>>846
お気遣いありがとうございます
実は肺がん検診で引っかかってしまい、精密検査を受けた結果
今日異常なしと出て、ようやく一息ついたところです
母親の入院と言い、立て続けにいろいろと重なってしまったため
精神的にも披露が蓄積していたようです

ルカは奇跡譚にかぎらず、物語の進行が出来すぎているため
どうしても創作の割合が高いのではないかと思ってしまいますね

さて箴言13-14章ですが、ここも引き続き正しい者と悪しき者、知恵のある者と愚かな者を
対照して記述している箴言集ですね

ただ今回気になったのは、かなり明確に富を肯定的に、貧しさを否定的に描いている箇所です
13章の8節や14章の20節などです
これは富は神の目に正しい人に対してもたらされた神の恵みであり、貧しさは悪しき人に対する神の
懲罰である、といった発想が根底にあるからなのかもしれないと思いました
そういえば以前、金持ちの青年のエピソードのときに、イエスが富んでいる者は天国に行くのが難しいと
言った時、弟子たちが驚く場面がありました
そのときにも書きましたが、この驚きは、富=神の恵み=救いの証拠といった発想を
背景にしているのではないかと感じました
箴言のこういった箇所がその発想の直接的な淵源かどうかは分かりませんが
やはりユダヤ教には現世主義的な因果応報的な発想がかなり根強くあるんだろうと思いました

あとひとつ分からなかったところは、14章の4節です
なぜいきなりここで牛の価値が語られているのでしょうか?