>>168
atheistくん、おはようございます。
失礼しました。本日の聖句はガラティア4章でした。

19節 20節はなかなかやっかいです。
ユダヤ教の常識では、仲介者はモーセです。
19節の仲介者は単数、天使たちは複数なので、19節はモーセと読めるしそれでいいと思います。
「天使たちをとおし、仲介者の手によって制定されたものにすぎない。」
→神が直接モーセに与えたのではなくて、天使たちがモーセに与えた。と言っている

しかし20節の仲介者は一者ではないとあります。
20節は意味不明で有名な箇所です。
で、この箇所については400の解釈があると言われているそうです。
代表的な解釈では、律法を伝える天使たちが大勢いるのだから
我々の知る律法はモーセを経たひとつではあるが、実はモーセの律法は絶対的な
律法ではなくて、他にもいろいろな仲介者がいて、いろいろな律法があるという解釈。
まあ仏教の250戒とかもあるのは事実。

新共同訳は
「仲介者というものは、一人で事を行う場合には要りません。
約束については、神はひとりで事を運ばれたのです。」
と訳していますが、これは別の解釈を反映しています。
仲介者はあちら側とこちら側を仲介するのだから、一方にだけ依存している
わけではないという解釈です。