>>564
atheistくん、おはようございます。本日の聖句は詩編第75篇です。

74篇のフランシスコ会訳のタイトルは「神殿破壊後の嘆願」です。
二節あって、アンティオコス四世(前175−164年)が神殿を汚したマカバイ時代。
前587年のバビロニア軍による神殿破壊説。ユダヤ教のタルグムは22節の「愚かな者」を
神殿の門を焼き払ったアンティオコス四世と考えているそうです。
ハーパー注解は前587年説です。

フランシスコ会訳註によると13-17節は、独立した強勢に人称代名詞「あなた」が
七回繰り返されて「自然を司る神の全能の力」が描かれているとのことです
ハーパー注解は12-17節について「再び動詞の完了形で、エルサレム神殿の破壊と
地を創造する以前の混沌とを比較する。神があのような制御不能な闇から、良き秩序と
実のりある生を創造したと告白するなら、神はまたできる」

私が注目したのは「あなたのはとの魂」です。
フランシスコ会訳註は、ホセア11:11共に、鳩とはイスラエルのことだと解釈していますが
私は
「マルコ 1:10そして、水の中から上がられるとすぐ、
天が裂けて、聖霊がはとのように自分に下って来るのを、ごらんになった。」との
関連を思い浮かべました。
神に属する魂と鳩とが関連付けられるイメージが詩編にあった。
そのイメージがなんらかの影響があってマルコの記述となったのかも、と。