚醒が、彼女に新たな自信と落ち着きをもたらしていた。
「猫宮、サーブ打ってみて! 芽吹戦みたいなやつ、お願い!」
涼が笑顔で言うと、猫宮は頷き、ラケットを構えた。彼女は深呼吸し、鋭いスピンをかけたサーブを放つ。ボールがコートに跳ね、鋭い軌道で飛んだ。涼が軽やかに返すが、猫宮は一歩前に出て、フラットショットで決めにかかる。ボールがコートの端を抜け、ポイントを取った。
「すごい! やっぱり芽吹戦の猫宮、別格だね!」
涼の声に、猫宮は照れ笑いを浮かべた。
200それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:21:04.65ID:YAtSMp0Z0
練習後、猫宮はコート脇で水筒を手に持つと、空を見上げた。芽吹戦の記憶が鮮明に残っていた。あの瞬間、彼女のイマジナリーが覚醒し、芽吹の動きを予測し、コートを支配した感覚は、今も体に染みついていた。
「貴方に勝てた……でも、ここで終わりじゃない。全国で、もっと強くなりたい」
関東大会決勝での楽な勝利は、芽吹戦ほどの緊張感はなかったが、彼女に自分の力を冷静に扱う術を教えてくれた。イマジナリーの負荷は涼の声や姉の霊に支えられ、安定しつつあった。猫宮は仲間と共に全国大会へ向かう新たな目標を見据えていた。
「全国でも、みんなと一緒に勝ちたい。一点ずつ、丁寧に」
彼女はラケットを手に持つと、再びコートに戻った。
201それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:21:16.44ID:YAtSMp0Z0
涼は猫宮の隣でストレッチをしながら、穏やかに話しかけた。
「猫宮、関東優勝ってすごいよね。私、芽吹戦見てて、ずっとドキドキしてたけど、今はなんか安心してるよ」
涼は芽吹戦で猫宮のイマジナリーが覚醒する瞬間を目の当たりにし、彼女の負荷を軽減するために声をかけ続けた。その役割が勝利に繋がったことが、彼女に安心感を与えていた。だが、同時に、全国大会への期待も膨らんでいた。
「私がそばにいるから、猫宮の力、もっとすごくなるよね? 全国でも一緒に頑張ろう!」
涼は猫宮の成長を心から喜びつつ、自分もその一部として高みを目指したいと思っていた。芽吹戦のような強敵はしばらく現れないかもしれないが、彼女は油断せず、チームの力で全国に挑む意気込みを持っていた。
「次は全国だね。私、楽しみだよ!」
涼の明るい声に、猫宮は笑顔で応えた。「うん、私も!」
202それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 14:21:27.28ID:YAtSMp0Z0
氷華はコートの端でラケットを手に持つと、静かに猫宮を見つめた。芽吹戦は、彼女にとって長年の因縁を清算する瞬間だった。かつてのライバルに直接挑めなかった悔しさは、猫宮の勝利で薄れていた。
「お前があいつを倒してくれた。私が追い続けた壁を、お前が壊してくれたんだな」
氷華の心には、芽吹への複雑な思いが残っていたが、猫宮の活躍で新たな希望が生まれていた。彼女は自分のテニスを続けつつ、チームの未来を猫宮に託す信頼を深めていた。
「全国は楽な相手ばかりじゃないだろう。でも、お前ならどんな試合でも勝てる。頼むぞ、猫宮」
氷華の静かな声に、猫宮は真剣に頷いた。「はい、氷華先輩。一緒に全国、目指します」
203それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:21:40.96ID:YAtSMp0Z0
その日、顧問が近隣の中学校との練習試合を組んだ。相手は地区大会で苦戦した経験を持つ緑川中学。シングルス1で猫宮がコートに立った。相手は2年生の佐倉由香、堅実なプレーが特徴だが、芽吹ほどの鋭さはない選手だった。
猫宮のサーブから開始。彼女は佐倉の動きを見極め、低くスピンをかけたサーブを放つ。佐倉が返すが、猫宮はイマジナリーの感覚で予測し、コート中央から鋭いクロスショットを放つ。ボールが佐倉のバックハンド側を抜け、ポイントを取った。スコアは1-0。
佐倉は粘り強く深いショットで応戦したが、猫宮の動きは芽吹戦での覚醒を反映していた。彼女は佐倉の返球を予測し、ネットに詰めて角度のあるボレーを決める。スコアは2-0。試合は一方的な展開となり、第1セットを6-2で奪った。
第2セットでも、猫宮のプレーは安定していた。佐倉がスピンを織り交ぜて揺さぶりをかけるが、猫宮は冷静にコートを走り、カウンターでフラットショットを放つ。スコアは6-1で猫宮が勝利。
「ゲームセットマッチ! 猫宮、2-0!」
審判の声に、猫宮は静かに微笑んだ。芽吹戦ほどの緊張感はなかったが、彼女は一点ずつ丁寧に戦い抜き、自分の成長を確認していた。
204それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:21:58.98ID:YAtSMp0Z0
練習試合後、コート脇で仲間たちが集まった。涼が笑顔で言った。
「猫宮、やっぱりすごいね! 楽に勝っちゃったけど、芽吹戦の勢いそのままだったよ!」
氷華が静かに頷いた。
「芽吹戦で何か変わったな、お前。こんな相手なら簡単に勝てる。でも、全国では油断するなよ」
顧問が穏やかに言った。
「関東優勝はいいスタートだ。猫宮、芽吹戦で見せた力は本物だ。だが、全国では隠れた強者やトップ選手が待ってる。準備を怠るな」
猫宮は笑顔で応えた。
「はい、みんなと一緒に、全国でも勝ちたいです!」
芽吹戦の影響は、チーム全体に自信を与えていた。猫宮のイマジナリーの覚醒は、彼女を一歩抜きん出た存在に押し上げつつ、仲間との絆をさらに深めていた。
205それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:22:29.44ID:blLfhOo8d
 
 
   ガッシボカ、アタシは死んだ
 
 
206それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:23:49.77ID:UG49K2E7d
ながい
207それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:24:43.66ID:YAtSMp0Z0
家に帰り、猫宮は姉のラケットを手に持った。弦を指で弾くと、かすかな音が響いた。
「お姉ちゃん、私、関東で優勝したよ。芽吹先輩に勝って、仲間と一緒に頂点に立った。次は全国だね。もっと強くなるよ」
窓の外では、秋の夜空に星が瞬いていた。猫宮はその光を見ながら、目を閉じた。関東大会を制したこの日が、彼女の全国への序曲だった。
208それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:25:04.06ID:YAtSMp0Z0
10月初旬、秋が深まり、明星中学校の女子テニス部は関東大会優勝後の休息期間を迎えていた。全国大会まであと1ヶ月、この日は練習がなく、部員たちはそれぞれの時間を過ごしていた。猫宮は自宅の物置を片付けていた。秋の風が窓から入り込み、埃っぽい空気を揺らしていた。彼女は古い箱の中から、姉が使っていた古いテニスボールやメモ帳を見つけ、懐かしさに胸が温かくなった。芽吹戦でのイマジナリーの覚醒が、彼女に深い自信を与えていたが、この休息が新たな気づきをもたらそうとしていた。
「姉ちゃんの物、久しぶりに見るな……」
彼女は埃を払いながら、古びたラケットを手にした。芽吹戦で手に持ったものとは別の、もう一本の姉のラケットだった。
209それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:25:17.26ID:YAtSMp0Z0
猫宮はラケットを手に持つと、部屋に戻ってベッドに座った。弦は古びて緩んでいたが、グリップの感触は姉の手のぬくもりを思い出させた。芽吹戦での覚醒を思い出しながら、彼女は静かに呟いた。
「芽吹先輩に勝った時、姉ちゃんがそばにいてくれた気がした。あの力、姉ちゃんのおかげでもあるのかな?」
関東大会決勝での勝利は楽だったが、芽吹戦ほどの緊張感や力が試される場面はなかった。イマジナリーの覚醒は、彼女に圧倒的な力を与えたが、その力の源に姉の存在を感じていた。涼の声が負荷を軽減したように、姉のラケットが彼女を守り、導いてくれたのかもしれない。
「私のテニス、姉ちゃんがずっと見ててくれるんだね。全国でも、姉ちゃんと一緒に戦いたい」
彼女はラケットを手に持ったまま、目を閉じた。芽吹戦の勝利は、姉との繋がりを再確認するきっかけとなり、全国大会への新たな決意を芽生えさせていた。
210それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 14:25:29.37ID:YAtSMp0Z0
同じ頃、涼は自宅近くの商店街を歩いていた。秋の祭りの準備が進み、屋台の匂いが漂っていた。彼女はポケットに手を入れながら、芽吹戦のことを思い出していた。
「猫宮、すごかったな。あの時、私の声、ちゃんと届いてたよね?」
涼は芽吹戦で猫宮のイマジナリーが覚醒する瞬間を見て、驚きと喜びを感じていた。彼女自身、イマジナリーに似た感覚を持つ者として、猫宮の負荷を軽減するために声をかけ続けた。その役割が勝利に繋がったことが、彼女に深い満足感を与えていた。だが、商店街で偶然見つけた小さなテニスショップに立ち寄ると、新たな発見があった。
「へえ、こんなラケットもあるんだ。猫宮に教えてあげようかな?」
涼は古いデザインのラケットを見つけ、猫宮が姉のラケットを大切にしていることを思い出した。彼女は友情を深めるため、猫宮にプレゼントしようと小さなボールセットを買った。
「全国でも、猫宮と一緒に戦うよ。私ももっと強くなりたいな」
涼は笑顔で店を出た。
2025/03/01(土) 14:25:35.77ID:c33IWGyw0
読んでないけど超大作で草
212それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:25:37.87ID:TyhOJ6M90
すげーなわいのなりすましが現れるほどわいって知名度あげちゃったんか
213それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 14:25:43.11ID:YAtSMp0Z0
氷華は自宅の庭で、古いテニスボールを手に持っていた。秋の風が木々を揺らし、紅葉が地面に落ちていた。彼女は芽吹戦のことを考えていた。あの試合は、彼女にとって長年の因縁に一つの答えをもたらした瞬間だった。
「芽吹、お前を倒したのは猫宮だった。私がずっと背負ってたものを、あいつが終わらせてくれたんだな」
氷華は芽吹とのライバル関係を思い出しながら、怪我で直接対決できなかった過去と向き合っていた。猫宮の勝利は、彼女に癒しを与えていた。彼女はボールを軽く地面に弾ませ、静かに笑った。
「猫宮、あの力は何だ? 私もまだテニス、やれるよな」
氷華は過去との対話を終え、未来への一歩を感じていた。全国大会で、猫宮と共に戦うことが、彼女に新たな力を与えようとしていた。
2025/03/01(土) 14:25:50.18ID:GaSKRiP70
イマジナリーなんとかが出てきてギャグ感すごい
これSP対決やったん
215それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 14:25:56.73ID:YAtSMp0Z0
その夕方、涼が猫宮の家を訪ねてきた。彼女は小さな袋を手に持つと、笑顔で差し出した。
「猫宮、これ、見つけたんだ。芽吹戦の後、なんかあげたくなってさ」
袋の中には、小さなテニスボールセットが入っていた。猫宮は目を丸くし、笑顔で受け取った。
「涼先輩、ありがとう! 姉ちゃんのラケットに合いそうだよ。今日、物置で見つけたんだ」
二人は部屋で話し始めた。猫宮は姉のラケットを見せ、芽吹戦での感覚を語った。涼は目を輝かせて聞きながら、自分の発見を話した。
「私もさ、芽吹戦で猫宮の力感じてた。私の声、ちゃんと届いてたよね?」
「うん、涼先輩の声がなかったら、あんなに頑張れなかったよ。ありがとう」
猫宮の言葉に、涼は頬を赤らめた。二人の絆は、芽吹戦を通じてさらに深まり、新たな気づきを共有していた。
「全国でも、こうやって一緒にいようね」
涼の提案に、猫宮は笑顔で頷いた。
216それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:26:17.20ID:YAtSMp0Z0
夜、猫宮は姉のラケットと涼からのボールセットを手に持った。弦を指で弾くと、かすかな音が響いた。
「お姉ちゃん、私、芽吹先輩に勝ったよ。涼先輩やみんながいてくれたからだね。全国でも、仲間と一緒に戦うよ」
窓の外では、秋の夜空に星が瞬いていた。猫宮はその光を見ながら、目を閉じた。芽吹戦後の休息が、彼女に姉との繋がりと新たな絆をもたらしていた。
217それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:26:19.30ID:TyhOJ6M90
このイッチは偽物やで証拠の画像持ってない時点で一発で偽物暴ける
218それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:26:40.84ID:YAtSMp0Z0
10月下旬、全国中学校テニス大会の開幕が近づいていた。明星中学校の女子テニス部は、関東大会優勝の勢いそのままに、全国の舞台である東京の国立テニスセンターに到着していた。秋の陽射しがコートを照らし、紅葉が会場を彩る中、全国各地から集まったチームのざわめきが響いていた。猫宮はラケットを手に、仲間たちとコートの端で準備をしていた。芽吹戦でのイマジナリーの覚醒が、彼女に深い自信を与えていたが、この新たな舞台に静かな期待を抱いていた。
「猫宮、全国だよ! なんかドキドキしてきた!」
涼が笑顔で言うと、猫宮は頷き、軽くラケットを振った。
「うん、私も。でも、みんなと一緒なら大丈夫だよね」
219それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 14:26:58.78ID:YAtSMp0Z0
猫宮はコートを見渡した。全国大会の規模は関東とは比べものにならないほど大きく、観客席のざわめきが彼女の耳に届いていた。芽吹戦の記憶が蘇り、あの覚醒の感覚が体に染みついていた。
「芽吹先輩に勝った時みたいに、全国でも戦えるかな。でも、今は目の前の試合に集中しよう」
関東大会後の休息で、彼女は姉のラケットや涼との絆を通じて、イマジナリーの力を少し理解し始めていた。その負荷は涼の声や姉の存在で安定し、彼女に冷静さをもたらしていた。全国での強敵はまだ先かもしれないが、猫宮は一つ一つの試合を大切に戦う決意を新たにしていた。
「全国でも、仲間と一緒に勝ちたい。一点ずつ、丁寧に」
彼女はラケットを握り直し、コートに向かった。
220それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:27:13.65ID:YAtSMp0Z0
涼は猫宮の隣でストレッチをしながら、目を輝かせていた。
「全国だよ、猫宮! 関東優勝した私たちなら、どこまででも行けるよね!」
涼は芽吹戦での猫宮の覚醒を見て、彼女の力を信じていた。自分が声をかけ続けたことで猫宮のイマジナリーが安定した瞬間を思い出し、興奮と信頼が胸に広がっていた。
「私がそばにいるから、猫宮の力、もっとすごくなるよ。私も頑張って、全国で目立っちゃおうかな!」
涼は全国大会の新たな舞台に興奮しつつ、猫宮やチームへの信頼を深めていた。芽吹ほどの強敵はしばらく現れないかもしれないが、彼女は仲間と共に戦う喜びを感じていた。
「全国、楽しみだね。私たちなら、絶対勝てる!」
涼の明るい声に、猫宮は笑顔で応えた。「うん、一緒に頑張ろう!」
221それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:27:22.87ID:TyhOJ6M90
すんげー熱意
まじで俺の漫画って名作やったんやな
222それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:27:40.02ID:YAtSMp0Z0
氷華はコートの端でラケットを手に持つと、静かに会場を見渡した。芽吹戦での猫宮の勝利が、彼女に安堵と新たな闘志をもたらしていた。
「芽吹を倒したお前がいるなら、このチームは強い。私も負けてられないな」
氷華は芽吹との因縁を猫宮が清算してくれたことで、心の重荷が軽くなっていた。彼女は怪我で芽吹との直接対決を逃したが、今はチームの一員として全国に挑む新たな闘志を燃やしていた。
「全国には強い奴らがいるだろう。お前と一緒に、どこまでやれるか楽しみだよ、猫宮」
氷華の静かな声に、猫宮は真剣に頷いた。「はい、氷華先輩。一緒に戦いましょう」
223それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:27:44.76ID:TyhOJ6M90
パクリの限界突破すげえやw
224それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:28:01.51ID:YAtSMp0Z0
大会初戦の相手は、東北代表の秋田南中学。堅実なプレーが特徴だが、関東の強豪と比べると目立った力はないチームだった。猫宮はシングルス1(S1)でコートに立った。相手は3年生の佐々木葵、スピードと粘りを武器とする選手だった。
試合開始の笛が鳴り、猫宮のサーブから始まった。彼女は佐々木の動きを見極め、低くスピンをかけたサーブを放つ。佐々木が返すが、猫宮はイマジナリーの感覚で予測し、コート中央から鋭いクロスショットを放つ。ボールが佐々木のバックハンド側を抜け、ポイントを取った。スコアは1-0。
佐々木は粘り強くロングラリーで応戦し、深いショットで揺さぶりをかけた。だが、猫宮の動きは芽吹戦での覚醒を反映しており、冷静かつ迅速だった。彼女は佐々木の返球を予測し、ネットに詰めて角度のあるボレーを決める。スコアは2-0。試合は一方的な展開となり、第1セットを6-2で奪った。
第2セットでも、猫宮のプレーは安定していた。佐々木がスピンを織り交ぜて抵抗するが、猫宮はコートを走り、カウンターでフラットショットを放つ。観客席が静かに見守る中、スコアは6-1で猫宮が勝利。
「ゲームセットマッチ! 猫宮、2-0!」
審判の声に、猫宮は静かに微笑んだ。芽吹戦ほどの緊張感はなかったが、彼女は一点ずつ丁寧に戦い抜き、自分の力を再確認していた。
225それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:28:18.72ID:TyhOJ6M90
ちな全国は雑魚ばっかだよー^^
いきなり作品コンセプト破綻してるの草
226それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:28:21.36ID:YAtSMp0Z0
団体戦は、ダブルス1で涼と飛鳥が6-3、シングルス2で氷華が6-2で勝利し、明星が3-0で初戦を突破した。試合後、コート脇で仲間たちが集まった。涼が笑顔で言った。
「猫宮、初戦楽勝だったね! 芽吹戦の力、まだまだすごいよ!」
氷華が静かに頷いた。
「全国の初戦としては楽すぎるくらいだな。でも、お前のプレー、安定してる。次も頼むぞ」
顧問が穏やかに言った。
「初戦突破だ。猫宮、芽吹戦で見せた力はここでも生きてる。だが、全国は長い戦いだ。強者がどこかで現れる。その時まで準備を怠るな」
猫宮は笑顔で応えた。
「はい、みんなと一緒に、全国でも勝ちたいです!」
芽吹戦の影響は、チーム全体に自信を与えていた。猫宮のイマジナリーの覚醒は、彼女を抜きん出た存在に押し上げつつ、仲間との絆をさらに深めていた。
227それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:28:36.24ID:YAtSMp0Z0
宿舎に戻り、猫宮は部屋で姉のラケットを手に持った。弦を指で弾くと、かすかな音が響いた。
「お姉ちゃん、私、全国で初戦勝ったよ。芽吹先輩に勝った力、ちゃんと使えてるかな。仲間と一緒に、もっと上に行くよ」
窓の外では、秋の夜空に星が瞬いていた。猫宮はその光を見ながら、目を閉じた。全国大会の幕開けが、彼女に新たな一歩をもたらしていた。
228それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:28:53.10ID:YAtSMp0Z0
10月下旬、全国中学校テニス大会2日目。明星中学校の女子テニス部は、東京の国立テニスセンターで初戦を突破し、2回戦に臨んでいた。秋の陽射しがコートを照らし、紅葉が風に揺れる中、全国各地のチームが熱戦を繰り広げていた。猫宮はラケットを手に、仲間たちとコート脇で準備をしていた。芽吹戦でのイマジナリーの覚醒が、彼女に深い自信を与えていたが、この全国の舞台で新たな波動を感じ始めていた。
「猫宮、2回戦だよ! 全国ってやっぱりすごい雰囲気だね!」
涼が目を輝かせて言うと、猫宮は頷き、ラケットを軽く振った。
「うん、関東より人が多いね。でも、みんなと一緒なら落ち着いて戦えるよ」
229それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:29:11.38ID:YAtSMp0Z0
猫宮はコートを見渡した。全国大会の規模は関東を遥かに超え、観客席のざわめきや選手たちの気迫が彼女の耳に届いていた。芽吹戦の覚醒が、彼女に新たな感覚をもたらしていた。
「芽吹先輩に勝った時みたいに、全国でもやれるよね。でも、なんか空気が違う気がする」
初戦での楽な勝利は、彼女のイマジナリーが安定していることを示していた。涼の声や姉のラケットが支えとなり、その力は芽吹戦ほどの負荷なく発揮できていた。だが、会場に漂う気配に、彼女は微かな予感を抱いていた。全国には、芽吹を超える強者が潜んでいるかもしれない。
「目の前の試合に集中しよう。みんなと一緒に、一つずつ勝つよ」
彼女はラケットを握り直し、コートに向かった。
230それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:29:13.34ID:TyhOJ6M90
中学の部活の大会で第2セットもあるわけねーだろw
パクリどころかテニスにわかですらあるのくさ
231それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:29:29.07ID:YAtSMp0Z0
涼は猫宮の隣でストレッチをしながら、笑顔で話しかけた。
「猫宮、全国2回戦だよ! 関東優勝した私たちなら、どこまででも行けるよね!」
涼は芽吹戦での猫宮の覚醒を思い出し、彼女の力を信じていた。自分が声をかけ続けたことで猫宮のイマジナリーが安定した瞬間が、彼女に誇りと興奮を与えていた。
「私がそばにいるから、猫宮の力、もっとすごくなるよ。私もダブルスで頑張って、全国で目立っちゃおう!」
涼は全国の新たな舞台に興奮しつつ、チームへの信頼を深めていた。初戦の楽な勝利が、彼女に安心感を与えていたが、会場に響く他の試合の歓声に、強者への期待も芽生えていた。
「全国って、すごい選手がいそう。楽しみだね!」
涼の明るい声に、猫宮は笑顔で応えた。「うん、一緒に楽しもう!」
232それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:29:34.16ID:lwTdRHpi0
ワイの学生時代のレポートみたいやな
字数稼ぎのために角は立たないが意味も特にない言葉で埋め尽くされてる感じ
233それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:29:40.34ID:YAtSMp0Z0
氷華はコートの端でラケットを手に持つと、静かに会場を見渡した。芽吹戦での猫宮の勝利が、彼女に静かな闘志を呼び起こしていた。
「芽吹を倒したお前がいる。このチームなら、全国でもやれる」
氷華は芽吹との因縁を猫宮が超えたことで、自分のテニスに新たな意味を見出していた。彼女は怪我を乗り越え、今はチームの一員として戦う喜びを感じていた。会場に漂う気配に、彼女も何かを感じ取っていた。
「全国には、強そうな気配があるな。お前と一緒に、そいつらと戦いたいよ、猫宮」
氷華の静かな声に、猫宮は真剣に頷いた。「はい、氷華先輩。一緒に戦いましょう」
234それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:30:03.51ID:YAtSMp0Z0
2回戦の相手は、九州代表の不知火中学。堅実なプレーが特徴だが、芽吹のような圧倒的な力はないチームだった。猫宮はシングルス1(S1)でコートに立った。相手は3年生の緋月悠乃(ひづき・ゆうの)、スピードと正確さを武器とする選手だった。
試合開始の笛が鳴り、猫宮のサーブから始まった。彼女は緋月の動きを見極め、低くスピンをかけたサーブを放つ。緋月が返すが、猫宮はイマジナリーの感覚で予測し、コート中央から鋭いクロスショットを放つ。ボールが緋月のバックハンド側を抜け、ポイントを取った。スコアは1-0。
緋月は粘り強く深いショットで応戦し、ロングラリーを仕掛けた。だが、猫宮の動きは芽吹戦での覚醒を反映しており、冷静かつ迅速だった。彼女は緋月の返球を予測し、ネットに詰めて角度のあるボレーを決める。スコアは2-0。試合は一方的な展開となり、第1セットを6-2で奪った。
第2セットでも、猫宮のプレーは安定していた。緋月がスピンを織り交ぜて揺さぶりをかけるが、猫宮はコートを走り、カウンターでドライブボレーを放つ。スコアは6-1で猫宮が勝利。
「ゲームセットマッチ! 猫宮、2-0!」
審判の声に、猫宮は静かに微笑んだ。芽吹戦ほどの緊張感はなかったが、彼女は一点ずつ丁寧に戦い抜き、自分の力を確認していた。
235それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:30:09.04ID:TyhOJ6M90
全国が関東の規模をこえてたら作品の設定そのもの自体がねじまがってんぞw
そんなありきたりのシンプルすぎるやつ今更うけるかよw
236それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:30:19.90ID:YAtSMp0Z0
団体戦は、ダブルス1で涼と飛鳥が6-3、シングルス2で氷華が6-2で勝利し、明星が3-0で2回戦を突破した。試合後、コート脇で仲間たちが集まった時、隣のコートから大きな歓声が響いた。猫宮が振り返ると、別の試合が終わりを迎えていた。
勝者は、北海道代表・氷刃中学の氷刃玖蘭(ひょうが・くらん)。長身で白髪が特徴的な3年生で、鋭い眼光が観客を圧倒していた。彼女は対戦相手を6-0、6-0で完封し、コートを去る際、猫宮と一瞬目が合った。その眼光に、猫宮は微かな寒気とともに、強い気配を感じた。
「誰だろ、あの人……芽吹先輩とは違う、なんかすごい感じがする」
涼が驚いた声で言った。
「猫宮、見た!? あの人、めっちゃ強そうだったよ! 全国、すごいね!」
氷華が静かに呟いた。
「氷刃玖蘭か……噂には聞いてた。全国のトップクラスだ。お前と戦ったら面白そうだ、猫宮」
顧問が穏やかに言った。
「2回戦突破だ。猫宮、安定してるな。だが、全国にはあんな選手もいる。次の試合も気を抜くな」
猫宮は頷きながら、氷刃玖蘭の背中を見送った。
「はい、みんなと一緒に、全国でも勝ちたいです!」
芽吹戦の影響はチームに自信を与えていたが、氷刃玖蘭の存在が、彼女に強者への予感を抱かせていた。
237それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:30:36.28ID:YAtSMp0Z0
宿舎に戻り、猫宮は部屋で姉のラケットを手に持った。弦を指で弾くと、かすかな音が響いた。
「お姉ちゃん、私、全国で2回戦勝ったよ。芽吹先輩に勝った力で、仲間と一緒に戦ってる。今日、強そうな人見たよ。全国ってすごいね」
窓の外では、秋の夜空に星が瞬いていた。猫宮はその光を見ながら、目を閉じた。全国大会の波動が、彼女に新たな予感をもたらしていた。
238それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:30:51.39ID:YAtSMp0Z0
10月下旬、全国中学校テニス大会3日目。明星中学校の女子テニス部は、東京の国立テニスセンターで2回戦を突破し、3回戦に臨んでいた。秋の陽射しがコートを照らし、紅葉が風に揺れる中、全国各地のチームが熱戦を繰り広げていた。猫宮はラケットを手に、仲間たちとコート脇で準備をしていた。芽吹戦でのイマジナリーの覚醒が、彼女に深い自信を与えていたが、全国の鼓動が新たな試練を予感させていた。
「猫宮、3回戦だよ! 全国、どんどん進んでるね!」
涼が笑顔で言うと、猫宮は頷き、ラケットを手に持った。
「うん、関東優勝からここまで来たね。みんなと一緒なら、どこまででも行ける気がする」
239それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:31:09.25ID:YAtSMp0Z0
猫宮はコートを見渡した。全国大会の規模は関東を遥かに超え、観客席のざわめきや選手たちの気迫が彼女の耳に届いていた。芽吹戦での覚醒が、彼女に新たな感覚をもたらしていたが、昨日見た氷刃玖蘭の姿が頭に残っていた。
「芽吹先輩に勝った力、全国でもやれるよね。でも、昨日の人、強そうだったな……」
2回戦までの勝利は楽だったが、彼女のイマジナリーが安定しているとはいえ、全国の空気には芽吹とは異なる重圧があった。彼女は微かな緊張を感じながらも、仲間と共に戦う決意を新たにしていた。
「目の前に集中しよう。みんなと一緒に、一つずつ勝つよ」
彼女はラケットを握り直し、コートに向かった。
240それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:31:19.78ID:TyhOJ6M90
猫宮がS1やっててくさ
猫宮が芽吹を倒せたのはこの時点単なる奇跡だからS1任されるほど強くなってねーよ草
241それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:31:22.81ID:YAtSMp0Z0
涼は猫宮の隣でストレッチをしながら、目を輝かせていた。
「猫宮、3回戦だよ! 関東優勝した私たちなら、どこまででも行けるよね!」
涼は芽吹戦での猫宮の覚醒を思い出し、彼女の力を信じていた。自分が声をかけ続けたことで猫宮のイマジナリーが安定した瞬間が、彼女に高揚感を与えていた。
「私がそばにいるから、猫宮の力、もっとすごくなるよ。ダブルスも頑張って、全国で目立っちゃおう!」
涼は全国の新たな舞台に興奮していたが、2回戦までの楽勝に微かな不安も感じていた。全国には予想外の強敵が潜んでいるかもしれない。
「全国、すごい選手がいそう。楽しみだけど、ちょっとドキドキするね」
涼の明るい声に、猫宮は笑顔で応えた。「うん、一緒に楽しもう!」
242それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:31:39.98ID:YAtSMp0Z0
氷華はコートの端でラケットを手に持つと、静かに会場を見渡した。芽吹戦での猫宮の勝利が、彼女に静かな闘志を呼び起こしていた。
「芽吹を倒したお前がいる。このチームなら、全国でもやれる」
氷華は芽吹との因縁を猫宮が超えたことで、自分のテニスに新たな意味を見出していた。彼女は怪我を乗り越え、今はチームの一員として戦う喜びを感じていた。昨日見た氷刃玖蘭の試合に、彼女も強い印象を受けていた。
「玖蘭か……あいつ、全国でも目立ってる。お前なら戦えるが、チーム全体でどうなるかだな」
氷華の静かな声に、猫宮は真剣に頷いた。「はい、氷華先輩。一緒に戦いましょう」
243それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:31:51.66ID:TyhOJ6M90
>>239
同じレス連投しちゃってて草
244それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:32:14.72ID:2BUhCua80
またおまえか
245それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:33:00.61ID:TyhOJ6M90
>>244
ちゃうこいつは単なる偽物
俺の作品に嫉妬してついにはパクリ妄想スレ立てまでしちゃったやつw
すごくねw俺まじで他人を操るほどの作品かけてるってことやんw
246それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:33:08.13ID:YAtSMp0Z0
3回戦の相手は、関西代表の月詠中学。粘り強いディフェンスと緻密な戦略が特徴で、全国でも中堅以上の実力を持つチームだった。試合はダブルス1から始まり、涼と飛鳥がコートに立った。相手は月詠の2年生ペア、紫苑陽葵(しおん・ひまき)と夜見椿(よみ・つばき)。
紫苑の鋭いサーブと夜見のネットプレーが冴え、涼と飛鳥を圧倒。涼は懸命に声をかけ、飛鳥が鋭いショットで応戦するが、月詠ペアの連携に翻弄され、スコアは4-6、3-6で敗北。明星は初の黒星を喫した。
涼が肩を落としつつ言った。「ごめん、猫宮……私たち、やられちゃった」
猫宮は笑顔で励ました。「大丈夫だよ、涼先輩。次、私が頑張るから」
シングルス1で猫宮がコートに立った。相手は3年生の星奈碧織(ほしな・あおり)、持久力と頭脳的なプレーを武器に、全国ベスト16を経験した選手だった。
試合開始、星奈のサーブから始まった。彼女は鋭いスピンサーブを放ち、ボールが不規則に跳ねた。猫宮は反応し、バックハンドで返すが、星奈はコートを広く使い、深いショットで揺さぶる。猫宮がクロスショットを放つと、星奈は素早く予測し、ロブで応戦。猫宮がスマッシュを狙うが、星奈がコートの端で拾い、ポイントを奪った。スコアは0-1。
「強い……芽吹先輩とは違うけど、全国クラスだ」
猫宮は次のゲームでサーブを放つ。星奈の動きを見極め、低くスピンをかけたサーブを放つ。星奈が返すが、猫宮はイマジナリーで予測し、ネットに詰めてボレーを狙う。星奈が素早く反応し、深いバックハンドで応戦。長いラリーが続き、星奈がドロップショットを放つが、猫宮が予測し、全力でダッシュして拾い、鋭いフラットショットで決め返した。スコアは1-1。
観客席がどよめき、涼が叫んだ。「猫宮、すごい! その調子!」
星奈が静かに笑い、「芽吹を倒したって噂は本物だね」と呟いた。彼女は次のゲームでサーブの角度を変化させ、猫宮のフォアハンド側を狙う。猫宮が返すと、星奈はフェイントを交えたドロップショットで崩し、ポイントを奪う。スコアは2-3。
猫宮は集中を高め、星奈の戦略に適応し始めた。星奈の深いショットに対し、ロブで時間を作り、隙に鋭いドライブボレーを放つ。星奈がカウンターを仕掛けるが、猫宮は予測し、ワイドショットで応戦。第1セットは6-4で猫宮が奪った。
第2セットでは、星奈がさらに頭脳的なプレーを展開。彼女は猫宮の動きを読み、緩急をつけたスピンで揺さぶる。猫宮は一度ミスを犯すが、イマジナリーで星奈の癖を捉え、バックハンドで鋭いカウンターを放つ。スコアは拮抗しつつも、猫宮が冷静にラリーを制し、6-3で勝利。
「ゲームセットマッチ! 猫宮、2-0!」
猫宮は息を切らしつつ微笑んだ。全国クラスの歯応えに、彼女は力を試されていた。
247それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:33:40.90ID:YAtSMp0Z0
シングルス2で氷華が6-2で勝利し、明星は2-1で3回戦を突破した。試合後、コート脇で仲間たちが集まった時、別のコートから静かな緊張感と共に拍手が響いた。猫宮が振り返ると、別の試合が終わりを迎えていた。
勝者は、中国地方代表・焔嵐中学の焔嵐焔華(えんらん・えんか)。中背で赤髪が特徴的な3年生で、静かながらも鋭い眼光が観客を圧倒していた。彼女は対戦相手を6-1、6-0で下し、コートを去る際、猫宮の方を一瞬見た。その視線に、猫宮は芽吹や氷刃玖蘭とは異なる、静かな威圧感を感じた。
「また別の強そうな人だ……全国、すごいな」
涼が目を丸くして言った。
「猫宮、今の人も強そうだったよ! 私たち、負けちゃったけど、猫宮が勝ってくれて良かった!」
氷華が静かに呟いた。
「焔嵐焔華か……全国でも上位に食い込む選手だ。お前なら戦えるが、チーム全体でどうなるかだな」
顧問が穏やかに言った。
「3回戦突破だ。猫宮、星奈相手にいい試合だった。だが、ダブルスが負けた。全国は楽じゃない。次は気を引き締めろ」
猫宮は頷きながら、焔嵐焔華の背中を見送った。
「はい、みんなと一緒に、全国でも勝ちたいです!」
芽吹戦の影響はチームに自信を与えていたが、焔嵐焔華や氷刃玖蘭の存在とダブルスの敗北が、彼女に強者とチームの現実を意識させていた。
248それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:34:02.06ID:YAtSMp0Z0
宿舎に戻り、猫宮は部屋で姉のラケットを手に持った。弦を指で弾くと、かすかな音が響いた。
「お姉ちゃん、私、全国で3回戦勝ったよ。芽吹先輩に勝った力で戦ったけど、今日は少し苦戦した。仲間と一緒に、もっと強くなるね」
窓の外では、秋の夜空に星が瞬いていた。猫宮はその光を見ながら、目を閉じた。全国大会の鼓動が、彼女に新たな試練と絆の力をもたらしていた。
249それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:34:18.23ID:YAtSMp0Z0
中学校の女子テニス部は、東京の国立テニスセンターで3回戦を2-1で突破し、4回戦に臨んでいた。秋の陽射しがコートを照らし、紅葉が風に揺れる中、全国各地のチームが熱戦を繰り広げていた。猫宮はラケットを手に、仲間たちとコート脇で準備をしていた。芽吹戦でのイマジナリーの覚醒が、彼女に深い自信を与えていたが、昨日のダブルスの敗北がチームの脆さを露わにしていた。
「猫宮、4回戦だよ! 昨日負けちゃったけど、今日こそみんなで勝とうね!」
涼が少し緊張した笑顔で言うと、猫宮は頷き、ラケットを手に持った。
「うん、昨日は悔しかったけど、みんなと一緒なら立て直せるよ」
250それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:34:34.00ID:YAtSMp0Z0
猫宮はコートを見渡した。全国大会の規模は関東を遥かに超え、観客席のざわめきや選手たちの気迫が彼女の耳に届いていた。芽吹戦での覚醒が、彼女に新たな感覚をもたらしていたが、3回戦でのダブルスの敗北が心に残っていた。
「芽吹先輩に勝った力、私にはある。でも、チーム全体が強くならないと、全国じゃ厳しいよね……」
3回戦までの試合で、彼女のイマジナリーは安定していたが、涼と飛鳥の敗北は、明星が強豪校ではない脆さを示していた。彼女はチームの頼みの綱として戦ってきたが、全国の強敵を前に、仲間と共に進化する必要性を感じていた。
「今日の試合、みんなで勝ちたい。私の力だけじゃなくて、チームの力で」
彼女はラケットを握り直し、コートに向かった。
251それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:34:46.18ID:YAtSMp0Z0
涼は猫宮の隣でストレッチをしながら、少し俯いていた。
「猫宮、昨日はごめんね。私と飛鳥、負けちゃって……でも、今日こそは頑張るよ!」
涼は芽吹戦での猫宮の覚醒を見て、彼女の力を信じていたが、3回戦での敗北が悔しさと不安を残していた。自分が声をかけ続けたことで猫宮のイマジナリーが安定した喜びはあったが、ダブルスでの無力感が彼女を苛んでいた。
「私がもっとしっかりしてれば……でも、負けたままじゃ終われない。私も強くなりたい!」
涼は悔しさをバネに、進化への意欲を燃やしていた。全国の強敵に立ち向かうため、彼女は自分の感覚を磨き、ダブルスでの役割を果たそうと決意していた。
「今日、絶対負けないよ。猫宮、頼りにしてるからね!」
涼の声に、猫宮は笑顔で応えた。「うん、私も頼りにしてるよ。一緒に頑張ろう」
252それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:35:05.70ID:YAtSMp0Z0
氷華はコートの端でラケットを手に持つと、静かに会場を見渡した。芽吹戦での猫宮の勝利が、彼女に静かな闘志を呼び起こしていたが、昨日の敗北が現実を突きつけていた。
「お前が芽吹を倒した。でも、チーム全体じゃまだ脆いな。私ももっとやらなきゃ」
氷華は芽吹との因縁を猫宮が超えたことで、自分のテニスに新たな意味を見出していたが、明星が強豪校ではない脆さに目を向けていた。彼女は怪我を乗り越え、チームの一員として戦う喜びを感じていたが、全国の強敵に勝つには進化が必要だと感じていた。
「今日の相手、簡単じゃないだろう。お前と一緒に、チームを強くしたいよ、猫宮」
氷華の静かな声に、猫宮は真剣に頷いた。「はい、氷華先輩。一緒に強くなりましょう」
253それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:35:29.59ID:TyhOJ6M90
関東スポーツプロジェクトの影響でジュニアの実力者達はまとめて関東に集まってるって設定なので全国大会では部活でテニスやってるだけのお遊びチームしかいない
ので関東越えた猫宮たちなら楽勝な相手しかおらん
猫宮でさえ物語開始時点大阪ではキャプテンはれてたレベルやからな
254それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:35:47.38ID:YAtSMp0Z0
4回戦の相手は、東海代表の雷鳴中学。攻撃的なプレーと高い連携が特徴で、全国ベスト8を経験した強豪チームだった。試合はダブルス1から始まり、涼と飛鳥がコートに立った。相手は雷鳴の3年生ペア、雷堂迅(らいどう・じん)と嵐山颯(あらしやま・はやて)。
雷堂の強烈なサーブと嵐山の鋭いネットプレーが炸裂し、涼と飛鳥を圧倒。涼は懸命に声をかけ、飛鳥がカウンターを試みるが、雷堂のスマッシュと嵐山のボレーに翻弄され、スコアは4-6、2-6で敗北。明星は再び黒星を喫した。
涼が悔しそうに呟いた。「また負けた……私、もっと頑張らないと」
猫宮は励ました。「大丈夫だよ、涼先輩。次、私と氷華先輩で取り返すから」
シングルス1で猫宮がコートに立った。相手は雷鳴の3年生、雷鳴彩弦(らいめい・あやね)。長身で青髪が特徴的な選手で、全国ベスト16を誇る実力者。彼女は鋭いサーブと予測不能なスピンショットが武器だった。
試合開始、雷鳴のサーブから始まった。彼女は強烈なフラットサーブを放ち、ボールが猫宮のコートに鋭く跳ねた。猫宮は反応し、バックハンドで返すが、雷鳴は即座にコートを縦に揺さぶるスピンショットで崩し、ポイントを奪った。スコアは0-1。
「芽吹先輩とは違う……速くて、動きが読めない!」
猫宮は次のゲームでサーブを放つ。雷鳴の動きを見極め、低くスピンをかけたサーブを放つ。雷鳴が返すが、猫宮はイマジナリーで予測し、ネットに詰めてボレーを狙う。雷鳴が素早く反応し、鋭いドロップショットで応戦。猫宮がダッシュして拾うが、雷鳴がロブで崩し、スマッシュで決め、スコアは0-2。
観客席がどよめき、涼が叫んだ。「猫宮、頑張って! 負けないで!」
雷鳴が静かに呟いた。「芽吹を倒したって? なら、私を楽しませてよ」
猫宮は集中を高め、次のゲームで反撃。雷鳴のサーブに対し、イマジナリーで動きを予測し、深いバックハンドで応戦。雷鳴がドロップを放つが、猫宮は予測し、全力でダッシュして拾い、鋭いフラットショットで決め返した。スコアは1-2。
試合は拮抗し、雷鳴のスピンショットと猫宮のカウンターが交錯。雷鳴がフェイントを交えたショットで揺さぶり、猫宮がロブで耐える展開に。第1セットは雷鳴が6-4で奪ったが、第2セットで猫宮が適応。雷鳴のサーブに対し、ロブで時間を作り、隙にドライブボレーを放つ。スコアは6-3で猫宮が取り返し、フルセットへ。
第3セット、雷鳴がさらに攻撃的に。彼女はサーブで猫宮を揺さぶり、フェイントで崩す。猫宮はイマジナリーを駆使し、耐えながらカウンターを放つ。スコアは5-5で拮抗し、最後のゲームで猫宮が雷鳴のドロップを予測し、全力で拾い、鋭いフラットショットで決め切った。スコアは7-5で猫宮が勝利。
「ゲームセットマッチ! 猫宮、2-1!」
猫宮は息を切らしつつ微笑んだ。全国クラスの強敵に苦戦しつつも、彼女は勝利を掴んだ。
255それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:36:06.36ID:YAtSMp0Z0
シングルス2で氷華が6-4で勝利し、明星は2-1で4回戦を突破した。試合後、コート脇で仲間たちが集まった。涼が悔しそうに言った。
「猫宮、氷華先輩、ありがとう。私、また負けちゃった……でも、次は絶対勝つよ!」
涼の目に、進化への意欲が宿っていた。氷華が静かに言った。
「雷鳴彩弦は強かった。お前が勝ったが、ダブルスが脆いままじゃ全国は厳しい。私ももっとやらなきゃな」
氷華の言葉に、進化への決意が滲んでいた。顧問が穏やかに言った。
「4回戦突破だ。だが、ダブルスが2連敗。全国は楽じゃない。次の試合で立て直せ」
猫宮は頷いた。「はい、みんなと一緒に強くなりたいです!」
別のコートから拍手が響き、焔嵐焔華(えんらん・えんか)が勝利を収めていた。その姿に、猫宮は強者の影を感じた。
256それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:36:30.58ID:YAtSMp0Z0
宿舎に戻り、猫宮は部屋で姉のラケットを手に持った。弦を指で弾くと、かすかな音が響いた。
「お姉ちゃん、私、全国で4回戦勝ったよ。今日は苦戦したけど、仲間と一緒なら立て直せるよね」
窓の外では、秋の夜空に星が瞬いていた。猫宮はその光を見ながら、目を閉じた。全国の試練が、彼女とチームに進化の兆しをもたらしていた。
257それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:37:20.11ID:TyhOJ6M90
ただ全国にも一応強豪クラスはいる
どれも関東5姫が率いる関東5強ほどの強さはないけど関東越えた猫宮たちが接戦になる程度には強い
ラスボスである九州の龍鳳中は関東女王芽吹率いる桜乱と同格なので全国でも抜きん出てるけど
258それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:37:33.81ID:YAtSMp0Z0
10月下旬、全国中学校テニス大会5日目。明星中学校の女子テニス部は、東京の国立テニスセンターで4回戦を2-1で突破し、準々決勝に進出していた。秋の陽射しがコートを照らし、紅葉が風に揺れる中、全国の強豪が集う舞台で緊張感が高まっていた。猫宮はラケットを手に、仲間たちとコート脇で準備をしていた。芽吹戦でのイマジナリーの覚醒が、彼女に深い自信を与えていたが、連日のダブルスの敗北がチームの脆さを露わにしていた。
「猫宮、準々決勝だよ! 昨日も負けちゃったけど、今日こそみんなで勝とうね!」
涼が少し緊張した声で言うと、猫宮は頷き、ラケットを握り直した。
「うん、昨日も悔しかったけど、みんなと一緒なら立て直せる。今日、頑張ろう」
259それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:37:46.50ID:YAtSMp0Z0
猫宮はコートを見渡した。全国大会の準々決勝ともなると、観客席のざわめきは一段と大きくなり、選手たちの気迫が空気を重くしていた。芽吹戦での覚醒が、彼女に新たな感覚をもたらしていたが、ダブルスの連敗が心に影を落としていた。
「芽吹先輩に勝った力、私にはある。でも、チームが一つにならないと、全国の頂点は遠いよね……」
4回戦までの試合で、彼女のイマジナリーは安定していたが、涼と飛鳥の敗北は、明星が強豪校ではない脆さを示していた。彼女はチームの頼みの綱だったが、真の強敵を前に、仲間と共に勝つ覚悟を新たにしていた。
「今日、みんなで勝ちたい。私の力だけじゃなくて、チームの力で」
彼女は深呼吸し、コートに向かった。
260それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:38:01.60ID:YAtSMp0Z0
涼は猫宮の隣でストレッチをしながら、少し唇を噛んでいた。
「猫宮、昨日も負けちゃってごめんね。私と飛鳥、もっと頑張らないと……でも、今日こそは勝つよ!」
涼は芽吹戦での猫宮の覚醒を見て、彼女の力を信じていたが、連敗が悔しさと焦りを募らせていた。自分が声をかけ続けたことで猫宮のイマジナリーが安定した喜びはあったが、ダブルスでの無力感が彼女を苛んでいた。
「私がもっと強くなれば、猫宮に頼りすぎないで済むよね。私、進化したい!」
涼は悔しさを力に変え、進化への渇望を燃やしていた。全国の強敵に立ち向かうため、彼女は自分の感覚を信じ、ダブルスでの勝利を掴もうと決意していた。
「今日、絶対勝つよ。猫宮、見ててね!」
涼の声に、猫宮は笑顔で応えた。「うん、私も応援してるよ。一緒に頑張ろう」
261それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:38:27.15ID:YAtSMp0Z0
氷華はコートの端でラケットを手に持つと、静かに会場を見渡した。芽吹戦での猫宮の勝利が、彼女に静かな闘志を呼び起こしていたが、ダブルスの連敗が現実を突きつけていた。
「お前が芽吹を倒した。でも、ダブルスがこんなんじゃ、全国じゃ脆すぎる。私がもっとやらなきゃ」
氷華は芽吹との因縁を猫宮が超えたことで、自分のテニスに新たな意味を見出していたが、チームの脆さに焦りを感じていた。彼女は怪我を乗り越え、戦う喜びを感じていたが、全国の強敵に勝つには進化が必要だと覚悟を決めていた。
「今日の相手、強そうだ。お前と一緒に、チームを強くするよ、猫宮」
氷華の静かな声に、猫宮は真剣に頷いた。「はい、氷華先輩。一緒に強くなりましょう」
262それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:38:49.17ID:TyhOJ6M90
部活の大会で2セットマッチとかいうにわか晒しちゃったのによくもまあいまだに書き続けられるな
263それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:38:52.73ID:YAtSMp0Z0
準々決勝の相手は、関東代表の嵐峰中学。圧倒的な攻撃力と鉄壁の守備で、全国大会3年連続ベスト4を誇る強豪校だった。試合はダブルス1から始まり、涼と飛鳥がコートに立った。相手は嵐峰の3年生ペア、霧崎凪紗(きりさき・なぎさ)と嵐華雫(らんか・しずく)。
霧崎の鋭いサーブがコートを切り裂き、嵐華の緻密なネットプレーが涼と飛鳥を圧倒。涼は声をかけ、飛鳥がカウンターを試みるが、霧崎のスマッシュが炸裂し、嵐華がボレーを決める。涼は「負けない!」と叫び、飛鳥と連携してロブで時間を作り、ワイドショットを放つ。霧崎が拾い、嵐華がドロップショットで崩すが、涼が予測し、全力で拾ってカウンターを放つ。長いラリーが続き、涼の感覚が冴え始めるが、嵐華のフェイントに翻弄され、スコアは3-6で第1セットを奪われた。
第2セット、涼は進化の兆しを見せる。霧崎のサーブに対し、飛鳥と呼吸を合わせ、深いバックハンドで応戦。嵐華がネットに詰めるが、涼がロブで崩し、飛鳥がスマッシュを決める。スコアは4-4で拮抗し、涼の声がコートに響く。「飛鳥、私たちの力、見せよう!」
だが、霧崎がサーブの角度を変化させ、嵐華が予測不能なスピンショットで揺さぶる。涼と飛鳥は耐えるが、最後は嵐華のボレーが決まり、スコアは4-6で敗北。明星は3連敗を喫した。
264それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:39:12.66ID:YAtSMp0Z0
試合後、コート脇で仲間たちが集まった。涼が汗を拭いながら悔しそうに言った。
「猫宮、氷華先輩、頼むね。私、また負けちゃった……でも、感覚が少し掴めた気がする。次は絶対勝つよ!」
涼の目に、進化への意欲が宿っていた。彼女は嵐華のフェイントに翻弄された瞬間、自分の感覚が鋭くなったことを感じていた。負けた悔しさと共に、次への希望が芽生えていた。
氷華がラケットを手に持つと、静かに言った。
「霧崎と嵐華、強かった。ダブルスが3連敗だ。お前が頑張っても、チーム全体で強くならなきゃ全国は厳しい。私も進化するよ。次、私がやる」
氷華の言葉に、進化への決意が滲んでいた。彼女は涼と飛鳥の敗北を見て、自分のシングルスでの責任を強く感じていた。芽吹戦の勝利は猫宮の力だったが、チーム全体の脆さを埋めるため、彼女も進化を誓っていた。
顧問が穏やかに言った。
「ダブルスが3連敗だ。次のシングルスで立て直せ。全国は楽じゃない。だが、お前たちならやれる。氷華、次はお前だ」
猫宮は仲間たちを見つめ、頷いた。
「はい、みんなと一緒に強くなりたいです。氷華先輩、頼みます!」
別のコートから拍手が響き、焔嵐焔華(えんらん・えんか)が勝利を収めていた。その姿に、猫宮は強者の影を感じつつ、シングルスへの期待を膨らませていた。
265それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 14:39:32.69ID:YAtSMp0Z0
氷華はコートに立つ前、深呼吸してラケットを握り直した。芽吹戦での猫宮の勝利が彼女に闘志を呼び起こしていたが、ダブルスの連敗が現実を突きつけていた。
「猫宮、お前が芽吹を倒した。でも、ダブルスがこんなんじゃ、私がしっかりしないとダメだな」
氷華は自分の怪我を乗り越え、チームの一員として戦う喜びを感じていたが、明星が強豪校ではない脆さに焦りを感じていた。猫宮のイマジナリーに頼るだけでなく、自分も進化してチームを支えなければ、全国の頂点には届かない。
「今日の相手、強そうな噂だ。ここで私が勝てば、流れが変わる。進化するしかない」
彼女は静かに目を閉じ、覚悟を決めた。自分のテニスで、チームに希望をもたらす決意を胸に、コートに立った。
266それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:39:49.92ID:YAtSMp0Z0
涼はコート脇で飛鳥と並び、氷華を見つめた。
「氷華先輩、頼むよ。私、また負けちゃった……でも、次は絶対勝つから!」
涼は芽吹戦での猫宮の覚醒を見て、彼女の力を信じていたが、3連敗が悔しさと焦りを残していた。自分が声をかけ続けたことで猫宮のイマジナリーが安定した喜びはあったが、ダブルスでの無力感が彼女を苛んでいた。だが、霧崎凪紗と嵐華雫との試合で、彼女は自分の感覚が鋭くなった瞬間を感じていた。
「私がもっと進化すれば、ダブルスでも勝てるよね。氷華先輩、次は私も頑張るよ!」
涼は悔しさを次への希望に変え、進化への意欲を燃やしていた。彼女は氷華の試合を見ながら、自分の成長を信じていた。
267それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 14:40:08.30ID:YAtSMp0Z0
猫宮はコート脇で氷華を見守りながら、心の中で応援していた。
「氷華先輩、すごい集中力だ。私も負けられない。みんなで勝ちたい」
芽吹戦での覚醒が、彼女に自信を与えていたが、ダブルスの連敗がチームの脆さを示していた。彼女は自分の力だけでなく、氷華や涼の進化を信じ、チーム全体での勝利を願っていた。
「氷華先輩が勝てば、流れが変わる。私も次でしっかり勝つよ。一緒に強くなろう」
彼女は静かに息を整え、次の試合に備えた。
268それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:40:36.74ID:TyhOJ6M90
これ思ったんやけど
これがガチのAIなんじゃね?
269それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:40:46.43ID:YAtSMp0Z0
シングルス2で氷華がコートに立った。相手は嵐峰中学の3年生、風間悠乃(かざま・ゆうの)。ショートカットで金髪が特徴的な選手で、全国ベスト8の実力者。彼女は強烈なベースラインからのショットと冷静な戦略で知られていた。
試合開始、風間のサーブから始まった。彼女は鋭いスピンサーブを放ち、ボールがコートに不規則に跳ねた。氷華は素早く反応し、フォアハンドで返すが、風間は即座に深いバックハンドショットで揺さぶり、ポイントを奪った。スコアは0-1。
「速い……でも、私も負けない!」
氷華は次のゲームでサーブを放つ。風間の動きを見極め、低く鋭いサーブを放つ。風間が返すが、氷華はコートを横に揺さぶるワイドショットを放つ。風間が拾い、ドロップショットで崩そうとするが、氷華は素早く反応し、全力で拾ってカウンターのフラットショットを放つ。ボールが風間のバックハンド側を抜け、ポイントを取った。スコアは1-1。
観客席がどよめき、涼が叫んだ。「氷華先輩、ナイス! その調子!」
風間が静かに笑い、「芽吹を倒したチームの選手か。面白いね」と呟いた。彼女は次のゲームでサーブの角度を変化させ、氷華のフォアハンド側を狙う。氷華が返すと、風間はフェイントを交えた深いショットで崩し、ポイントを奪う。スコアは1-2。
氷華は集中を高め、次のゲームで反撃。風間のサーブに対し、深いバックハンドで応戦し、コートを縦に揺さぶるロブを放つ。風間がスマッシュを狙うが、氷華は予測し、コートの端で拾ってカウンターのドライブショットを放つ。ボールが風間のフォアハンド側をかすめ、ポイントを取った。スコアは2-2。
試合は拮抗し、風間の戦略的なショットと氷華の粘りが交錯。風間がスピンショットで揺さぶり、氷華がロブとカウンターで耐える展開に。氷華は怪我で鈍った感覚を呼び戻し、風間の動きを読み始める。第1セットは5-5で拮抗し、氷華がサーブで攻める。彼女は風間の癖を捉え、鋭いサーブからネットに詰め、ボレーを決める。風間が返すが、氷華が予測し、ワイドにフラットショットを放ち、スコアは7-5で第1セットを奪った。
風間が静かに目を細め、「やるね。でも、ここからだよ」と呟いた。氷華は息を整え、次のセットに備えた。
270それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:41:08.56ID:TyhOJ6M90
なんというか展開や設定もありきたりやし
AIがそのまんまかいただけのやつにしかみえないんやが
271それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:41:14.02ID:YAtSMp0Z0
試合は第2セットに突入し、コート脇で仲間たちが氷華を見守った。涼が拳を握りながら言った。
「氷華先輩、すごいよ! 私、負けたけど、次は絶対勝つから! 先輩の試合、見てて進化するよ!」
涼の目に、進化への意欲が宿っていた。彼女は氷華の粘りと戦略を見て、自分のダブルスでの課題を感じていた。
猫宮が静かに言った。
「氷華先輩、すごい集中力。私も次で勝つよ。みんなで立て直そう」
猫宮は氷華の試合に刺激を受け、チームの進化への期待を膨らませていた。
顧問が穏やかに言った。
「ダブルスが3連敗だ。氷華が第1セットを取った。シングルスで立て直せ。全国は楽じゃないが、お前たちならやれる」
別のコートから拍手が響き、焔嵐焔華(えんらん・えんか)が勝利を収めていた。その姿に、猫宮は強者の影を感じつつ、氷華の試合に目を戻した。
氷華は第2セットの準備をしながら、心の中で呟いた。
「私が勝てば、流れが変わる。進化するよ、猫宮、涼。私たちの力で、全国を勝ち抜く」
彼女の瞳に、進化への決意が宿っていた。試合はまだ続き、嵐峰との戦いがチームに新たな試練と希望をもたらしていた。
272それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 14:41:35.20ID:YAtSMp0Z0
氷華は第2セットのサーブを前に、深呼吸して集中した。芽吹戦での猫宮の勝利が彼女に闘志を呼び起こしていたが、ダブルスの連敗がチームの脆さを露わにしていた。
「猫宮が芽吹を倒した。でも、このままじゃチームが持たない。私がここで勝って、流れを変える」
氷華は怪我を乗り越え、戦う喜びを取り戻していたが、明星が強豪校ではない現実を痛感していた。猫宮のイマジナリーに頼るのではなく、自分も進化してチームを支えなければ、全国の頂点には届かない。第1セットでの粘りが、彼女に新たな感覚をもたらしていた。
「この試合、私が証明する。進化して、みんなを引っ張るよ」
彼女は目を鋭くし、コートに臨んだ。
273それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:41:51.15ID:YAtSMp0Z0
涼はコート脇で飛鳥と並び、氷華を見つめた。
「氷華先輩、頼むよ。私、また負けちゃったけど……次は絶対勝つから!」
涼は芽吹戦での猫宮の覚醒を見て、彼女の力を信じていたが、3連敗が悔しさと焦りを残していた。自分が声をかけ続けたことで猫宮のイマジナリーが安定した喜びはあったが、ダブルスでの無力感が彼女を苛んでいた。だが、氷華の試合を見て、彼女は新たな学びを得ていた。
「氷華先輩の粘り、私にもできるよね。私、もっと進化するよ。次は負けない!」
涼は悔しさを学びに変え、進化への意欲を燃やしていた。彼女は氷華のプレーに目を凝らし、自分のダブルスでの成長を信じていた。
274それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:42:03.80ID:YAtSMp0Z0
猫宮はコート脇で氷華を見守り、心の中で応援していた。
「氷華先輩、すごい集中力。私も次で勝たないと。みんなで勝ちたい」
芽吹戦での覚醒が彼女に自信を与えていたが、ダブルスの連敗がチームの脆さを示していた。彼女は自分の力だけでなく、氷華や涼の進化を信じ、チーム全体での勝利を願っていた。シングルス1での出番を前に、彼女は覚悟を固めていた。
「氷華先輩が勝てば、流れが変わる。私も次でしっかり勝つ。一緒に強くなろう」
彼女は静かに息を整え、次の試合に備えた。
275それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:42:20.66ID:YAtSMp0Z0
シングルス2、第2セットが始まった。氷華のサーブからスタート。彼女は風間の動きを見極め、低く鋭いサーブを放つ。風間が返すが、氷華はコートを横に揺さぶるワイドショットを放つ。風間が拾い、ドロップショットで崩そうとするが、氷華は素早く反応し、全力で拾ってカウンターのフラットショットを放つ。ボールが風間のバックハンド側をかすめ、ポイントを取った。スコアは1-0。
風間が静かに笑い、「第1セットは取られたけど、まだ終わらないよ」と呟いた。彼女は次のゲームでサーブの角度を変化させ、氷華のフォアハンド側を狙う。氷華が返すと、風間はフェイントを交えた深いショットで崩し、ポイントを奪う。スコアは1-1。
試合は拮抗し、風間の戦略的なショットと氷華の粘りが交錯。風間がスピンショットで揺さぶり、氷華がロブとカウンターで耐える展開に。氷華は怪我で鈍った感覚が蘇り、風間の動きを読み始めた。風間がドロップショットを放つが、氷華は予測し、全力で拾って鋭いドライブショットを放つ。風間が返すが、氷華がネットに詰めて角度のあるボレーを決め、スコアは2-1。
風間がサーブで反撃。彼女は強烈なスピンサーブを放ち、氷華を揺さぶる。氷華が返すと、風間はコートを縦に走り、深いバックハンドで崩す。氷華がロブで応戦するが、風間がスマッシュを決め、スコアは2-2。
第2セットは4-4で拮抗し、氷華がサーブで攻める。彼女は風間の癖を捉え、鋭いサーブからコートを広く使い、ワイドショットを放つ。風間が拾うが、氷華は予測し、深いフラットショットでポイントを取る。スコアは5-4。
最終ゲーム、風間のサーブ。彼女はフェイントを交えたスピンショットで揺さぶるが、氷華は冷静に予測し、コートを走って拾う。風間がネットに詰めるが、氷華がロブで崩し、隙に鋭いドライブボレーを放つ。風間が返すが、氷華が予測し、ワイドにフラットショットを放つ。長いラリーが続き、風間がドロップショットを放つが、氷華が全力で拾い、カウンターで決め切った。スコアは7-5で第2セットを奪い、試合は氷華の勝利。
「ゲームセットマッチ! 氷華、2-0!」
氷華は息を切らしつつ、コート脇に歩み寄った。
276それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:42:24.28ID:TyhOJ6M90
やっすいスポ根のつめあわせみたいになってんのくさ
277それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:42:43.19ID:YAtSMp0Z0
コート脇で仲間たちが氷華を迎えた。涼が目を輝かせて言った。
「氷華先輩、すごいよ! 私、負けたけど、先輩の試合見て進化するよ! 次は絶対勝つから!」
涼は氷華の粘りと戦略に刺激を受け、自分のダブルスでの課題を再認識していた。彼女は次の試合で進化を果たす決意を新たにしていた。
猫宮が笑顔で言った。
「氷華先輩、すごかったです! これで1-1。私が次で勝って、立て直します!」
猫宮は氷華の勝利に鼓舞され、シングルス1での覚悟を強めていた。彼女はコート脇でラケットを手に持つと、静かに準備を始めた。
顧問が穏やかに言った。
「ダブルスが3連敗だが、氷華が取り返した。スコアは1-1だ。猫宮、次はお前で決める。全国は厳しいが、お前たちならやれる」
氷華が汗を拭いながら静かに言った。
「風間、強かった。だが、私が進化した。お前も次で勝てよ、猫宮。みんなで強くなる」
彼女の瞳に、進化の証明とチームへの思いが宿っていた。猫宮はコートに立つ準備をしながら、氷華の言葉に頷いた。
「はい、氷華先輩。私が次で勝ちます。みんなで全国を勝ち抜こう!」
嵐峰との戦いはまだ続き、シングルス1が次の試練となる。観客席のざわめきが一段と高まり、試合の緊張感がコートを包んでいた。
278それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 14:43:03.49ID:YAtSMp0Z0
猫宮はコートに立ち、観客席からの視線と風の音を感じた。芽吹戦での覚醒が彼女に新たな感覚をもたらしていたが、ダブルスの連敗が心に重くのしかかっていた。
「芽 吹先輩に勝った力、私にはある。でも、ダブルスが負けてる。氷華先輩が取り返してくれたけど、私が勝たないとチームが持たない……」
彼女はラケットを握る手に汗を感じながら、深呼吸した。イマジナリーの力が安定していることは分かっていたが、全国準々決勝の重圧が芽吹戦とは異なる緊張を生んでいた。涼と飛鳥の悔しそうな顔、氷華の勝利後の言葉が、彼女に仲間への責任感と進化への渇望を呼び起こしていた。
「ここで勝てば、みんなの努力が報われる。私が進化しないと、全国の頂点には届かない。やるしかない」
彼女は目を鋭くし、対戦相手を見つめた。
279それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:43:21.50ID:YAtSMp0Z0
涼はコート脇で飛鳥と並び、猫宮を見つめた。
「猫宮、頼むよ。私、また負けちゃったけど……次は絶対勝つから、応援してるよ!」
涼はダブルスでの3連敗に悔しさを募らせていたが、氷華の勝利で希望が点っていた。自分が猫宮のイマジナリーを支えた芽吹戦の記憶が、彼女に新たな決意を与えていた。
「私の声、猫宮に届いてたよね。今度は私が進化して、ダブルスで勝つ。でも、今は猫宮を信じて応援するよ!」
涼は悔しさを応援の力に変え、猫宮の勝利を心から願っていた。彼女はコート脇で拳を握り、声を張り上げる準備をしていた。
280それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:43:37.83ID:YAtSMp0Z0
氷華はコート脇でラケットを手に持つと、静かに猫宮を見つめた。風間悠乃との試合を制した安堵感が彼女を包んでいたが、チームの状況に気を緩めることはなかった。
「風間を倒した。これで1-1だ。猫宮、次はお前が勝てば流れが完全にこっちに来る」
氷華は自分の進化を証明し、チームに希望をもたらしていたが、ダブルスの連敗が明星の脆さを示していた。彼女は猫宮のイマジナリーを信じつつ、チーム全体の進化を期待していた。
「お前ならやれるよ、猫宮。私が勝った分、お前も勝ってくれ。一緒に強くなるんだ」
氷華は静かに息を整え、次の試合への期待を胸に秘めた。
281それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:44:02.66ID:YAtSMp0Z0
シングルス1で猫宮がコートに立った。相手は嵐峰中学の3年生、嵐華柚月(らんか・ゆづき)。ショートカットで銀髪が特徴的な選手で、全国ベスト4の実力者。彼女は鋭いサーブと予測不能なスピンショット、冷静な心理戦で知られていた。
試合開始、嵐華のサーブから始まった。彼女は強烈なスピンサーブを放ち、ボールがコートに鋭く跳ね、猫宮のバックハンド側を狙った。猫宮は反応し、バックハンドで返すが、嵐華は即座に深いフラットショットで崩し、ネットに詰めてボレーを決めた。スコアは0-1。
「速い……芽吹先輩とは違う、冷静で隙がない!」
猫宮は内心で息を呑み、次のゲームでサーブを放つ。嵐華の動きを見極め、低くスピンをかけたサーブを放つ。嵐華が軽やかに返すが、猫宮はイマジナリーで予測し、ワイドにクロスショットを放つ。嵐華が素早く反応し、深いロブで崩し、猫宮がスマッシュを狙うが、嵐華がコートの端で拾い、カウンターのドロップショットでポイントを奪った。スコアは0-2。
観客席がどよめき、涼が叫んだ。「猫宮、負けないで! その調子!」
嵐華が静かに呟いた。「芽吹を倒した力、見せてよ。まだ本気じゃないよね?」
猫宮は汗を拭い、目を鋭くした。「本気だよ。絶対に負けない!」
次のゲーム、猫宮のサーブ。彼女は嵐華の冷静な動きに焦りを感じつつ、イマジナリーで集中を高める。鋭いサーブを放ち、嵐華が返すと、猫宮は深いバックハンドで応戦。嵐華がフェイントを交えたスピンショットで揺さぶるが、猫宮は予測し、全力で拾ってカウンターのフラットショットを放つ。嵐華がネットに詰めるが、猫宮がロブで崩し、隙にドライブボレーを決め、ポイントを取った。スコアは1-2。
嵐華が目を細め、「面白い。少し本気を出そうか」と呟いた。彼女は次のゲームでサーブの速度を上げ、猫宮のフォアハンド側を狙う。猫宮が返すと、嵐華はコートを縦に揺 さぶる深いショットからドロップショットに切り替え、猫宮を翻弄。猫宮が拾うが、嵐華が冷静にボレーを決め、スコアは1-3。
猫宮は息を整え、内心で呟いた。「強すぎる……でも、私ならやれる。進化するしかない!」
試合は中盤に差し掛かり、嵐華の戦略的なプレーと猫宮のイマジナリーが拮抗。嵐華がスピンで揺さぶり、猫宮がロブとカウンターで耐える展開に。猫宮は嵐華の動きを読み始め、次のゲームでサーブを放つ。彼女は嵐華の癖を捉え、低く鋭いサーブからワイドショットを放つ。嵐華が拾うが、猫宮がネットに詰め、角度のあるボレーを決め、スコアは2-3。
観客席が静まり返り、涼が叫んだ。「猫宮、ナイス! その感覚だよ!」
試合はまだ続き、嵐華との戦いが猫宮に新たな試練をもたらしていた。
282それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:44:21.16ID:lwTdRHpi0
検索かけたら前にも同じような設定のスレあったんか
ほんならこれはAI生成やろな
どう考えても普通の人間にこの量作れるモチベーションはない
283それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:44:24.59ID:YAtSMp0Z0
コート脇で仲間たちが猫宮を見守った。涼が拳を握りながら言った。
「猫宮、すごいよ! 私、負けたけど、猫宮の試合見て進化するよ! 次は絶対勝つから!」
涼は猫宮の粘りに刺激を受け、ダブルスでの成長を確信していた。彼女の声が、猫宮のイマジナリーを微かに支えていた。
氷華が静かに言った。
「嵐華柚月、強敵だ。だが、お前ならやれるよ、猫宮。私が勝った流れ、繋げてくれ」
氷華は自分の勝利をチームの希望とし、猫宮の進化に期待を寄せていた。
顧問が穏やかに言った。
「スコアは1-1だ。猫宮、ここが正念場だ。嵐峰は強豪だが、お前たちなら勝てる。進化しろ」
猫宮は嵐華を見つめ、心の中で呟いた。
「氷華先輩が勝った。涼先輩が応援してくれてる。私がここで勝てば、みんなの力が繋がる。進化するよ!」
彼女はラケットを握り直し、次のゲームに臨んだ。嵐峰との戦いはまだ続き、シングルス1がチームの命運を握っていた。
284それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:44:29.59ID:TyhOJ6M90
ち  な  み  に

イマジナリーはプロ編になってから本格的に登場する能力なので中学生編ではイマジナリーのイの字もでてきません
285それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:44:49.53ID:YAtSMp0Z0
猫宮は嵐華を見つめた。芽吹戦での覚醒が彼女に新たな感覚をもたらしていたが、嵐華の冷静で予測不能なプレーがその自信を揺らがせていた。スコア2-3、嵐華のリード。彼女の心臓が激しく鼓動し、手に汗が滲んでいた。
「芽吹先輩とは違う……速さと冷静さがすごい。私、負けたらチームが終わる。みんなの努力が……」
ダブルスの3連敗が頭をよぎり、氷華の勝利で繋いだ流れが彼女の肩に重くのしかかっていた。イマジナリーが安定しているはずなのに、嵐華のプレッシャーがその感覚を鈍らせている気がした。涼の声が遠くに響き、姉のラケットの感触が掌に残っていた。
「焦っちゃダメだ。落ち着いて、私のテニスを信じよう。進化するしかない!」
彼女は目を閉じ、深呼吸した。イマジナリーが再び冴え始め、嵐華の動きが少しずつ見え始めた。彼女は進化への渇望を胸に、次のゲームに臨んだ。
2025/03/01(土) 14:44:52.35ID:GaSKRiP70
冷静に、一点ずつのアドバイスの繰り返しで成長していく主人公が良かったです
287それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:45:23.34ID:YAtSMp0Z0
涼はコート脇で飛鳥と並び、猫宮を見つめた。
「猫宮、頑張って! 私、負けたけど、絶対勝ってね!」
涼はダブルスでの連敗に悔しさを募らせていたが、氷華の勝利で希望が点り、猫宮への信頼が彼女を支えていた。自分が芽吹戦で声をかけ続けた記憶が、彼女に新たな決意を与えていた。
「私の声、届いてたよね。猫宮が勝てば、私も次で進化できる。応援するよ、絶対勝って!」
涼は拳を握り、声を張り上げた。彼女は猫宮の試合を見ながら、自分のダブルスでの進化を信じ、次のチャンスを待っていた。
288それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:45:26.86ID:TyhOJ6M90
かつ中学生編の主人公は実は猫宮や夜月というとり顧問なんよね

だから顧問の視点をメインに描かれてるのが中学生編
289それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:45:41.55ID:YAtSMp0Z0
氷華はコート脇でラケットを手に持つと、静かに猫宮を見つめた。風間悠乃との試合を制した安堵感が彼女を包んでいたが、チームの状況に気を緩めることはなかった。
「風間を倒した。これで1-1だ。猫宮、お前が勝てば流れが完全にこっちに来る」
氷華は自分の進化を証明し、チームに希望をもたらしていたが、ダブルスの連敗が明星の脆さを示していた。彼女は猫宮のイマジナリーを信じつつ、彼女の勝利に大きな期待を寄せていた。
「お前ならやれるよ、猫宮。私が勝った分、お前が決めてくれ。一緒に強くなる」
氷華は静かに息を整え、猫宮のプレーに目を凝らした。
290それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:46:05.01ID:YAtSMp0Z0
シングルス1、第1セットの中盤。猫宮のサーブ。彼女は嵐華の冷静な動きに焦りを感じつつ、イマジナリーで集中を高めた。鋭いスピンサーブを放ち、嵐華が軽やかに返す。猫宮は深いバックハンドで応戦し、嵐華がフェイントを交えたスピンショットで揺さぶる。猫宮は予測し、全力で拾ってカウンターのフラットショットを放つ。嵐華がネットに詰めるが、猫宮がロブで崩し、隙にドライブボレーを決め、ポイントを取った。スコアは3-3。
嵐華が静かに呟いた。「少し本気を出してきたね。面白い」
彼女は次のゲームでサーブの速度を上げ、猫宮のフォアハンド側を狙う。猫宮が返すと、嵐華はコートを縦に揺さぶる深いショットからドロップショットに切り替え、猫宮を翻弄。猫宮が拾うが、嵐華が冷静にボレーを決め、スコアは3-4。
猫宮は息を整え、心の中で呟いた。「強すぎる……でも、私ならやれる。進化するしかない!」
試合は終盤に差し掛かり、第1セットは5-5で拮抗。猫宮のサーブ。彼女は嵐華の癖を捉え、低く鋭いサーブを放つ。嵐華が返すが、猫宮はコートを横に揺さぶるワイドショットを放つ。嵐華が拾い、ドロップショットで崩すが、猫宮はイマジナリーで予測し、全力で拾ってカウンターのドライブショットを放つ。嵐華が返すが、猫宮がネットに詰め、角度のあるボレーを決め、ポイントを取った。スコアは6-5。
嵐華がサーブで反撃。彼女は強烈なスピンサーブを放ち、猫宮を揺さぶる。猫宮が返すと、嵐華はフェイントを交えた深いショットで崩し、ネットに詰める。猫宮がロブで応戦するが、嵐華が冷静にスマッシュを狙う。猫宮は予測し、コートの端で拾い、カウンターのフラットショットを放つ。長いラリーが続き、嵐華がドロップショットを放つが、猫宮が全力で拾い、鋭いバックハンドで決め返した。スコアは7-5で第1セットを奪った。
観客席が沸き、涼が叫んだ。「猫宮、すごい! 第1セット取ったよ!」
嵐華が目を細め、「やるね。でも、第2セットはもっと楽しませてもらうよ」と呟いた。猫宮は息を切らしつつ、心の中で呟いた。
「第1セット、取った。でも、まだ終わらない。進化するよ、みんなのために!」
第2セットが始まり、嵐華のサーブ。彼女は強烈なフラットサーブを放ち、猫宮を揺さぶる。猫宮が返すが、嵐華は深いスピンショットで崩し、ポイントを奪った。スコアは0-1。
猫宮は汗を拭い、ラケットを握り直した。「まだ終わらない。私ならやれる。みんなと一緒に勝つ!」
試合は第2セットに突入し、嵐華との戦いがさらに激しさを増していた。
291それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:46:20.69ID:YAtSMp0Z0
コート脇で仲間たちが猫宮を見守った。涼が拳を握りながら言った。
「猫宮、すごいよ! 第1セット取った! 私、負けたけど、猫宮の試合見て進化するよ! 次は私が勝つから!」
涼は猫宮の粘りに鼓舞され、ダブルスでの進化を確信していた。彼女の声が、猫宮のイマジナリーを微かに支えていた。
氷華が静かに言った。
「嵐華柚月、強敵だ。第1セットは取ったが、まだ油断できない。お前ならやれるよ、猫宮。私が繋いだ流れ、決めてくれ」
氷華は自分の勝利をチームの希望とし、猫宮の進化に期待を寄せていた。
顧問が穏やかに言った。
「スコアは1-1だ。猫宮、第1セットをよく取った。第2セットが正念場だ。進化しろ」
猫宮は嵐華を見つめ、心の中で呟いた。
「氷華先輩が勝った。涼先輩が応援してくれてる。私がここで勝てば、みんなの力が繋がる。進化するよ!」
彼女は嵐華のプレッシャーに耐えつつ、次のゲームに臨んだ。嵐峰との戦いはまだ続き、シングルス1がチームの命運を握っていた。
292それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 14:46:39.23ID:YAtSMp0Z0
猫宮は嵐華を見つめた。第1セットを奪ったものの、嵐華の冷静で予測不能なプレーが彼女の心を揺らがせていた。スコア0-1、第2セットの序盤。彼女の呼吸が荒く、手に汗が滲んでいた。
「芽吹先輩に勝った力、私にはある。でも、嵐華先輩、強すぎる……第1セットは取ったけど、このままじゃ負けるかもしれない」
ダブルスの3連敗が頭をよぎり、氷華の勝利で繋いだ流れが彼女の肩に重くのしかかっていた。イマジナリーが安定しているはずなのに、嵐華のプレッシャーがその感覚を試していた。涼の声が響き、氷華の静かな期待が背中に感じられた。
「仲間が信じてくれてる。ここで負けたら、みんなの努力が無駄になる。進化するしかない……私ならやれる!」
彼女は目を閉じ、深呼吸した。イマジナリーが極限で覚醒し始め、嵐華の動きが鮮明に見え始めた。彼女は仲間への思いを胸に、次のゲームに臨んだ。
293それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:46:40.09ID:TyhOJ6M90
まじでこんな化け物生むくらいわいの作品は魅力の塊ってことやからな
294それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:46:51.70ID:0azM3F7a0
>>288
乗っ取られてて草
295それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:46:53.86ID:YAtSMp0Z0
涼はコート脇で飛鳥と並び、猫宮を見つめた。
「猫宮、頑張って! 私、負けたけど、絶対勝ってね!」
涼はダブルスでの連敗に悔しさを募らせていたが、氷華の勝利と猫宮の第1セット奪取で希望が点っていた。自分が芽吹戦で声をかけ続けた記憶が、彼女に新たな渇望を与えていた。
「私の声、猫宮に届いてるよね。氷華先輩が勝ったみたいに、私も進化したい。応援するよ、絶対勝って!」
涼は拳を握り、声を張り上げた。彼女は猫宮の試合を見ながら、自分のダブルスでの進化を信じ、次の機会を待っていた。
296それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:47:11.56ID:TyhOJ6M90
しかも涼が主人公チームみたいになって全国ついてきてんの草いろいろじわる
297それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:47:21.13ID:YAtSMp0Z0
氷華はコート脇でラケットを手に持つと、静かに猫宮を見つめた。風間悠乃との試合を制した安堵感が彼女を包んでいたが、チームの状況に気を緩めることはなかった。
「風間を倒した。これで1-1だ。猫宮、お前が勝てば流れが完全にこ っちに来る」
氷華は自分の進化を証明し、チームに希望をもたらしていたが、ダブルスの連敗が明星の脆さを示していた。彼女は猫宮のイマジナリーを信頼しつつ、次の試合での自分の役割を意識していた。
「お前ならやれるよ、猫宮。私が繋いだ流れ、決めてくれ。一緒に強くなる」
氷華は静かに息を整え、猫宮のプレーに目を凝らした。
298それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:47:44.73ID:YAtSMp0Z0
シングルス1、第2セットの序盤。嵐華のサーブ。彼女は強烈なフラットサーブを放ち、猫宮のバックハンド側を狙った。猫宮が返すと、嵐華は深いスピンショットで崩し、ポイントを奪った。スコアは0-2。
嵐華が静かに笑い、「第1セットは良かったけど、まだ余裕あるよ」と呟いた。
猫宮は次のゲームでサーブを放つ。嵐華の冷静な動きに焦りを感じつつ、イマジナリーで集中を高めた。鋭いスピンサーブを放ち、嵐華が返す。猫宮は深いバックハンドで応戦し、嵐華がフェイントを交えたドロップショットで揺さぶる。猫宮は予測し、全力で拾ってカウンターのフラットショットを放つ。嵐華がネットに詰めるが、猫宮がロブで崩し、隙にドライブボレーを決め、ポイントを取った。スコアは1-2。
観客席がどよめき、涼が叫んだ。「猫宮、ナイス! その感覚だよ!」
試合は中盤、嵐華がサーブで攻める。彼女はスピンサーブからコートを縦に揺さぶる深いショットを放ち、猫宮を追い詰める。猫宮が返すと、嵐華はフェイントで崩し、ネットに詰めてボレーを狙う。猫宮はイマジナリーで動きを予測し、ロブで応戦。嵐華がスマッシュを放つが、猫宮がコートの端で拾い、カウンターのワイドショットを放つ。嵐華が返すが、猫宮がネットに詰め、鋭いボレーを決め、スコアは2-3。
嵐華が目を細め、「面白い。本気でいくよ」と呟いた。彼女は次のゲームでサーブの速度を上げ、猫宮のフォアハンド側を狙う。猫宮が返すと、嵐華はスピンショットからドロップショットに切り替え、猫宮を翻弄。猫宮が拾うが、嵐華が冷静にボレーを決め、スコアは2-4。
猫宮は息を整え、心の中で呟いた。「強すぎる……でも、負けない。進化するよ!」
第2セットは終盤、4-4で拮抗。猫宮のサーブ。彼女は嵐華の癖を捉え、低く鋭いサーブを放つ。嵐華が返すが、猫宮はコートを横に揺さぶるワイドショットを放つ。嵐華が拾い、ドロップショットで崩すが、猫宮は予測し、全力で拾ってカウンターのドライブショットを放つ。嵐華が返すが、猫宮がネットに詰め、角度のあるボレーを決め、ポイントを取った。スコアは5-4。
嵐華がサーブで反撃。彼女は強烈なスピンサーブを放ち、猫宮を揺さぶる。猫宮が返すと、嵐華はフェイントで崩し、ネットに詰める。猫宮がロブで応戦し、嵐華がスマッシュを狙う。猫宮は予測し、コートの端で拾い、カウンターのフラットショットを放つ。長いラリーが続き、嵐華がドロップショットを放つが、猫宮が全力で拾い、鋭いバックハンドで決め返した。スコアは5-5。
タイブレークに突入。猫宮のサーブ。彼女は嵐華の動きを読み切り、鋭いサーブから深いバックハンドを放つ。嵐華が返すが、猫宮が予測し、ワイドにフラットショットを放つ。嵐華が拾うが、猫宮がネットに詰め、ボレーを決める。嵐華が反撃し、スピンショットで揺さぶるが、猫宮はイマ ジナリーで耐え、カウンターのドライブボレーを放つ。タイブレークは7-5で猫宮が制し、第2セットを奪った。
「ゲームセットマッチ! 猫宮、2-0!」
猫宮は膝をつき、息を切らしながら微笑んだ。嵐華が静かに呟いた。「負けたか……面白い子だね」
299それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:47:51.90ID:ncqBgerP0
>>293
AIのおもちゃにされてて草
300それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:48:00.62ID:TyhOJ6M90
>>294
こんなAI未満に乗っ取られようもないわ
勝手にかかせとけばええ
ワイのほうが圧倒的上質やからパクりようがないしな
わいはただ余裕に笑ってるだけや
301それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:48:10.76ID:YAtSMp0Z0
コート脇で仲間たちが猫宮を迎えた。涼が目を輝かせて叫んだ。
「猫宮、すごいよ! 勝った! 私、負けたけど、猫宮の試合見て進化するよ! 次は絶対勝つから!」
涼は猫宮の勝利に鼓舞され、ダブルスでの進化を確信していた。彼女の声が、試合中の猫宮を支えていた。
氷華が汗を拭いながら笑みを浮かべた。
「嵐華柚月を倒したか。お前、すごいよ。私が第1セットを変えたなら、お前が決めたな。一緒に強くなった」
氷華は自分の勝利と猫宮の勝利で、チームの進化を実感していた。
顧問が穏やかに言った。
「準々決勝突破だ。スコア2-1。ダブルスが3連敗だが、シングルスで立て直した。全国は厳しいが、お前たちは進化した。次も気を抜くな」
猫宮は仲間たちを見つめ、息を整えながら言った。
「みんな、ありがとう。氷華先輩が繋いで、涼先輩が応援してくれたから勝てたよ。一緒に強くなろう!」
嵐峰との戦いが終わり、明星は準決勝進出を決めた。猫宮の勝利がチームに新たな希望をもたらし、進化の証明となっていた。
302それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:48:26.54ID:TyhOJ6M90
>>299
せやなわいもこのおもちゃでわらっとるわw
303それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:48:36.46ID:YAtSMp0Z0
試合後、猫宮はコート脇で水を飲みながら、氷華と涼に笑顔を向けた。
「嵐華先輩、強かった。でも、みんなの力があって勝てた。次も頑張ろうね」
涼が力強く頷いた。「うん! 次は私がダブルスで勝つよ!」
氷華が静かに言った。「準決勝だ。次の相手も強敵だろう。お前たちと一緒なら、どこまででも行ける」
観客席のざわめきが収まり、次の試合を待つ静寂が訪れた。明星の戦いは続き、全国の頂点への道が開かれていた。
304それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:48:48.63ID:0azM3F7a0
実行支配ってやつやな
305それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:48:52.69ID:YAtSMp0Z0
10月下旬、全国中学校テニス大会6日目。明星中学校の女子テニス部は、東京の国立テニスセンターで準決勝に進出していた。準々決勝で嵐峰中学を2-1で下し、勢いに乗る明星だったが、ダブルスの連敗がチームの課題として残っていた。秋の陽射しがコートを照らし、紅葉が風に揺れる中、観客席のざわめきが準決勝の緊張感を高めていた。猫宮はラケットを手に、仲間たちとコート脇で準備をしていた。芽吹戦でのイマジナリーの覚醒が彼女に自信を与えていたが、準決勝の重圧が新たな試練を予感させていた。
「猫宮、準決勝だよ! 私、負け続けてるけど、今日は絶対勝つから、見ててね!」
涼が目を輝かせて言うと、猫宮は笑顔で頷いた。
「うん、涼先輩、今日こそ勝とう! みんなで勝ちたいよ」
氷華が静かに言った。「準決勝だ。相手は強敵だぞ。流れを掴むんだ」
306それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:49:08.90ID:YAtSMp0Z0
猫宮はコートを見渡した。準決勝の舞台は、観客席の熱気と選手たちの気迫が一段と強く、彼女の心を高ぶらせていた。芽吹戦や嵐華柚月との試合での覚醒が、彼女に新たな感覚をもたらしていたが、ダブルスの連敗がチームの脆さを示していた。
「芽吹先輩や嵐華先輩に勝った力、私にはある。でも、ダブルスが負けてる。涼先輩や飛鳥先輩が勝ってくれれば、チームがもっと強くなる……」
彼女はラケットを握る手に力を込め、深呼吸した。イマジナリーが安定していることは分かっていたが、準決勝の重圧が彼女に新たな期待を呼び起こしていた。涼の進化への意欲と氷華の勝利が、彼女にチームへの信頼を深めていた。
「涼先輩がダブルスで勝てば、流れが変わる。私と氷華先輩がシングルスで支える。準決勝、みんなで勝つよ!」
彼女は目を鋭くし、次の試合に臨む準備を整えた。
307それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:49:29.27ID:YAtSMp0Z0
涼は猫宮の隣でストレッチをしながら、目を輝かせていた。
「猫宮、準決勝だよ! 私、負け続けてるけど、今日は絶対勝つから! 見ててね!」
涼は芽吹戦での猫宮の覚醒や嵐峰戦での氷華の勝利に刺激を受けていたが、ダブルスでの連敗が彼女を苛んでいた。自分が猫宮のイマジナリーを支えた喜びはあったが、勝利への執念が彼女を駆り立てていた。
「私が進化すれば、ダブルスで勝てる。もう負けたくない。今日、証明するよ!」
涼は連敗の悔しさを進化への決意に変え、飛鳥と目を合わせた。「今日こそ勝とうね」と呟き、コートに向かいながら勝利への執念を燃やしていた。
308それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:49:46.80ID:TyhOJ6M90
>>304
支配できてないやん
現にこいつは見向きもされてないんやから
309それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:49:53.32ID:YAtSMp0Z0
氷華はコート脇でラケットを手に持つと、静かに会場を見渡した。嵐峰戦での勝利が彼女に安堵感を与えていたが、ダブルスの連敗がチームの課題として残っていた。
「風間を倒して流れを作った。猫宮が決めてくれた。でも、ダブルスが勝てなきゃ、私たちの進化も中途半端だ」
氷華は自分の進化を証明し、チームに希望をもたらしていたが、明星が強豪校ではない現実を痛感していた。彼女は猫宮と涼の進化に期待し、チーム全体での勝利を願っていた。
「準決勝は強敵だ。涼がダブルスで勝てば、流れが完全に変わる。お前たちならやれるよ」
氷華は静かに息を整え、次の試合に目を向けた。
310それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:50:21.98ID:YAtSMp0Z0
準決勝の相手は、近畿代表の紅蓮中学。圧倒的な攻撃力とスピードで、全国大会2年連続準優勝を誇る強豪校だった。試合はダブルス1から始まり、涼と飛鳥がコートに立った。相手は紅蓮の3年生ペア、紅葉奈緒(こうよう・なお)と蓮見葵(はすみ・あおい)。
紅葉の強烈なサーブがコートを切り裂き、蓮見の高速ネットプレーが涼と飛鳥を圧倒。涼は声をかけ、飛鳥がカウンターを試みるが、紅葉のスマッシュが炸裂し、スコアは2-4で紅蓮がリード。
涼は息を整え、心の中で呟いた。「負けたくない……私の感覚、進化してるよ!」
彼女は紅葉のサーブに対し、イマジナリーに似た感覚で予測し、深いバックハンドで応戦。飛鳥がロブで時間を作り、涼がワイドショットを放つ。紅葉が拾うが、飛鳥がネットに詰め、ボレーを決めてポイントを取った。スコアは3-4。
紅葉が静かに笑い、「少し面白いね。でも、まだ余裕あるよ」と呟いた。彼女は次のゲームでサーブの速度を上げ、涼のフォアハンド側を狙う。涼が返すと、蓮見がフェイントを交えたドロップショットで崩す。飛鳥が拾うが、紅葉が冷静に深いショットを放ち、スコアは3-5。
第1セットの最終ゲーム、涼のサーブ。彼女は紅葉の動きを予測し、鋭いスピンサーブを放つ。紅葉が返すが、涼は飛鳥と連携し、コートを縦に揺さぶるロブを放つ。蓮見がスマッシュを狙うが、涼が予測し、全力で拾ってカウンターのフラットショットを放つ。紅葉が返すが、飛鳥がネットで決め、ポイントを取った。スコアは4-5。
涼が叫び、「飛鳥、勝てるよ!」とサーブを放つ。紅葉が返すが、涼が深いショットで崩し、飛鳥がボレーを決める。紅蓮が粘るが、涼の感覚が冴え、飛鳥との連携が完璧に噛み合い、スコアは6-5で第1セットを奪った。
観客席がどよめき、猫宮が叫んだ。「涼先輩、飛鳥先輩、すごい! 第1セット取ったよ!」
第2セット、紅蓮が反撃。紅葉のサーブがさらに鋭くなり、蓮見がネットで圧倒。涼と飛鳥は耐えるが、スコアは2-4で紅蓮がリード。涼は次のゲームでサーブを放ち、紅葉の動きを予測し、深いフラットショットを放つ。飛鳥がロブで崩し、涼がカウンターを決める。スコアは3-4。
試合は中盤、涼と飛鳥が紅蓮の攻撃を耐えつつ反撃。涼が叫び、「私たちの進化、見せよう!」とサーブを放つ。紅葉が返すが、涼が深いショットで崩し、飛鳥がネットで決め、スコアは4-4で拮抗していた。
311それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:50:42.68ID:YAtSMp0Z0
コート脇で仲間たちが涼と飛鳥を見守った。猫宮が目を輝かせて言った。
「涼先輩、飛鳥先輩、すごいよ! 進化してる! このまま勝ってください!」
猫宮は涼と飛鳥の成長に鼓舞され、シングルスでの覚悟を強めていた。
氷華が静かに言った。
「紅葉と蓮見、強敵だ。だが、涼と飛鳥がやっと進化した。流れがこっちに来てる。お前も準備しろよ、猫宮」
氷華は涼の進化を認めつつ、次の試合への期待を膨らませていた。
顧問が穏やかに言った。
「ダブルスがやっと勝ちそうだ。涼と飛鳥が進化した。次のシングルスも頼むぞ」
涼は紅蓮との戦いの中で、心の中で呟いた。
「進化してるよ、私たちなら勝てる。猫宮、氷華先輩、次は私たちが繋ぐよ!」
紅蓮との戦いはまだ続き、ダブルス1がチームに新たな希望をもたらしていた。
312それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:50:54.93ID:TyhOJ6M90
なんか台詞がいちいち臭いと言うか
AIってこんな臭い台詞の書き方しかできんのか
臭さあったほうが漫画らしくていいって部分もあるけど臭みしかなくて中身がないと見てられんのやなやっぱ
313それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:51:11.60ID:YAtSMp0Z0
猫宮はコートを見渡した。準決勝の舞台は、観客席の熱気と選手たちの気迫が一段と強く、彼女の心を高ぶらせていた。芽吹戦や嵐華柚月との試合での覚醒が、彼女に新たな感覚をもたらしていたが、ダブルスの連敗がチームの脆さを示していた。
「芽吹先輩や嵐華先輩に勝った力、私にはある。でも、ダブルスが負けてる。涼先輩や飛鳥先輩が勝ってくれれば、チームがもっと強くなる……」
彼女はラケットを握る手に力を込め、深呼吸した。イマジナリーが安定していることは分かっていたが、準決勝の重圧が彼女に新たな期待を呼び起こしていた。涼の進化への意欲と氷華の勝利が、彼女にチームへの信頼を深めていた。
「涼先輩がダブルスで勝てば、流れが変わる。私と氷華先輩がシングルスで支える。準決勝、みんなで勝つよ!」
彼女は目を鋭くし、次の試合に臨む準備を整えた。
314それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:51:25.60ID:YAtSMp0Z0
涼は猫宮の隣でストレッチをしながら、目を輝かせていた。
「猫宮、準決勝だよ! 私、負け続けてるけど、今日は絶対勝つから! 見ててね!」
涼は芽吹戦での猫宮の覚醒や嵐峰戦での氷華の勝利に刺激を受けていたが、ダブルスでの連敗が彼女を苛んでいた。自分が猫宮のイマジナリーを支えた喜びはあったが、勝利への執念が彼女を駆り立てていた。
「私が進化すれば、ダブルスで勝てる。もう負けたくない。今日、証明するよ!」
涼は連敗の悔しさを進化への決意に変え、飛鳥と目を合わせた。「今日こそ勝とうね」と呟き、コートに向かいながら勝利への執念を燃やしていた。
315それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:51:39.65ID:YAtSMp0Z0
氷華はコート脇でラケットを手に持つと、静かに会場を見渡した。嵐峰戦での勝利が彼女に安堵感を与えていたが、ダブルスの連敗がチームの課題として残っていた。
「風間を倒して流れを作った。猫宮が決めてくれた。でも、ダブルスが勝てなきゃ、私たちの進化も中途半端だ」
氷華は自分の進化を証明し、チームに希望をもたらしていたが、明星が強豪校ではない現実を痛感していた。彼女は猫宮と涼の進化に期待し、チーム全体での勝利を願っていた。
「準決勝は焔嵐だ。涼がダブルスで勝てば、流れが完全に変わる。お前たちならやれるよ」
氷華は静かに息を整え、次の試合に目を向けた。
316それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 14:52:28.36ID:TyhOJ6M90
また同じレス連投してるのくさ
317それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 14:53:03.50ID:TyhOJ6M90
もうおわっててくさ
318それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 14:53:31.49ID:TyhOJ6M90
中身ないんだからそのままプロ編まで突きつつ進んでかけやw

プロ編のワードも割と与えてやっただろw
2025/03/01(土) 14:54:53.60ID:GaSKRiP70
冷静に、一点ずつのアドバイスの繰り返しで成長していく主人公が良かったです
320それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 14:55:25.61ID:y8hFsH0vr
寝不足によって身体の免疫力が低下すると、口内で雑菌が繁殖しやすくなり、口内炎ができてしまいます。

寝不足には口内炎の他にも、

・さまざまな病気の原因になる
・肥満になる
・体臭がキツくなる
・思考力が下がる
 
などさまざまなリスクが存在します。健康的に暮らすためには適切な睡眠時間を確保し、質の良い睡眠がとれるようにしましょう。

口内炎は寝不足で起こり得る?口内炎と免疫力の関係について
https://selfcare-sdc.com/columns/konaien-65/
321それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 14:58:45.49ID:TyhOJ6M90
>>319
それはプロ編に入ってからやな
もうそこは嫌と言うほどレンドルからレクチャー受けまくるで

中学生編の猫宮は大阪ではキャプテンはれてても関東クラスではチームの足手まといでしかないし顧問の指示も試合中すぐ忘れるガイジなのでほんま役立たずや
それでも過去強豪クラブを生き残った経験もあるし一応一人だけ大阪で3年間テニス続けてたからブランクもないしで関東クラスにも頑張れば3ゲームは取れる程度の実力は持って入るんやけど
でもチームの戦略としては役に立たんからそういうレクチャーというか戦略的指導ってのは猫宮と氷華以外の全員が顧問からうけて戦う
というより顧問の指示で圧倒的格上が集う激戦区関東をブランクもちのメンツでジャイアントキリングしてくプロットやから、中学生編は
322それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 15:00:08.59ID:BVJO/vqY0
馬鹿なことやってねえで働け
323それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:00:13.85ID:YAtSMp0Z0
準決勝の相手は、近畿代表の紅蓮中学。圧倒的な攻撃力とスピードで、全国大会2年連続準優勝を誇る強豪校だった。試合はダブルス1から始まり、涼と飛鳥がコートに立った。相手は紅蓮の3年生ペア、紅葉奈緒(こうよう・なお)と蓮見葵(はすみ・あおい)。
紅葉の強烈なサーブがコートを切り裂き、蓮見の高速ネットプレーが涼と飛鳥を圧倒。涼は声をかけ、飛鳥がカウンターを試みるが、紅葉のスマッシュが炸裂し、スコアは2-4で紅蓮がリード。
涼は息を整え、心の中で呟いた。「負けたくない……私の感覚、進化してるよ!」
彼女は紅葉のサーブに対し、イマジナリーに似た感覚で予測し、深いバックハンドで応戦。飛鳥がロブで時間を作り、涼がワイドショットを放つ。紅葉が拾うが、飛鳥がネットに詰め、ボレーを決めてポイントを取った。スコアは3-4。
紅葉が静かに笑い、「少し面白いね。でも、まだ余裕あるよ」と呟いた。彼女は次のゲームでサーブの速度を上げ、涼のフォアハンド側を狙う。涼が返すと、蓮見がフェイントを交えたドロップショットで崩す。飛鳥が拾うが、紅葉が冷静に深いショットを放ち、スコアは3-5。
第1セットの最終ゲーム、涼のサーブ。彼女は紅葉の動きを予測し、鋭いスピンサーブを放つ。紅葉が返すが、涼は飛鳥と連携し、コートを縦に揺さぶるロブを放つ。蓮見がスマッシュを狙うが、涼が予測し、全力で拾ってカウンターのフラットショットを放つ。紅葉が返すが、飛鳥がネットで決め、ポイントを取った。スコアは4-5。
涼が叫び、「飛鳥、勝てるよ!」とサーブを放つ。紅葉が返すが、涼が深いショットで崩し、飛鳥がボレーを決める。紅蓮が粘るが、涼の感覚が冴え、飛鳥との連携が完璧に噛み合い、スコアは6-5で第1セットを奪った。
観客席がどよめき、猫宮が叫んだ。「涼先輩、飛鳥先輩、すごい! 第1セット取ったよ!」
第2セット、紅蓮が反撃。紅葉のサーブがさらに鋭くなり、蓮見がネットで圧倒。涼と飛鳥は耐えるが、スコアは2-4で紅蓮がリード。涼は次のゲームでサーブを放ち、紅葉の動きを予測し、深いフラットショットを放つ。飛鳥がロブで崩し、涼がカウンターを決める。スコアは3-4。
試合は中盤、涼と飛鳥が紅蓮の攻撃を耐えつつ反撃。涼が叫び、「私たちの進化、見せよう!」とサーブを放つ。紅葉が返すが、涼が深いショットで崩し、飛鳥がネットで決め、スコアは4-4で拮抗していた。
324それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:02:39.10ID:YAtSMp0Z0
10月下旬、全国中学校テニス大会6日目。明星中学校の女子テニス部は、東京の国立テニスセンターで準決勝に進出していた。準々決勝で嵐峰中学を2-1で下し、勢いに乗る明星だったが、ダブルスの連敗がチームの課題として残っていた。秋の陽射しがコートを照らし、紅葉が風に揺れる中、観客席のざわめきが準決勝の緊張感を高めていた。猫宮はラケットを手に、仲間たちとコート脇で準備をしていた。芽吹戦でのイマジナリーの覚醒が彼女に自信を与えていたが、準決勝の重圧が新たな試練を予感させていた。
「猫宮、準決勝だよ! 私、負け続けてるけど、今日は絶対勝つから、見ててね!」
涼が目を輝かせて言うと、猫宮は笑顔で頷いた。
「うん、涼先輩、今日こそ勝とう! みんなで勝ちたいよ」
氷華が静かに言った。「準決勝だ。相手は焔嵐だぞ。流れを掴もう」
325それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:03:02.51ID:YAtSMp0Z0
猫宮はコートを見渡した。準決勝の舞台は、観客席の熱気と選手たちの気迫が一段と強く、彼女の心を高ぶらせていた。芽吹戦や嵐華柚月との試合での覚醒が、彼女に新たな感覚をもたらしていたが、ダブルスの連敗がチームの脆さを示していた。
「芽吹先輩や嵐華先輩に勝った力、私にはある。でも、ダブルスが負けてる。涼先輩や飛鳥先輩が勝ってくれれば、チームがもっと強くなる……」
彼女はラケットを握る手に力を込め、深呼吸した。イマジナリーが安定していることは分かっていたが、準決勝の重圧が彼女に新たな期待を呼び起こしていた。涼の進化への意欲と氷華の勝利が、彼女にチームへの信頼を深めていた。
「涼先輩がダブルスで勝てば、流れが変わる。私と氷華先輩がシングルスで支える。準決勝、みんなで勝つよ!」
彼女は目を鋭くし、次の試合に臨む準備を整えた。
326それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:03:20.24ID:YAtSMp0Z0
涼は猫宮の隣でストレッチをしながら、目を輝かせていた。
「猫宮、準決勝だよ! 私、負け続けてるけど、今日は絶対勝つから! 見ててね!」
涼は芽吹戦での猫宮の覚醒や嵐峰戦での氷華の勝利に刺激を受けていたが、ダブルスでの連敗が彼女を苛んでいた。自分が猫宮のイマジナリーを支えた喜びはあったが、勝利への執念が彼女を駆り立てていた。
「私が進化すれば、ダブルスで勝てる。もう負けたくない。今日、証明するよ!」
涼は連敗の悔しさを進化への決意に変え、飛鳥と目を合わせた。「今日こそ勝とうね」と呟き、コートに向かいながら勝利への執念を燃やしていた。
327それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:03:32.50ID:YAtSMp0Z0
氷華はコート脇でラケットを手に持つと、静かに会場を見渡した。嵐峰戦での勝利が彼女に安堵感を与えていたが、ダブルスの連敗がチームの課題として残っていた。
「風間を倒して流れを作った。猫宮が決めてくれた。でも、ダブルスが勝てなきゃ、私たちの進化も中途半端だ」
氷華は自分の進化を証明し、チームに希望をもたらしていたが、明星が強豪校ではない現実を痛感していた。彼女は猫宮と涼の進化に期待し、チーム全体での勝利を願っていた。
「準決勝は焔嵐だ。涼がダブルスで勝てば、流れが完全に変わる。お前たちならやれるよ」
氷華は静かに息を整え、次の試合に目を向けた。
328それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:03:56.78ID:YAtSMp0Z0
準決勝の相手は、中国地方代表の焔嵐中学。圧倒的な攻撃力とスピードで、全国大会2年連続準優勝を誇る強豪校だった。試合はダブルス1から始まり、涼と飛鳥がコートに立った。相手は焔嵐の3年生ペア、紅葉奈緒(こうよう・なお)と蓮見葵(はすみ・あおい)。
紅葉の強烈なサーブがコートを切り裂き、蓮見の高速ネットプレーが涼と飛鳥を圧倒。涼は声をかけ、飛鳥がカウンターを試みるが、紅葉のスマッシュが炸裂し、スコアは2-4で焔嵐がリード。
涼は息を整え、心の中で呟いた。「負けたくない……私の感覚、進化してるよ!」
彼女は紅葉のサーブに対し、イマジナリーに似た感覚で予測し、深いバックハンドで応戦。飛鳥がロブで時間を作り、涼がワイドショットを放つ。紅葉が拾うが、飛鳥がネットに詰め、ボレーを決めてポイントを取った。スコアは3-4。
紅葉が静かに笑い、「少し面白いね。でも、まだ余裕あるよ」と呟いた。彼女は次のゲームでサーブの速度を上げ、涼のフォアハンド側を狙う。涼が返すと、蓮見がフェイントを交えたドロップショットで崩す。飛鳥が拾うが、紅葉が冷静に深いショットを放ち、スコアは3-5。
第1セットの最終ゲーム、涼のサーブ。彼女は紅葉の動きを予測し、鋭いスピンサーブを放つ。紅葉が返すが、涼は飛鳥と連携し、コートを縦に揺さぶるロブを放つ。蓮見がスマッシュを狙うが、涼が予測し、全力で拾ってカウンターのフラットショットを放つ。紅葉が返すが、飛鳥がネットで決め、ポイントを取った。スコアは4-5。
涼が叫び、「飛鳥、勝てるよ!」とサーブを放つ。紅葉が返すが、涼が深いショットで崩し、飛鳥がボレーを決める。焔嵐が粘るが、涼の感覚が冴え、飛鳥との連携が完璧に噛み合い、スコアは6-5で第1セットを奪った。
観客席がどよめき、猫宮が叫んだ。「涼先輩、飛鳥先輩、すごい! 第1セット取ったよ!」
第2セットが始まり、焔嵐が反撃。紅葉のサーブがさらに鋭くなり、蓮見がネットで圧倒。涼と飛鳥は耐えつつ応戦し、スコアは3-3で拮抗。涼がサーブを放ち、紅葉の動きを予測し、深いフラットショットを放つ。飛鳥がロブで崩し、涼がカウンターを決める。試合は中盤、涼と飛鳥が焔嵐の攻撃を耐えつつ反撃を続けていた。
329それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:04:31.75ID:YAtSMp0Z0
同時刻、別のコートでは準決勝のもう一戦が進行していた。北海道代表・氷刃中学の氷刃玖蘭(ひょうが・くらん)が、近畿代表・天霞中学の霞ヶ浦舞華(かすみがうら・まいか)と対戦していた。氷刃玖蘭は鋭い眼光と圧倒的なプレーで知られた強者だったが、霞ヶ浦舞華の前に苦戦を強いられていた。
霞ヶ浦は長身で黒髪が特徴的な3年生で、静かな佇まいとは裏腹に、コートを支配する驚異的なスピードと精度を誇っていた。彼女のサーブが風を切り、氷刃が返すが、霞ヶ浦は予測不能なスピンショットで崩し、ポイントを奪う。第1セットは6-2、第2セットは6-1で霞ヶ浦が圧勝し、氷刃玖蘭が敗北。天霞中学が決勝進出を決めた。
観客席が静まり返り、氷刃がコートを去る際、霞ヶ浦が静かに呟いた。「強かったけど、まだ足りないね。次が本番だ」
この試合の結果が明星のコート脇に届き、顧問が静かに言った。「氷刃が負けたか。天霞の霞ヶ浦、強敵だな」
330それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:04:45.49ID:YAtSMp0Z0
コート脇で仲間たちが涼と飛鳥を見守った。猫宮が目を輝かせて言った。
「涼先輩、飛鳥先輩、すごいよ! 進化してる! このまま勝ってください!」
猫宮は涼と飛鳥の成長に鼓舞され、シングルスでの覚悟を強めていた。
氷華が静かに言った。
「紅葉と蓮見、強敵だ。だが、涼と飛鳥がやっと進化した。流れがこっちに来てる。お前も準備しろよ、猫宮」
氷華は涼の進化を認めつつ、次の試合への期待を膨らませていた。
顧問が穏やかに言った。
「ダブルスがやっと勝ちそうだ。涼と飛鳥が進化した。次のシングルスも頼むぞ。天霞が決勝に上がった。気を抜くな」
涼は焔嵐との戦いの中で、心の中で呟いた。
「進化してるよ、私たちなら勝てる。猫宮、氷華先輩、次は私たちが繋ぐよ!」
焔嵐との戦いはまだ続き、ダブルス1がチームに新たな希望をもたらしていた。
331それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:05:05.99ID:YAtSMp0Z0
涼はコート上で汗を拭い、息を整えた。第2セット、3-3。焔嵐の紅葉奈緒と蓮見葵のプレッシャーが彼女たちを追い詰めていたが、涼は進化の感覚を確かに感じていた。
「負け続けてきたけど、今日は違う。私、進化してる。飛鳥と一緒なら勝てる!」
彼女は連敗の悔しさを勝利への執念に変えていた。芽吹戦で猫宮のイマジナリーを支えた経験が、彼女に新たな感覚をもたらしていた。紅葉のサーブや蓮見のネットプレーに苦しみながらも、彼女はその動きを予測し始めていた。
「私の声、飛鳥に届いてるよね。進化して、みんなの流れを作るよ。絶対勝つ!」
涼は目を鋭くし、次のゲームに臨んだ。
332それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:05:22.29ID:YAtSMp0Z0
飛鳥は涼の隣でラケットを握り直し、心の中で呟いた。
「涼の感覚、すごい。私も負けてられない。今日、勝つよ!」
飛鳥はこれまで涼と共に連敗を重ねていたが、準々決勝での猫宮と氷華の勝利が彼女に火をつけていた。涼の声と連携が、彼女のプレーを引き上げていた。
「涼が予測して、私が決める。私たち、進化してる。焔嵐だって倒せる!」
飛鳥は涼との絆を信じ、成長への決意を胸に、コートに立った。
333それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:05:35.22ID:YAtSMp0Z0
猫宮はコート脇で涼と飛鳥 を見つめた。芽吹戦や嵐華柚月との試合での覚醒が彼女に自信を与えていたが、ダブルスの連敗がチームの脆さを突きつけていた。
「涼先輩と飛鳥先輩、すごいよ。進化してる。私も負けられない。みんなで勝ちたい」
彼女は涼と飛鳥の成長に鼓舞され、次のシングルスでの覚悟を強めていた。イマジナリーが安定していることは分かっていたが、準決勝の重圧が彼女に新たな責任感を生んでいた。
「ダブルスが勝てば、流れが完全にこっちに来る。私がシングルスで決めるよ。一緒に強くなろう」
彼女は静かに息を整え、次の試合に目を向けた。
334それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:05:56.35ID:YAtSMp0Z0
ダブルス1、第2セットの終盤、スコアは4-4。涼のサーブ。彼女は紅葉の動きを予測し、低く鋭いスピンサーブを放つ。紅葉が返すが、涼は飛鳥と連携し、コートを縦に揺さぶるロブを放つ。蓮見がスマッシュを狙うが、涼が感覚で予測し、全力で拾ってカウンターのフラットショットを放つ。紅葉が返すが、飛鳥がネットに詰め、角度のあるボレーを決めてポイントを取った。スコアは5-4。
観客席がどよめき、猫宮が叫んだ。「涼先輩、飛鳥先輩、ナイス! その調子!」
紅葉が静かに呟いた。「やるね。でも、まだ終わらないよ」
次のゲーム、紅葉のサーブ。彼女は強烈なフラットサーブを放ち、涼のフォアハンド側を狙う。涼が返すと、蓮見がフェイントを交えたドロップショットで崩す。飛鳥が拾うが、紅葉が深いショットを放ち、スコアは5-5。
涼は息を整え、心の中で呟いた。「進化してるよ、私たちなら勝てる!」
第2セットの最終ゲーム、涼のサーブ。彼女は紅葉の癖を捉え、鋭いスピンサーブからワイドショットを放つ。紅葉が拾うが、飛鳥がロブで崩し、涼がカウンターのドライブショットを放つ。蓮見が返すが、飛鳥がネットで決め、ポイントを取った。スコアは6-5。
涼が叫び、「飛鳥、今だよ!」とサーブを放つ。紅葉が返すが、涼が深いショットで崩し、飛鳥がボレーを決める。焔嵐が粘るが、涼の感覚が冴え、飛鳥との連携が完璧に噛み合い、スコアは7-5で第2セットを奪った。
「ゲームセットマッチ! 明星、2-0!」
涼と飛鳥は息を切らしつつ、コート中央で抱き合った。観客席が沸き、明星のコート脇に歓声が響いた。
335それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:06:14.28ID:px7u/zB50
ちんちんかゆいまで読んだ
336それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:06:36.19ID:YAtSMp0Z0
涼と飛鳥がコート脇に戻り、仲間たちが迎えた。涼が目を輝かせて言った。
「猫宮、氷華先輩、やったよ! 私たち、勝った! 進化したよ、次も頑張るから!」
涼は勝利の喜びと進化の証明に涙を浮かべていた。彼女の感覚が焔嵐を上回り、飛鳥との絆が結果に結びついた。
飛鳥が笑顔で言った。「涼、すごかったよ。私たち、やっと勝てた。次も頼むね、みんな!」
猫宮が笑顔で応えた。
「涼先輩、飛鳥先輩、すごかったです! これで1-0。私と氷華先輩で勝ちますよ!」
猫宮は涼と飛鳥の勝利に鼓舞され、シングルスでの覚悟を強めていた。
氷華が静かに言った。
「紅葉と蓮見を倒したか。涼、飛鳥、よくやった。流れが完全にこっちに来た。次、私がやるよ」
氷華は涼と飛鳥の進化を認め、次のシングルスでの責任感を強めていた。
顧問が穏やかに言った。
「ダブルスがやっと勝った。スコア1-0だ。涼と飛鳥が進化した。シングルスで決めるぞ。次、氷華だ」
猫宮は仲間たちを見つめ、力強く言った。
「涼先輩、飛鳥先輩、ありがとう! 氷華先輩、次お願いします。私も勝ちます。みんなで準決勝突破しよう!」
337それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 15:06:56.65ID:YAtSMp0Z0
シングルス2で氷華がコートに立った。相手は焔嵐中学の2年生、焰乃朱音(ほむらの・あかね)。ショートカットで赤髪が特徴的な選手で、全国ベスト8の実力者。彼女は強烈なベースラインからのショットと冷静な戦略で知られていた。
試合開始、焰乃のサーブ。彼女は鋭いスピンサーブを放ち、ボールがコートに不規則に跳ねた。氷華が素早く反応し、フォアハンドで返すが、焰乃が深いバックハンドショットで揺さぶり、ポイントを奪った。スコアは0-1。
焰乃が静かに呟いた。「シングルスで取り返すよ。 楽しませてね」
氷華は息を整え、心の中で呟いた。「涼たちが勝った。次は私が進化して、流れを繋げるよ」
試合は始まったばかりで、焔嵐との戦いが新たな試練を明星にもたらしていた。
338それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 15:07:07.08ID:YAtSMp0Z0
猫宮はコート脇で氷華を見つめ、静かに呟いた。
「涼先輩と飛鳥先輩が勝った。氷華先輩が次で勝てば、私が決める。みんなで強くなってるよ」
涼が笑顔で言った。「氷華先輩、頼むね! 私たち、進化したよ!」
焔嵐戦はまだ続き、シングルス2が次の鍵となっていた。
339それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:07:21.07ID:YAtSMp0Z0
氷華はコート上で息を整え、焰乃朱音を見つめた。涼と飛鳥の勝利が彼女に勢いを与えていたが、焰乃の強烈なプレーが彼女を追い詰めていた。
「涼たちが進化した。私がここで勝てば、準決勝突破だ。でも、この相手、強すぎる……」
氷華は嵐峰戦での勝利で進化を証明していたが、焰乃のスピードと戦略が彼女の感覚を上回っていた。怪我を乗り越えた自信があったが、全国ベスト8の実力者が相手では、進化の限界を感じざるを得なかった。
「私が勝てば、みんなの努力が報われる。負けたら、猫宮に全てがかかる。負けられない。進化するしかない!」
彼女は目を鋭くし、次のゲームに臨んだ。
340それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:08:29.07ID:YAtSMp0Z0
涼はコート脇で飛鳥と並び、氷華を見つめた。
「氷華先輩、頼むよ! 私たち、勝ったよ! 次は先輩が勝って、準決勝突破してね!」
涼はダブルスでの勝利で進化を証明し、喜びに満ちていたが、焰乃の強さが彼女に緊張感を与えていた。自分が猫宮を支えた経験が、彼女に新たな期待を寄せていた。
「私たち、進化した。氷華先輩も進化してるよね。勝って、準決勝決めてください!」
涼は拳を握り、氷華への期待を込めて応援の声を張り上げた。
2025/03/01(土) 15:08:44.33ID:nzir+mZM0
ねこみやてw
342それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:09:01.68ID:YAtSMp0Z0
猫宮はコート脇で氷華を見つめた。芽吹戦や嵐華柚月との試合での覚醒が彼女に自信を与えていたが、焔嵐の強さが新たなプレッシャーを生んでいた。
「涼先輩と飛鳥先輩が勝った。氷華先輩が勝てば、準決勝突破だ。でも、もし負けたら……私が勝たないと」
彼女は涼と飛鳥の勝利に鼓舞されつつ、シングルス1での最終戦に備えていた。イマジナリーが安定していることは分かっていたが、焔嵐焔華との対戦が待つ可能性が、彼女に緊張と覚悟を与えていた。
「氷華先輩、頑張ってください。私も準備してるよ。みんなで準決勝突破しよう!」
彼女は静かに息を整え、次の試合に目を向けた。
343それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:09:43.92ID:YAtSMp0Z0
シングルス2、第1セットの終盤、スコアは4-5で焰乃がリード。焰乃のサーブ。彼女は強烈なスピンサーブを放ち、ボールがコートに鋭く跳ねた。氷華が反応し、フォアハンドで返すが、焰乃が深いバックハンドショットで揺さぶり、ネットに詰めてボレーを決めた。スコアは4-6で第1セットを奪われた。
観客席がどよめき、涼が叫んだ。「氷華先輩、負けないで! まだやれるよ!」
焰乃が静かに呟いた。「悪くないけど、まだ余裕あるよ」
氷華は息を整え、心の中で呟いた。「第1セット、取られた。でも、私なら勝てる。準決勝、決めるよ!」
第2セット、氷華のサーブ。彼女は焰乃の動きを見極め、低く鋭いサーブを放つ。焰乃が返すが、氷華はコートを横に揺さぶるワイドショットを放つ。焰乃が拾い、ドロップショットで崩すが、氷華が全力で拾ってカウンターのフラットショットを放つ。焰乃が返すが、氷華がネットに詰め、ボレーを決めてポイントを取った。スコアは1-0。
焰乃がサーブで反撃。彼女はフェイントを交えたスピンサーブを放ち、氷華を揺さぶる。氷華が返すと、焰乃はコートを縦に走り、深いショットで崩す。氷華がロブで応戦するが、焰乃がスマッシュを決め、スコアは1-1。
試合は拮抗し、焰乃の戦略的なショットと氷華の粘りが交錯。氷華は進化を試み、焰乃の動きを読み始めるが、焰乃のスピードが上回る。第2セットは4-4で拮抗し、氷華がサーブで攻める。彼女は焰乃の癖を捉え、鋭いサーブからワイドショットを放つが、焰乃が予測し、全力で拾ってカウンターのドライブショットを放つ。氷華が返すが、焰乃がネットで決め、スコアは4-5。
最終ゲーム、焰乃のサーブ。彼女は強烈なスピンサーブを放ち、氷華を揺さぶる。氷華が返すと、焰乃はフェイントで崩し、深いショットを放つ。氷華がロブで耐えるが、焰乃が冷静にスマッシュを決め、スコアは4-6で第2セットを奪った。
「ゲームセットマッチ! 焰乃、2-0!」
氷華は息を切らし、コート脇に歩み寄った。
344それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:09:46.04ID:fouLgPqX0
🤖
345それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:10:02.51ID:YAtSMp0Z0
コート脇で仲間たちが氷華を迎えた。涼が声を震わせて言った。
「氷華先輩、ごめん……私たちが勝ったのに、負けちゃった。猫宮、頼むね!」
涼はダブルスでの勝利を喜んでいたが、氷華の敗北に責任を感じ、猫宮への期待を込めた。
氷華が汗を拭いながら静かに言った。
「焰乃、強かった。私の進化じゃ足りなかった。涼たちが勝った流れ、私が繋げられなかった。猫宮、次はお前が勝て」
氷華は敗北に悔しさを滲ませつつ、チームへの思いを猫宮に託した。
顧問が穏やかに言った。
「スコアは1-1だ。ダブルスが勝ち、シングルス2が負けた。猫宮、次で決めろ。焔嵐は強敵だが、お前ならやれる」
猫宮は仲間たちを見つめ、力強く言った。
「涼先輩、飛鳥先輩が勝ってくれた。氷華先輩、頑張ってくれました。私が勝ちます。みんなで準決勝突破しよう!」
346それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:10:12.44ID:TyhOJ6M90
これ名前だけみると癖だそうとしてるあたりもしかしてAIじゃないのかもな

これを生身の人間が必死こいて考えたかとおもうと


347それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:10:47.22ID:YAtSMp0Z0
シングルス1で猫宮がコートに立った。相手は焔嵐中学の3年生、焔嵐焔華(えんらん・えんか)。中背で赤髪が特徴的な選手で、全国ベスト4の実力者。彼女は圧倒的なスピードと多彩なショットで知られていた。
試合開始、焔嵐のサーブ。彼女は鋭いスピンサーブを放ち、ボールがコートに不規則に跳ねた。猫宮が反応し、バックハンドで返すが、焔嵐が深いフラットショットで崩し、ネットに詰めてボレーを決めた。スコアは0-1。
焔嵐が静かに呟いた。「芽吹を倒した子か。楽しませてね」
猫宮は息を整え、心の中で呟いた。「強すぎる……でも、負けない。進化するよ、みんなのために!」
彼女はイマジナリーを高め、次のゲームに臨んだ。焔嵐との戦いが始まり、中学トップ級の激戦が幕を開けた。
348それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:10:57.43ID:YAtSMp0Z0
涼が拳を握り、叫んだ。「猫宮、頑張って! 私たちの分まで勝ってね!」
氷華が静かに言った。「焔嵐焔華だ。猫宮、お前ならやれる。私たちの進化、繋いでくれ」
焔嵐戦はまだ続き、シングルス1が最終戦となっていた。
349それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 15:11:32.86ID:YAtSMp0Z0
猫宮は焔嵐焔華を見つめた。芽吹戦や嵐華柚月との試合での覚醒が彼女に自信を与えていたが、焔嵐焔華の冷静で圧倒的なプレーがその自信を揺らがせていた。スコア0-1、彼女の心臓が激しく鼓動し、掌に汗が滲んでいた。
「芽吹先輩や嵐華先輩とは違う……速さも、冷静さも、全部がすごい。負けたら、準決勝で終わる。みんなの努力が……」
涼と飛鳥の勝利がチームに希望をもたらし、氷華の敗北が彼女に全てを託していた。イマジナリーが安定しているはずなのに、焔嵐焔華の存在感がその感覚を試していた。彼女は恐怖と闘いながら、内心で呟いた。
「怖い……でも、負けられない。涼先輩の声、氷華先輩の期待、姉ちゃんのラケット……私が進化しないと、勝てない。覚醒するよ、みんなのために!」
彼女は目を閉じ、深呼吸した。イマジナリーが徐々に冴え、焔嵐焔華の動きが少しずつ見え始めた。彼女は覚醒への渇望を胸に、次のゲームに臨んだ。
350それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:11:41.25ID:TyhOJ6M90
すげーよな
他人の作品に影響されてパクりでこんだけ必死に文章作ろうとするやつ
割とガチに病気やと思う煽りやなくて本気で
351それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:11:45.90ID:YAtSMp0Z0
涼はコート脇で飛鳥と並び、猫宮を見つめた。
「猫宮、頑張って! 私たち、勝ったよ! お前なら絶対勝てるから!」
涼はダブルスでの勝利で進化を証明し、喜びに満ちていたが、焔嵐焔華の強さが彼女に緊張感を与えていた。自分が芽吹戦で猫宮を支えた経験が、彼女に深い信頼を寄せていた。
「私の声、届いてたよね。氷華先輩が負けたけど、猫宮なら勝てる。私、信じてるよ!」
涼は拳を握り、声を張り上げた。彼女は猫宮の勝利を信じ、ダブルスでの進化をさらに次の試合に繋げる決意をしていた。
352それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:12:08.12ID:YAtSMp0Z0
氷華はコート脇でラケットを手に持つと、静かに猫宮を見つめた。焰乃朱音との敗北が彼女に悔しさを残していたが、涼と飛鳥の勝利が希望を繋いでいた。
「焰乃に負けた。私じゃ流れを決められなかった。猫宮、お前ならやれる。焔嵐を倒せ」
氷華は自分の進化が足りなかったことを痛感していたが、猫宮のイマジナリーに全幅の信頼を寄せていた。彼女は悔しさを猫宮への希望に変え、次の試合を見守った。
「お前が勝てば、準決勝突破だ。私たちの進化、繋いでくれよ、猫宮」
氷華は静かに息を整え、猫宮のプレーに目を凝らした。
353それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:12:38.41ID:YAtSMp0Z0
シングルス1、第1セットの序盤、スコア0-1。猫宮のサーブ。彼女は焔嵐焔華の圧倒的なスピードと冷静さに恐怖を感じつつ、イマジナリーで集中を高めた。鋭いスピンサーブを放ち、焔嵐が軽やかに返す。猫宮は深いバックハンドで応戦し、焔嵐がフェイントを交えたスピンショットで揺さぶる。猫宮は予測し、全力で拾ってカウンターのフラットショットを放つ。焔嵐がネットに詰めるが、猫宮がロブで崩し、隙にドライブボレーを決め、ポイントを取った。スコアは1-1。
観客席がどよめき、涼が叫んだ。「猫宮、ナイス! その調子だよ!」
焔嵐が目を細め、「面白いね。芽吹を倒した力、少し見せてよ」と呟いた。彼女は次のゲームでサーブを放つ。強烈なフラットサーブが猫宮のフォアハンド側を狙い、猫宮が返すと、焔嵐はコートを縦に揺さぶる深いショットで崩す。猫宮がロブで応戦するが、焔嵐が冷静にスマッシュを決め、スコアは1-2。
猫宮は息を整え、心の中で呟いた。「速い……でも、見える。イマジナリーで予測できる。進化するよ!」
次のゲーム、猫宮のサーブ。彼女は焔嵐の癖を捉え、低く鋭いサーブを放つ。焔嵐が返すが、猫宮はコートを横に揺さぶるワイドショットを放つ。焔嵐が拾い、ドロップショットで崩すが、猫宮がイマジナリーで予測し、全力で拾ってカウンターのドライブショットを放つ。焔嵐が返すが、猫宮がネットに詰め、角度のあるボレーを決め、ポイントを取った。スコアは2-2。
焔嵐が静かに笑い、「やるね。でも、まだ本気じゃないよ」と呟いた。彼女は次のゲームでサーブの速度を上げ、猫宮のバックハンド側を狙う。猫宮が返すと、焔嵐はスピンショットからフェイントを交えたドロップショットに切り替え、猫宮を翻弄。猫宮が拾うが、焔嵐が冷静にボレーを決め、スコアは2-3。
試合は中盤に差し掛かり、焔嵐がサーブで攻める。彼女は強烈なスピンサーブを放ち、猫宮を揺さぶる。猫宮が返すと、焔嵐はコートを縦に走り、深いショットで崩す。猫宮がロブで応戦するが、焔嵐が予測し、全力で拾ってカウンターのフラットショットを放つ。猫宮が返すが、焔嵐がネットに詰め、鋭いボレーを決め、スコアは2-4。
猫宮は汗を拭い、心の中で呟いた。「強すぎる……でも、負けない。私のイマジナリー、まだ進化できる!」
彼女は次のゲームでサーブを放つ。焔嵐の動きを見極め、低く鋭いサーブを放つ。焔嵐が返すが、猫宮はイマジナリーで予測し、深いバックハンドで応戦。焔嵐がフェイントで崩すが、猫宮が全力で拾い、カウンターのドライブショットを放つ。焔嵐が返すが、猫宮がネットに詰め、ボレーを決め、ポイントを取った。スコアは3-4。
観客席が静まり返り、涼が叫んだ。「猫宮、すごい! その感覚だよ!」
焔嵐との戦いはまだ続き、中学トップ級の激戦が新たな段階に突入していた。
354それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:13:05.29ID:YAtSMp0Z0
コート脇で仲間たちが猫宮を見守った。涼が拳を握りながら言った。
「猫宮、すごいよ! 私たちが勝った流れ、繋いでね! お前なら勝てるよ!」
涼はダブルスでの勝利を誇りに、猫宮の進化に期待を膨らませていた。
氷華が静かに言った。
「焔嵐焔華、強敵だ。私が負けた分、お前が勝てよ、猫宮。チームの進化、証明してくれ」
氷華は自分の敗北を悔しがりつつ、猫宮への信頼を強く示した。
顧問が穏やかに言った。
「スコアは1-1だ。猫宮、ここが正念場だ。焔嵐は強豪だが、お前なら進化できる。勝て」
猫宮は焔嵐焔華を見つめ、心の中で呟いた。
「涼先輩たちが勝った。氷華先輩が繋いでくれた。私が勝てば、準決勝突破だ。進化するよ、みんなのために!」
彼女はラケットを握り直し、次のゲームに臨んだ。焔嵐との戦いはまだ続き、シングルス1がチームの命運を握っていた。
355それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 15:13:25.69ID:YAtSMp0Z0
猫宮は焔嵐焔華の動きを凝視した。第1セット、3-4。彼女の心臓が激しく鼓動し、掌に汗が滲んでいた。芽吹戦や嵐華柚月との試合での覚醒が彼女に自信を与えていたが、焔嵐焔華の冷静で圧倒的なプレーがその自信を揺らがせていた。
「強すぎる……芽吹先輩とは違う、速さと冷静さがすごい。負けたら、みんなの努力が終わる。でも、怖くても立ち向かうしかない」
涼と飛鳥の勝利がチームに希望を、氷華の敗北が重圧を彼女に与えていた。イマジナリーが焔嵐焔華の動きを捉え始めていたが、その精度とスピードが彼女を圧倒していた。涼の声が響き、姉のラケットの感触が掌に残っていた。
「恐怖を超えないと勝てない。イマジナリーを極限まで高めて、私だけの技を作る。進化するよ、みんなのために!」
彼女は目を閉じ、イマジナリーを極限まで研ぎ澄ました。焔嵐焔華の動きがスローモーションのように見え始め、彼女の中で必殺技の胎動が感じられた。
356それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:13:56.60ID:YAtSMp0Z0
焔嵐焔華は猫宮を見つめ、静かに笑みを浮かべた。彼女は全国ベスト4の実力者として、冷静さとスピードでコートを支配していた。その瞳には、猫宮ほどではないが独自のイマジナリーが宿っていた。
「芽吹を倒した子か。面白いね。でも、私のイマジナリーには届かないよ。そろそろ本気でいくか」
焔嵐は中学時代、全国の強豪と戦う中で独自の感覚を磨き上げていた。猫宮のような極端な覚醒ではないが、彼女のイマジナリーは鋭い予測と反応を生み、「焔の旋風」と呼ばれる必殺技を可能にしていた。彼女は猫宮の粘りに興味を持ちつつ、支配を強める決意を固めた。
「この試合、私が決める。焔の旋風、見せてあげるよ」
彼女はラケットを握り直し、次のゲームに臨んだ。
357それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:14:19.15ID:TyhOJ6M90
なんというかどうせやるならよくある展開の詰め合わせじゃなくてもっとお前のオリジナリティーだして原作である俺と差をつける
俺ならもっとましにできる格の違いを見せてやるー、、!的な意気込みでかくならまだしも(まあそれでもパクりの時点ではあるが)

こんだけ必死に書きまくるのにAIみたいな安いスポ根かき集めるだけでしかないの労力と効果が全く見合ってないやろ
自分で考えるオリジナリティーをだすっていう創作活動できんならその手の煽りもやめとき見苦しいだけや
358それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:14:20.33ID:YAtSMp0Z0
シングルス1、第1セットの中盤、スコア3-4。焔嵐のサーブ。彼女は鋭いスピンサーブを放ち、ボールが猫宮のバックハンド側を狙った。猫宮が反応し、バックハンドで返すが、焔嵐はイマジナリーで予測し、深いフラットショットで崩す。猫宮がロブで応戦するが、焔嵐が冷静にスマッシュを決め、スコアは3-5。
観客席がどよめき、涼が叫んだ。「猫宮、負けないで! お前ならやれるよ!」
焔嵐が静かに呟いた。「まだ余裕だね。そろそろ本気でいくよ」
次のゲーム、猫宮のサーブ。彼女は焔嵐の動きを捉え、低く鋭いスピンサーブを放つ。焔嵐が軽やかに返すが、猫宮はイマジナリーで予測し、ワイドにクロスショットを放つ。焔嵐が拾い、ドロップショットで崩すが、猫宮が全力で拾い、カウンターのフラットショットを放つ。焔嵐がネットに詰めるが、猫宮がロブで崩し、隙にドライブボレーを決め、ポイントを取った。スコアは4-5。
猫宮が息を整え、心の中で呟いた。「見える……焔嵐先輩の動き、少しずつ読めてる。進化するよ!」
焔嵐がサーブで反撃。彼女はイマジナリーを高め、「焔の旋風」を発動。強烈なスピンサーブがコートに突き刺さり、ボールが不規則に跳ね、猫宮のフォアハンド側を狙う。猫宮が返すが、焔嵐は一瞬の予測でコートを横に駆け、鋭いスピンショットを放つ。ボールが弧を描き、サイドラインぎりぎりに落ち、猫宮が届かずポイントを奪った。スコアは4-6で第1セットを奪われた。
観客席が静まり返り、涼が叫んだ。「猫宮、負けないで! まだやれるよ!」
猫宮は膝に手をつき、心の中で呟いた。「『焔の旋風』……すごい技だ。でも、私にもできる。イマジナリーを極限まで高めて、私だけの技を作る!」
第2セット、猫宮のサーブ。彼女は焔嵐の「焔の旋風」に対抗すべく、イマジナリーを極限まで研ぎ澄まし、「幻影疾走(げんえいしっそう)」を試みた。鋭いスピンサーブを放ち、焔嵐が返す瞬間、猫宮は一瞬でコートを横に駆け、予測を超えるスピードでワイドショットを放つ。焔嵐が拾うが、猫宮がネットに詰め、角度のあるボレーを決め、ポイントを取った。スコアは1-0。
焔嵐が目を細め、「面白い技だね。私のイマジナリーと似てる。でも、まだまだだよ」と呟いた。彼女は次ゲームでサーブを放つ。「焔の旋風」を再び発動し、スピンサーブから一瞬でコートを駆け、鋭いドライブショットを放つ。猫宮がロブで応戦するが、焔嵐が予測し、全力で拾い、カウンターのフラットショットを放つ。猫宮が返すが、焔嵐がネットに詰め、ボレーを決め、スコアは1-1。
猫宮は息を整え、心の中で呟いた。「『焔の旋風』、速すぎる。でも、私の『幻影疾走』なら対抗できる。進化するよ!」
試合は第2セットの序盤、双方のイマジナリーが激突し、必殺技の応酬が始まっていた。
359それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:15:00.17ID:YAtSMp0Z0
コート脇で仲間たちが猫宮を見守った。涼が拳を握りながら叫んだ。
「猫宮、すごいよ! その技、かっこいい! 私たちの分まで勝ってね!」
涼は猫宮の「幻影疾走」に目を輝かせ、ダブルスでの進化をさらに次の試合に繋げる決意をしていた。
氷華が静かに言った。
「焔嵐焔華か。焰乃より上だ。お前なら対抗できるよ、猫宮。『幻影疾走』を進化させて勝て」
氷華は焰乃朱音に敗れた悔しさを認めつつ、焔嵐焔華の強さと猫宮の可能性に希望を見ていた。
顧問が穏やかに言った。
「スコアは1-1だ。第1セットを失ったが、第2セットが正念場だ。猫宮、焔嵐のイマジナリーを超えろ」
猫宮は焔嵐焔華を見つめ、心の中で呟いた。
「『焔の旋風』、すごい。でも、私の『幻影疾走』なら負けない。進化するよ、みんなのために!」
彼女はラケットを握り直し、次のゲームに臨んだ。焔嵐との戦いはまだ続き、中学トップ級の激戦が新たな段階に突入していた。
360それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:15:38.91ID:YAtSMp0Z0
猫宮は焔嵐焔華を見つめた。第2セット、1-1。彼女の呼吸が荒く、額に汗が流れていた。焔嵐焔華の「焔の旋風」が彼女のイマジナリーを圧倒し、第1セットを奪われていた。
「強すぎる……でも、負けたらみんなの努力が終わる。涼先輩たちの勝利、氷華先輩の頑張り、私が繋がないと!」
彼女は恐怖とプレッシャーに飲み込まれそうになりながらも、涼の声と姉のラケットの感触に支えられていた。イマジナリーが極限で覚醒し、焔嵐焔華の動きが鮮明に見え始めた。彼女は心の中で呟いた。
「『幻影疾走』だけじゃ足りない。イマジナリーを極限まで高めて、私だけの技を完成させる。進化するよ、みんなのために!」
彼女は目を鋭くし、次のゲームに臨んだ。
361それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:16:02.51ID:YAtSMp0Z0
焔嵐焔華は猫宮の粘りに目を細めた。第1セットを奪い、彼女は冷静に試合を支配していたが、猫宮の進化に微かな動揺を感じていた。彼女の独自のイマジナリーが、「焔の旋風」をさらに鋭くしていた。
「芽吹を倒した力、少し見えたね。でも、私のイマジナリーが上だ。ここで決めるよ」
焔嵐は猫宮の「幻影疾走」に刺激を受け、自身のイマジナリーをさらに進化させていた。彼女は「焔の旋風」を超える新たな必殺技、「焔嵐乱舞(えんらんらんぶ)」を準備し、試合を支配し切る決意を固めた。
「私のイマジナリー、見せてあげる。焔嵐乱舞で終わらせてやるよ」
彼女はラケットを握り直し、次のゲームに臨んだ。
362それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:16:37.72ID:YAtSMp0Z0
シングルス1、第2セットの中盤、スコア4-4。猫宮のサーブ。彼女は焔嵐焔華の「焔の旋風」に対抗し、イマジナリーを極限まで高めた「幻影疾走」を放つ。鋭いスピンサーブを放ち、焔嵐が返す瞬間、猫宮は一瞬でコートを横に駆け、予測を超えるスピードでワイドショットを放つ。焔嵐が拾うが、猫宮がネットに詰め、角度のあるボレーを決め、ポイントを取った。スコアは5-4。
焔嵐が静かに呟いた。「その技、面白い。でも、私のイマジナリーの方が上だよ」
彼女は次のゲームでサーブを放つ。「焔の旋風」を進化させた「焔嵐乱舞」を発動。強烈なスピンサーブがコートに突き刺さり、ボールが不規則に跳ね、猫宮のフォアハンド側を狙う。猫宮が返すが、焔嵐はイマジナリーで一瞬の予測を超え、コートを縦横に駆け回り、連続する鋭いスピンショットで崩す。ボールが弧を描き、サイドラインぎりぎりに落ち、猫宮が届かずポイントを奪った。スコアは5-5。
観客席が静まり返り、涼が叫んだ。「猫宮、負けないで! お前ならやれるよ!」
猫宮は息を整え、心の中で呟いた。「『焔嵐乱舞』……すごい。でも、私も進化する!」
彼女は次のゲームでサーブを放つ。イマジナリーを極限まで高め、「幻影疾走」を進化させた必殺技、「幻影連刃(げんえいれんじん)」を初披露。鋭いスピンサーブを放ち、焔嵐が返すと、猫宮は一瞬でコートを駆け、連続する鋭いフラットショットを放つ。焔嵐が拾うが、猫宮が予測し、ネットに詰めて角度のあるボレーを決め、ポイントを取った。スコアは6-5。
焔嵐が目を細め、「その技、やるね。でも、私も負けないよ」と呟いた。彼女は次のゲームで「焔嵐乱舞」を放つ。スピンサーブから連続するショットで猫宮を揺さぶり、猫宮がロブで応戦するが、焔嵐が予測し、全力で拾い、カウンターのドライブショットを放つ。猫宮が返すが、焔嵐がネットで決め、スコアは6-6。
タイブレークに突入。猫宮のサーブ。彼女は「幻影連刃」を発動し、鋭いサーブから連続ショットで攻める。焔嵐が「焔嵐乱舞」で応戦し、双方のイマジナリーが激突。長いラリーが続き、猫宮が予測し、全力で拾い、鋭いバックハンドで決め切った。タイブレークは7-5で猫宮が制し、第2セットを7-6で奪った。
観客席が沸き、涼が叫んだ。「猫宮、すごい! 第2セット取ったよ!」
第3セット、焔嵐のサーブ。彼女は「焔嵐乱舞」をさらに鋭くし、スピンサーブから連続ショットで猫宮を追い詰める。猫宮が「幻影連刃」で応戦し、スコアは2-2で拮抗。中盤に差し掛かり、双方の必殺技が火花を散らしていた。
363それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:16:59.74ID:YAtSMp0Z0
コート脇で仲間たちが猫宮を見守った。涼が拳を握りながら叫んだ。
「猫宮、すごいよ! 『幻影連刃』、かっこいい! 私たちの分まで勝ってね!」
涼は猫宮の進化に目を輝かせ、ダブルスでの勝利をさらに次の試合に繋げる決意をしていた。
氷華が静かに言った。
「焔嵐焔華か。焰乃より格上だ。だが、お前の『幻影連刃』なら勝てるよ、猫宮。進化して決めてくれ」
氷華は焰乃に敗れた悔しさを認めつつ、猫宮の進化に希望を見ていた。
顧問が穏やかに言った。
「スコアは1-1だ。第2セットをよく取った。第3セットが勝負だ。猫宮、焔嵐を超えろ」
猫宮は焔嵐焔華を見つめ、心の中で呟いた。
「『焔嵐乱舞』、すごい。でも、私の『幻影連刃』なら負けない。進化するよ、みんなのために!」
彼女はラケットを握り直し、次のゲームに臨んだ。焔嵐との戦いは第3セットの中盤に突入し、中学トップ級の激戦がクライマックスへと向かっていた。
364それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:17:37.20ID:YAtSMp0Z0
猫宮は焔嵐焔華を見つめた。第3セット、2-2。彼女の呼吸が荒く、全身に疲労が溜まっていたが、焔嵐焔華の「焔嵐乱舞」に対抗する「幻影連刃」が彼女を支えていた。
「強すぎる……でも、ここで負けたらみんなの努力が終わる。涼先輩たちの勝利、氷華先輩の頑張り、私が決めないと!」
彼女は恐怖と疲労に飲み込まれそうになりながら、涼の声と姉のラケットの感触に支えられていた。イマジナリーが極限で覚醒し、焔嵐焔華の動きが鮮明に見えていた。彼女は心の中で呟いた。
「『幻影連刃』を完成させる。イマジナリーを極限まで高めて、私だけの技で勝つ。進化するよ、みんなのために!」
彼女は目を鋭くし、次のゲームに臨んだ。
365それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:17:48.66ID:YAtSMp0Z0
焔嵐焔華は猫宮の粘りに目を細めた。第2セットを奪われ、彼女の冷静な支配が揺らいでいたが、独自のイマジナリーが「焔嵐乱舞」をさらに鋭くしていた。
「芽吹を倒した力、確かにすごい。でも、私のイマジナリーが負けるはずない。ここで決めるよ」
焔嵐は猫宮の「幻影連刃」に刺激を受け、自身のイマジナリーを極限まで高めていた。彼女は最後の意地を燃やし、「焔嵐乱舞」を超える新たな技を繰り出そうと決意した。
「私のイマジナリー、最後まで見せてあげる。焔嵐乱舞で終わりじゃないよ」
彼女はラケットを握り直し、次のゲームに臨んだ。
366それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 15:18:09.29ID:YAtSMp0Z0
シングルス1、第3セットの中盤、スコア4-4。猫宮のサーブ。彼女は焔嵐焔華の「焔嵐乱舞」に対抗し、イマジナリーを極限まで高めた「幻影連刃」を放つ。鋭いスピンサーブを放ち、焔嵐が返す瞬間、猫宮は一瞬でコートを駆け、連続する鋭いフラットショットを放つ。焔嵐が拾うが、猫宮が予測し、ネットに詰めて角度のあるボレーを決め、ポイントを取った。スコアは5-4。
観客席が沸き、涼が叫んだ。「猫宮、すごい! その技で勝って!」
焔嵐が静かに呟いた。「やるね。でも、私の最後を見せてあげる」
彼女は次のゲームでサーブを放つ。「焔嵐乱舞」を進化させた必殺技、「焔嵐絶炎(えんらんぜつえん)」を初披露。強烈なスピンサーブがコートに突き刺さり、ボールが不規則に跳ね、猫宮のバックハンド側を狙う。猫宮が返すが、焔嵐はイマジナリーで予測を超え、コートを縦横に駆け回り、連続する鋭いスピンショットが炎のように連なり、猫宮を圧倒。ボールがサイドラインぎりぎりに落ち、猫宮が届かずポイントを奪った。スコアは5-5。
猫宮は息を整え、心の中で呟いた。「『焔嵐絶炎』……すごい。でも、私も負けない。『幻影連刃』を進化させる!」
第3セットの終盤、6-6。猫宮のサーブ。彼女はイマジナリーを極限まで高め、「幻影連刃」をさらに進化させた「幻影連刃・極(げんえいれんじん・きょく)」を放つ。鋭いスピンサーブを放ち、焔嵐が返す瞬間、猫宮は一瞬でコートを駆け、連続する鋭いショットを放ちつつ、最後に超高速のドライブショットを繰り出す。焔嵐が拾うが、猫宮が予測し、ネットに詰めて角度のあるボレーを決め、ポイントを取った。スコアは7-6。
焔嵐がサーブで反撃。「焔嵐絶炎」を放ち、連続するスピンショットで猫宮を揺さぶる。猫宮がロブで応戦するが、焔嵐が予測し、全力で拾い、カウンターのフラットショットを放つ。猫宮が返すが、焔嵐がネットで決め、スコアは7-7。
タイブレークに突入。猫宮のサーブ。彼女は「幻影連刃・極」を発動し、鋭いサーブから連続ショットで攻める。焔嵐が「焔嵐絶炎」で応戦し、双方のイマジナリーが激突。長いラリーが続き、焔嵐がスピンショットで崩すが、猫宮が予測し、全力で拾い、超高速のドライブショットを放つ。焔嵐が返すが、猫宮がネットで決め、ポイントを取った。タイブレークは8-7。
最終ポイント、焔嵐のサーブ。彼女は「焔嵐絶炎」を放ち、連続ショットで猫宮を追い詰める。猫宮がロブで耐え、焔嵐がスマッシュを狙うが、猫宮がイマジナリーで予測し、コートの端で拾い、「幻影連刃・極」の超高速ドライブショットを放つ。ボールが焔嵐のバックハンド側を抜け、ポイントを奪った。スコアは10-8で第3セットを制し、試合は猫宮の勝利。
「ゲームセットマッチ! 猫宮、2-1!」
猫宮は膝をつき、息を切らしながら笑みを浮かべた。焔嵐が静かに呟いた。「負けたか……すごいね、君」
367それでも動く名無し
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2025/03/01(土) 15:18:28.87ID:YAtSMp0Z0
コート脇で仲間たちが猫宮を迎えた。涼が目を輝かせて叫んだ。
「猫宮、すごいよ! 勝った! 私たちの分まで勝ってくれたね!」
涼は猫宮の勝利に涙を浮かべ、ダブルスでの進化がチームを支えた喜びを感じていた。
氷華が汗を拭いながら笑みを浮かべた。
「焔嵐焔華を倒したか。私が負けた分、お前が決めてくれた。一緒に強くなったな、猫宮」
氷華は敗北の悔しさを乗り越え、猫宮の進化に希望を見ていた。
顧問が穏やかに言った。
「準決勝突破だ。スコア2-1。ダブルスが勝ち、シングルス2が負け、猫宮が決めた。お前たちは進化した。決勝も頼むぞ」
猫宮は仲間たちを見つめ、息を整えながら言った。
「みんな、ありがとう。涼先輩と飛鳥先輩が勝って、氷華先輩が繋いでくれた。私、進化できたよ。決勝もみんなで勝とう!」
明星は準決勝を突破し、決勝進出を決めた。焔嵐戦の激闘がチームに新たな希望と進化をもたらしていた。
368それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 15:18:41.63ID:YAtSMp0Z0
試合後、猫宮はコート脇で水を飲みながら、涼と氷華に笑顔を向けた。
「焔嵐先輩、強かった。でも、みんなの力があって勝てた。決勝も頑張ろうね」
涼が力強く頷いた。「うん! 決勝も私たちが進化して勝つよ!」
氷華が静かに言った。「決勝か。次の相手も強敵だ。お前たちと一緒なら、どこまででも行ける」
観客席のざわめきが収まり、決勝への静寂が訪れた。明星の戦いは続き、全国の頂点が目前に迫っていた。
369それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 15:20:23.64ID:TyhOJ6M90
おわりおわり

ちゃんちゃん
370それでも動く名無し
垢版 |
2025/03/01(土) 15:21:48.96ID:Y0SpKiZh0
コートとテニスだ?男とペニスの間違いじゃないのか?
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