>>267
atheistくん、おはようございます。
本日と明日の聖句はマルコ14:3-9とヨハネ12:1-11です

ユダヤ人たちは実際にパウロを殺そうとしていたのだと思います。
ただ暗殺ではなくて、正式にエルサレムで裁判にかけて有罪にしたかったのだと
思います。
だがパウロはローマ法に守られている。その中で過激な連中が護送中に暗殺して
しまえということはあったのかもですね。
この件に介して田川、フランシスコ会訳註、岩波委員会訳、新共同訳略解は史実か
どうかについて言及なしです。
ハーパー注解は、ルカのいくつかの意図に沿った展開になっていると物語性を指摘
しています。二年経ってもパウロの敵のエルサレムのユダヤ人たちの殺意は衰えて
いないどころか、ユダヤ人全体に広がっている。断食の誓いが二年継続していたので
あろうと推定します。その上でパウロの上告によってパウロが最後にローマに到着
する状況を描いている、と。カイサリアで裁判していれば無罪であったのに、上告
してしまったのはローマに至るためであった、と。