>>241
大祭司アナニヤは実際に相当な悪人だったんですね
やはりパウロがアナニヤを知らないはずはなく皮肉と取るのが妥当だと

>>242
ローマ法上、千卒長の言っていることは筋が通っていておかしいことはないってことですね

聖餐ではありませんが、わたしも昔母親の知人が運営している教会に
なかば無理やり通わされたことがありますが、そこの信徒たちのわたしに対する反応は様々でした
会合のあと、一緒に食事をするのですが、わたしとしても信者でもないのにともに食事をすることが
場違いだと感じましたが、信徒の側にも非信徒が教会の食事に参加していることをあまりよく思っていない
人もいました
ほとんどの人は親切で会合が終わると家まで来るまで送ってくれる人すらいたのですが
敵対心を顕にするひともいましたね
共通の信仰の集いにその信仰を共有しない異分子が入るのを快く思わない人がいるのは理解できます
ただキリスト教は宣教の宗教であり、隣人愛に基づいて人と交わる宗教でもあるので
少なくとも未受洗であっても信仰に興味を持っている人を排除するのはどうなのかとは思いますね

さて24章ですが、ペリクス総督の前での審理に移ります
ユダヤ人側の弁護人テルトロが、パウロは世界中のユダヤ人の間に騒ぎを起こし、異端の頭であり
宮を汚そうとしていたので捕縛したのだ、と訴えます
対してパウロは争論をしたり群衆を扇動したりしたことはないと反論しますが、異端だとされる道に
従っていることは認めます
ペリクスは千卒長が来るのを待ってから判決を下す旨を告げ、パウロはそれまで監禁されることになります

22節でペリクスはこの道のことを相当わきまえていた、と書いてあるので、パウロらが主張するキリスト教に
ついてはそれなりに知っていたのでしょう
ところが25節でパウロから正義、節制、未来の審判の話を聞くと不安を感じたとあるので
キリスト教に共感していたわけではないことは分かります
26節に「パウロから金をもらいたい下ごころがあったので」と書いてあるので
正義、節制、未来の審判の話が心に刺さって不安になったのかもしれませんね