>>673
atheistくん、おはようございます。本日の聖句は詩編第84篇です

フランシスコ会訳註によると、
本詩は敵に囲まれたイスラエルを描いた国家的嘆願だそうです。
時期は前九世紀(代下20章)から前二世紀(1マカ5章)まで可能性があるそうです
6-8節に挙げられている名前は古い時代のものも新しい時代のものもあるそうです
それ故フ註は、実際の戦争状態と言うより、むしろ祭りの典礼の時に歌われたとみています

対してハーパー注解はアサフ詩編の最後の詩にしてエロヒスト詩編の最後詩でもある
本詩の年代を詩編の中でも最初期の詩であると推定している。
根拠として前9世紀のアッシリア(9節)を除き、土師時代(前1250-1050年 士4-5,7-8章)に
イスラエルの敵対した諸国を映し出しているからだとする。その上で後代の著者が太古からの
時代をまたいできた怒りの力を象徴するためにこれらの名をひいてきたとする。

ご質問の9節 11節は土師記4-8章だそうです。
4:2-3,13,22-23でカナンの王ヤビンと軍勢の長シセラの軍がキション川に呼び集められ
神によって滅ぼされたことが描かれています。5:21でキション川
7:27,ミデアンびとのふたりの君ミオレブとゼエブを捕え殺したこと
8:5-7ミデアンの王ゼバとザルムンナが出てきます

神の沈黙は詩編では他にもあります
28:1主よ、わたしはあなたにむかって呼ばわります。
わが岩よ、わたしにむかって
耳しいとならないでください。
もしあなたが黙っておられるならば、おそらく、
わたしは墓に下る者と等しくなる