>>71
聖霊の賜物といえば、まさに14章は聖霊の賜物である異言と預言について述べた章ですね

パウロは異言を神に向かって語るものであり、その人の徳を高めはするが
他人にはわからないことばなので、教会の徳を高めることはない、と言っています

一方預言は人に向かって語るものであり、他人が理解可能な言葉であるゆえに
教会の徳を高めるものだ、と言っています
それゆえパウロは異言よりも預言を勧めます

この異言と預言の区別は極めて分かりやすい区別ですが、パウロはここで預言の具体例を挙げて
いるわけではないので、ここではどのような預言を念頭に置いているのか気になりました
というのは、預言は教会の徳を高めると言っているので、単なる未来のことがらを予言するということでは
なさそうだからです
パウロが言う預言とはどのような射程を含んだものなのでしょうか?

34-35節はパウロの手紙の中でも最も非難の集まる箇所で
要は女は教会では黙ってろ、という内容ですが
この箇所は前後の文章に脈絡なく突然挿入されたもののように感じられます
女性の従順を称揚するパウロではありますが、この箇所はあまりにも極端かつ唐突に感じられます
本当にパウロの筆によるものなのでしょうか?