>>367
英語ではPsalmですからラテン語由来ですね、Pは黙字ですが

ギリシャ語(コイネー)であれば聖書外文献もあり、またラテン語など同時代文献も豊富なので
新約聖書を文献学的・歴史学的に釈義するための言語資料に恵まれていますが
ヘブライ語は実質的にまともな資料がヘブライ語聖書だけになるので、当然ギリシャ語聖書に比べて
正確な釈義が困難になりますね
わたしは1.やフランシスコ会訳註に近い推測をしましたが、結局のところ決定打はないようですね

さて62章ですが61章からの続きなのかどうか分かりません

とりあえず神に対する賛美あるいは祈りの詩文という点は共通しているようです
今回気になったのは12節です
明確な表現で因果応報が述べられています
これはヨブ記を読んだときにも問題になった世界観ですが
ヘブライ語聖書にはこの因果応報観が散見されるようです

そういえば61章でも疑問に思ったのですが、この[セラというのはいったい何なのでしょうか?