対してハーパー注解は手厳しい。
聖書の中で唯一の恋愛詩であるとし、伝統的に
霊的アレゴリーとして正当化してきた。
神とイスラエルの民、キリストと教会、個人の魂との愛と
解釈することは想像力に富み感動的ではあるが
テキストの本来の意味を開明するものではないと一刀両断にしています。

理由として、人間の愛が語られ、神についてはまったく語られてない
ではないかとハーパー注解は主張します。まあその通りなんですがw

6節の「彼の左の手がわたしの頭の下にあり」
つまり、彼女が男性に腕枕をさせているということですね。
恋人同士が、恋人に腕枕してもらうと、
後頭部の下に相手の腕がちょうど枕のように下に来ます
そして他方の腕で男性は女性を抱くというとてもエロティックな状況です