>>100
atheistくん、おはようございます。本日の聖句は2コリ7章です

「いたずらに」と訳された部分の原文は エン ケノン
~にという前置詞エン+無駄にというケノスの対格でケノン
なので、意味は
「神の恵みを無駄にしたらだめですよ」
「今は恵みの時ですよ 救いの日なんですよ」と勧告しているので
つながります。

古い人間の感覚では
「徒に」とは「徒労」とか「徒花」とか「無駄」という意味なのですが
最近では
「悪戯に」という語感の方が強くなり
神の恵みを必要以上にたくさん受けてはダメですよと読んでしまうのです
なので誤解が生じやすい古い訳と言えると思います

フランシスコ会訳は
「神から頂いた恵みを無駄にしないように」と現代風に訳しています
新改訳2017 新改訳第三版
「神の恵みを無駄に受けないようにしてください。と現代風
新共同訳
「神からいただいた恵みを無駄にしてはいけません。」と現代風

対して聖書協会共同訳は口語訳に先祖返りして古風に
「神の恵みをいたずらに受けてはなりません。」系ですね
不思議ですね。訳担当者が高齢者だったのかもですね