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アゴを撃ちぬかれ負傷しましたが、終戦を迎え、捕虜収容所で待機した後、内地帰還がかないました。
父を知る意味でも参考になった本でした。
死が日常的でありふれていて、多くの死を見てきたせいでしょう。
父は人の死や世の不条理に対し恬淡なところがありました。
その父が心底、怖がったのはゴキブリです。
ラバウルのジャングルで倒れ死んでいる日本兵の死骸を埋葬しようと、近くに穴を掘り死骸を数人で持ち上げた時、頭がゴロンと落ち、首からたくさんのゴキブリがザワッーと飛び出してきました。
体中を食い荒らしていたのです。
それがトラウマになっていました。
それから死骸を埋めるときは、死骸と並びに沿って長い穴を掘り、頭と体を数人で支え、均等な力でゴロリとひっくり返して埋葬しました。