>>4-6
詳しい説明、ありがとうございます

ピリポはステパノの後継ってことですね
処女の原語はパルテノス(パルテノイ)で乙女(若い未婚女性)なのに
教義的にマリアに合わせて、ここでも処女と訳されているわけですね
長老たちは各教会の長ということではなく、エルサレム教会の幹部たちってことですね

パウロの基本筋は異邦人割礼否定、ユダヤ人割礼肯定、ただし臨機応変で
ここではユダヤ人割礼否定と噂を流されたので「きよめ式」を行い律法への忠実さを証すということですね
「きよめ式」はパウロが異邦人の間に長くいたためにその「汚れ」を払う意味があったということですか
ただしパウロを目立つ神殿に立たせることになるのでエルサレム教会の陰謀の可能性もある、と
「頭を剃る」はナジル人の請願ということですね

「ヘブル語」の件はルカがヘブル語とアラム語を区別できていないだけで、実際はアラム語だったであろう、と

>>7
なるほど、先生の説明でパウロとエルサレム教会の確執の背景がよく分かりました
要はパウロの宣教は、シナゴーグに入ってユダヤ教に改宗する見込みのあった異邦人を
割礼免除を餌にかっさらうようなもので、各地のユダヤ人に反感を買ったわけですね
エルサレム教会はユダヤ教の本山みたいなもので、ヤコブはそれゆえユダヤ教とうまくやっていかなければ
ならなかったのに、パウロが来てユダヤ教と対立してしまったら迷惑千万ってことになるわけですね

さて22章ですが21章末の続きで、パウロが民衆に語りかけるところですね
パウロは熱心なパリサイ派であった過去から、いわゆる「パウロの回心」を経て異邦人伝道に赴いた経緯を
語りますが、群衆はブーイングの嵐です
ここで群衆がブーイングした一番の理由はなんでしょうか?21節の主の命による異邦人伝道ってところでしょうか?

24節以下では千卒長がブーイングの理由を聞くためにパウロの拷問しようとしますが
パウロはここでまたまた伝家の宝刀、ローマ市民権を出します
ということで場面は次章の祭司長たちとの議会に移行するわけですね