>>559-560

なるほど、15-16節は、神を蔑ろにするようなことばを口にしていたら
誤った道を進むことになっていたであろう(民を誤った道に進ませることになったであろう)、
しかし不条理の理由を知ろうと思いを巡らせたが、それは難しかった(徒労であった)、
というような意味なんですね

この詩篇の章やヨブ記などもハバククやエレミヤなど預言の書で確立されることになる
神への問いや挑みという聖書的な伝統のひとつになってるわけですね

さて74章ですが、ここは聖所の破壊ということばで示されているとおり
エルサレムの破壊、すなわち前6世紀のバビロニアによるユダ王国への侵略のことを
語っているように思いました

13節は出エジプト記の海割りのことでしょうか
15-17節では創世記の天地創造の場面を思い起こさせます
そんな偉大な神が異民族によって罵られている現状を目に止め、ふたたび
イスラエルの民を救ってくれるように嘆願する詩であると思いました