>>451
ユダヤ人か異邦人かというよりも、神の支配が地に遍く行き渡っているということを表しているのですね
11節に関しては具体的にはオリーブの実りを表していて、ここで出てきている「あぶら」は
オリーブ油のことなんですね
そういえば日本でも実りの秋と言いますもんね

さて66章ですが、ここもいきなり神に対する賛美で始まっています
前章もそうでしょうが、ここでも単なるユダヤの神という枠組みでの賛美ではなく
全世界を統べる創造主としての神が謳われています

10節からは神が試練を与える者としての側面が語られ、それでも最後には慈しみを絶やすことのない
神として認識されているようです

日本には森羅万象に対して、それぞれの神が宿っているといったアニミスティックな世界観が
ありますが、ユダヤ教ではやはり人に試練と慈しみを与える具体的な唯一の人格神が
すべてを統括しているといった世界観で聖書は書かれているので、このへんが根本的に
一般的な日本人の感性とは乖離しているように感じます

わたしもそれなりに聖書には馴染んできましたが、未だにこの世界観には違和感を拭えません
良い悪いということではなく、身に染み付いた感性レベルでの違和感ですね

先生は最初にキリスト教に触れた時には、こういった違和感というのは感じませんでしたか?