>>61
背景的には、パウロを批判していた主要な人たちが女性信者だったということがあるのですね
3節以降は正直に言って、著しく不快です
もちろん古代のことですから、ある程度の男性中心主義は一般的なものであったはずですが
そういった悪弊を打ち破って教えを説いていったのがイエスであったことを鑑みると
こういった男女差別はイエスに対する裏切りに等しく思えるからです

10節の権威のしるしというのは男性の権威ということなのですね
女性の貞操と従属を示すため、ということなんでしょうね

さて12章ですが、ここはパウロがよく使う体とその部位の比喩で
クリスチャンはそれぞれ賜物や働きが異なってもキリストにあってひとつである、
ということを強調してる箇所ですね

それはそれでいいのですが、やはり28節に見られるように
単なる働きの違いにとどまらず、序列を付けているところに
パウロの権威主義的な性格の一面が現れているのかもしれないと感じました

今回の質問は以前にも別の箇所で同様のことを聞きましたが
この章で言えば、3節で「神の霊」、「聖霊」、4節以降で「御霊」となっている部分です
口語訳では一応「聖霊」ということばが入っているので
これらはみな聖霊のことを指しているように読めますが
実際の原語ではどのようになっているのでしょうか?