伝統宗教→安全

余りにも長い歴史において、社会・政治への創造・共存・対立を繰り返してきたため
もはや社会・政治とバッティングしない。寧ろ、社会・政治の基礎にすらなってる


巨大カルト宗教→民事的には危険・刑事的には安全

完全にコアメンバーの金儲けのために存在しているので、ひたすら、末端信者は金と時間を毟り取られる。
しかし創価学会のように「創価ビジネス組織」の一員になれば、ＳＧ会のような経済界での活動の助けになる場合も。
また、与党や税金への影響力も常に意識するために、政治志向が強く、既存の保守政党に結びついたり、
政敵の攻撃に対して、執拗性や組織性を持つ場合も多い。
しかしながら、完全に社会と対立することは避け、権力との蜜月関係も維持しようとするため、刑事的な犯罪まではおかさないし
反社会的なテロ行為も起こさない
現代社会はこれがネットと結びついて、民主主義の破壊レベルの事態になってはいるが、それは別の議論。


小規模カルト宗教→刑事的に危険

目的が金銭というようりも、コアメンバーや教祖の心や自我の問題に依拠しているために
コアメンバーの結びつきは強固になる。
末端信者の脱退は簡単な一方で、中層メンバー以上に一度なると脱退は命がけになる場合もあり、死者が実際に出ることもある。
敵対団体や外部との武力衝突も起きかねないし、テロや集団自殺なども起きやすい。
ある意味で、本当の宗教をやっているともいえるが、それだけに、教義に基いて、非社会性・反社会性を大きく伴う


小規模カルトはアメリカのヒッピーサークルや、パナウェーブ、ライフスペースのように自然消滅することが多いが、
オウムは「時代の要請」「バブル」もあり
小規模カルトの性質を持ちながら
教団活動の拡大、そのための資金集めがうまくいきすぎて（これが、統一や幸福では目的と手段が逆）
巨大化して「色んなことができる」力もつけてしまった。
あとはわかりますよね？