>>683
挙げてもらった原語の中で知っていたのはシャロームだけですw
ただそう言えばツェデクというのも聞いたことがあるようなないような…
「いつくしみ」「まこと」と言った和語は、日本人の心にダイレクトに響くような和語なので
本当に自分が直感しているニュアンスと一致するのかどうか気をつけないといけないと
思いますが、元の古代ヘブライ語自体、聖書外での用例がほとんどないため
聖書で語られる具体的なストーリーや律法を通してそのニュアンスを推測していくしかなさそうですね

さて86章ですが、ここも痛切に神の憐れみを訴えかける章になってますね

ここで気になったのは前章同様、多神教的背景があるのかどうか、ということです
8節で「もろもろの神のうちあなたに等しい者はなく」という箇所が出てきます
ここだけなら完全に複数の神々のうちヤハウェを特別視する表現に思えますが
続く9節では「あなたが作られたすべての国民」という表現で創造主としてのヤハウェが語られ
さらに10節では「ただあなたのみ、神でいらせられます」という文句で
ヤハウェが唯一の神であることが宣言されています

とすると、8節の「もろもろの神」というのは、偽りの神、異教徒たちが神と誤認している存在
ということになるのでしょうか?あるいはユダヤの民にとってはヤハウェのみが神であるという
拝一神教的な表現なのでしょうか?