>>811
atheistくん、おはようございます。本日と明日の聖句は使徒第二章です。

箴言は、原語的にはラテン語「プロヴェルピア」からの重訳ですね。格言という意味です。
ヘブライ語では「ミシュレ」で、「マシャル」の複数形なのですが
「マシャル」は多義的な語で「歌」「宣託」「あざけり」「譬え」「ことわざ」などの
意味を持ちます。

箴言自体は全体をソロモン作(前965-前925)としてますが、ソロモン作は
第二集(10:1-22:16)と第五集(25:1-29:17)だけです。
前6Cから前5Cに様々な人によって書かれた実践的な教訓を
第一集と第九集の編集者(つまり最初と最後)が集大成したもので、
シラ書の引用からBC2Cには成立していたとわかるそうです
1:2
「知恵」・・・ホクマ 地上的な真理を覚り、知識を深めることで、神を知り、神を畏れる
       ように人を導くもの
「教訓」・・・ムサール 鞭や杖を含む体罰的教育のこと 「しつけ」の方が近い
「さとり」・・・ビナー 理解すること
1:4
「知識」・・・ダアト 単なる学問的知識のみならず、堕落せず生きるように人を導くもの