>>56
atheistくん、おはようございます。本日の聖句は1コリ11章です。

1-7節は出エジプトが下敷きで、「踊り戯れた」は、原文では「子供する」という動詞で
70人訳をそのまま引用しています。遊び戯れるという意味です。
8節から民数記が下敷きとなります。パウロス大先生は23000人としていますが
民数記25:9では24000人ですので、写本によっては訂正しているものがあります。

民数記25章ではモアブの娘たちと一部の人が淫行をなしたので
神が怒って、イスラエルに疫病をくだし、24000人が滅んだとあります。
全員が淫行したわけではありません。とばっちりです。

「世の終わりに臨んでいるわたしたちに対する訓戒のため」は、
1節から続くパウロス大先生のアレゴリー解釈に結論部分です。
ヘブライ語聖書の先例をこじつけにこじつけ、主張を展開しているわけです。

キリスト教神学では、伝統的にダイモニオンを悪霊と訳しますので、
20節は、強い意味となりますが、パウロス先生ご自身の主張は
異教の神霊に供え物を捧げると、異教の心霊の仲間になると言っているだけです。
勿論、パウロス大先生の時代すでに、キリスト教徒にとり神霊は悪霊ニュアンスがあったので
もろ排他主義ではありますが、悪霊と訳すといっそうイデオロギー化します