>>507
68章は今までと比べ、少し長いですね
一読した限りの第一印象は、この章では軍神としての神の側面が強く出ているように感じました

この章はまた、表現の意味がよくわからないところが多いようにも感じました
まずは11節の「おとずれを携えた女達の大いなる群れ」です
これは何のことを言っているのでしょうか?
また13節も何を表現しているのか分かりません
また21節の「毛深い頭のいただき」というのも、なぜ「毛深い」という形容が必要なのか分かりません
次の22-23節も敵を蹂躙する神の姿を描いているように見えますが、よく分かりません
特に「あなたの犬の舌」というのが分かりません

少し気になったのは4節の「雲に乗られる者」という表現です
新約聖書では再臨のイエスがこのような姿で語られますが
ここではヤハウェ自身が雲に乗るというような具象的なイメージを持って語られています
新約ではイエスが目に見える具象的な存在であったためか、父なる神は霊的存在として
抽象的に語られていたように思います
それに対し、ヘブライ語聖書では、その威信を示すために様々な具象的イメージで語られることが
多いとは思っていましたが、このような比較的擬人化された人間サイズのイメージは
それほど多くなかったように思います
印象的なのはヤコブと格闘した神の例ですが、雲に乗る者というのも
火の柱的な勇壮な自然的イメージではなく、より人間的なイメージであるように思いました