>>244
■22節でペリクスはこの道のことを相当わきまえていた
ペリクスの妻がユダヤ人であったので、使徒行伝はこう書いているが、実際は
知らなかったでしょう。
フランシスコ会訳註は、詳しく知っていたという立場。
田川建三はおべんちゃという解釈。

■26節に「パウロから金をもらいたい下ごころがあったので」
田川建三によると、こういう表現は露骨に賄賂を要求したということである
ローマ法によると、無罪なのでこういう場合は賄賂を要求して釈放というのが
一般的である。市民権を保有しているのだから金持ちなのだから、と。
フランシスコ会訳註によると二年間裁判にかけられず牢屋に入れられた囚人は
釈放されることになっていた、とのことなので、期限ぎりぎりまでパウロを
呼び出しては賄賂を要求したがパウロが支払わないので二年間が経とうしていた
のかもですね
まあパウロは諸教会から献金分の大金を保有しているはずなので
(四人のきよめ儀式の残額)、なぜパウロかその仲間が賄賂を支払わなかったか
謎ですが