>>829
atheistくん、おはようございます。本日の聖句は箴言7-8章です。

遊女と訳されている語は、ザーラーで、フランシスコ会訳や新改訳第三版は「他国の女」
聖書協会共同訳は「よその女」と訳しています。
ザーラーは、ザールの女性形なので、「〜の女」なのですが、
迷わせるという動詞の名詞形なので、「迷わせる女」「誘惑する女」というのが
本来の意味でしょう。
フランシスコ会訳注は「姦通の女」を指す語として「ザラ」を用いていると注釈した
上で「他国の女」と訳しています。他国者はヤハウェ信仰をせず惑わす者という神学的な
解釈なのかもです。

いづれにせよ、不倫相手の唇は蜜のように甘く、囁く言葉はオリーブオイルのように
なめらかで芳しいということのようで、父が息子に経験上からその危険を注意する
ということなのではないでしょうか。

不倫相手と楽しんでしまうと、その背後にはやくざ者がいて、ひどいめに遭うぞ。
財産をなくすぞという警告へと続きますから。
15節以下で若い時の妻とだけ楽しめとアドバイスしています。
つまり不倫なんかせずまじめに生きよ、と。

6:26遊女は一塊のパンのために雇われる、
しかし、みだらな女は人の尊い命を求める。

ここでは、遊女を買っても「一塊のパン」の値段で足りるが
既婚者と不倫すると命まで取られかねない という解釈と
遊女に溺れると、「パン」を買う貧乏生活になり
既婚者と不倫すると大罪違反なので命を落とす結末となるという解釈が
あるようですが、いづれにせよ遊女のほうがまだましと箴言は語ります