>>192
atheistくん、おはようございます。本日の聖句はイザヤ7-8章です。

新教出版社の『新共同訳 聖書辞典』によると6:1をもって、
「神殿で召命を受けたので祭司であったとも言われる」という微妙な表現に
なっているので、保守派は祭司と考えるが、学術的には支持されていないということかもです。
確実なのは中流貴族であったことです。

神殿にいたのは王ではなくて、主なる神です。
イザヤは、主なる神が王座におられるのを目撃してしまった。
そしてそれに気づくと5節で、見てはならぬものをみたので
自分の破滅を悟ったわけです。
このことからイザヤは幻覚を見たことがわかります。
神官というより中流貴族が神殿で神秘体験をしたという話ですね

罪を告白するとセラフィムが来て、赤く焼けた炭で罪を焼き払い
罪があがなわれたと宣言があります。そして派遣の立候補をイザヤがするわけです

すると問題の9節です。この派遣は、民を救うための派遣ではなく、
神のメッセージを伝えるのですが
「民の心をかたくなにする」ための派遣だったのです。

これは神が9/10を滅ぼし、残った1/10も焼き尽くすための派遣だったのです。
ただ最後の1/10が焼き尽くされた後に、ひこばえ(新芽)すくわれるためですね

この新芽とは捕囚から戻ってくる者たちのことなので、「事後的なこじつけ」ですが
捕囚後に、拝一神教から唯一神教に転換しましたのでユダヤ的には説得力がある話だと思います