交流戦のロッテ戦で調子を上げた阪神・糸原(東スポWeb)

 猛虎にもいまっせ!メジャースカウト注目スラッガーが…。阪神・井上一樹ヘッドコーチ(50)が30日に甲子園球場で行われた投手指名練習終了後、前カードのロッテ戦(27日、ZOZOマリン)で対峙した佐々木朗希投手(20)との対戦を振り返った。

 当該の一戦で、阪神打線は佐々木朗に6回4安打無得点と沈黙。だが、佐々木朗に負けじと阪神先発ウィルカーソンも8回5安打無失点と力投。最終的には9回に飛び出した佐藤輝の決勝11号ソロで、1―0の接戦を制した。

 井上ヘッドは「160キロ台の直球に140キロ台のフォークを織り交ぜられると、それはどうにもなりませんよ。ズルして勝つためにはどうしたらどうすればいいかを考えていたが、結果は(両軍が)ずっと0点でいってウィルク(=ウィルカーソン)が勝ち投手になれた。これは大きい」とニンマリ。

 この試合で佐々木朗から2安打をマークしたのが「6番・二塁」で先発出場していた糸原健斗内野手(29)だった。「佐々木朗を見に来ているメジャーのスカウトたちが『オゥ! あの阪神タイガースで33番を着けている選手は何者なんだい? あの佐々木朗から2安打しているよ。アイツはアメリカでも使えるぜ』って。『健斗! お前に(メジャースカウトの)目が向いているぞ』と伝えたよ」とは井上ヘッドの談。ホンマかいな…。

 とはいえ、糸原が直近6試合で22打数8安打。打率3割6分3厘と調子を上げてきているのも事実。井上ヘッドも「(糸原は)一流選手からしか打たないのね。今まで遠慮していたのねと。(打撃上昇の)兆しも見えてきたし、これからのキーポイントになる選手かもしれない。あいつを何番に置くのかもポイントになると思う」と今後の打順改造も示唆しつつ、虎の名誉キャプテンに期待を寄せている。

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