atheistくん、おはようございます。本日の聖句はローマ第15章です。
なんとか回復されたとのこと、よかったですね。

2節「(信仰の)弱い人は野菜だけを食べる。」
原文には「だけ」はありませんが、意味は当時の異邦人世界では、
「肉」は一旦神殿に捧げられてから、一般市民用に肉屋さんに払い下げられました
のでユダヤ教徒からすると、すべての販売肉は「偶像に捧げられた不浄な肉」で
あったのです。
パウロスの主張は
キリスト教徒になっても旧来のユダヤ教の食物規定に固執する者は
「信仰において弱い人」なのです。
信仰によって旧来のユダヤ教の規則から開放されたキリスト教徒は
「肉」を食べるわけですが、ユダヤ教からキリスト教へと改宗した者で
昔の習慣から「肉」を食べない人がいて、互いに喧嘩していたのですね
「不浄な肉」を食べているとかなんとか、と。

で、コリントス書簡でもここでも、「弱い人」の前では、気を遣って
「肉」を食べない事はよいことであると21節で主張しています。
パウロスの本音は20節で「すべての食べ物」は清いのですが、
トラブルを避けましょう。彼らは信仰が弱いのですから、
我々は配慮しましょうということですね