>>333
あ、そういうことだったんですね
わたしはてっきり船を軽くして座礁をさけるために食料を含む船荷を海に投げ捨てたことが理由で
食べ物を食べることができなかったのだと思ってました
激しい暴風の中、船が大きく揺れて船酔いが酷かったので、みな食事ができなかった、ってことなんですね

言われてみれば、わたしも北海道から船で東京に戻ってくるとき、台風に当たってしまって
酷い船酔いを経験したことがありました
一晩中、休むことなく上下に動いているエレベーターに乗ってるようなもので
たしかに食べ物なんか胃に入れることができる状態じゃなかったですね

さて使徒行伝もいよいよ最終章ですね

パウロたちはマルタと呼ばれる島にたどり着き、そこで歓待を受けます
パウロは焚き火に柴をくべていたところ熱気に当てられたまむしが出てきて手を噛まれてしまいます
島の人達はそれを神罰のように捉え彼を人殺しと考えますが、パウロの身に変化がなかったのを見て
一転して今度は神様だと言い出します
こういった叙述からは島の人はローマの文明人というよりも、未開の民族のように感じられます

その後パウロは例によって病の癒しを行い、島の住民に尊敬されるに至ります
なんと悠長に三ヶ月も島で過ごしたあと、ついに出航となりますが、その後も他所で3日だとか7日だとか
悠長に滞在してます
本当に囚人の護送なのでしょうか?w

ようやくローマにたどり着いたパウロはそこのユダヤ人たちを前に話をすることになりますが
ここでもパウロの信仰を受け入れる者と拒む者に分かれます
それを見て、パウロはイザヤを引きながらユダヤ人の頑迷さと異邦人伝道の正当性を語ります
そうしてパウロはその後2年に渡ってローマで伝道しますが、使徒行伝はここで終わっています
その後のパウロがどうなったのかルカは何も語りません

ルカがここで筆を置いた理由はいったい何だったのでしょうか?
またパウロはこの後実際にどうなったのでしょうか?伝承ではローマで殉教したことになってますが