>>533
なるほど、作者をダビデ、王をソロモンという形式にすれば辻褄は合いそうです

実際の成立時代としては、アッシリアやバビロニアに滅ぼされ、民族的な苦難の中にいた時代で、
それゆえにかつての栄光の再現を夢見ると同時に貧困にあえぐ者への共感も語られている
って感じですかね

マタイ27:62-28:15は復活の箇所ですね
これは前に読んだときにも書いたような気がしますが
マタイのこの叙述は、明らかに巷で流布していた「弟子たちによる遺体盗難説」に
対する反駁であるように思います
ただ28章11-15節に見られるように、この話を担保する証拠がありませんから
マタイ(ないし伝承)が自分たちに都合のいいように創作した話であると思います

事実はどうであれ、この復活神話を土台としてキリスト教が成立していくことになりますね