エンゼルスの大谷翔平選手は、ダブルヘッダー第1試合は「2番・投手兼DH」の“リアル二刀流"で先発。自己ワーストタイの1試合3被弾など、3イニングを8安打4失点で4敗目(3勝)を喫した。第2試合は「2番・指名打者」でフル出場。打撃は2試合で計8打数1安打、1四球、3三振だった。

 敵にえげつないヤジを飛ばすことでは人後に落ちないヤンキースタジアムらしい光景だった。第2試合の7回、大谷の打席はカウント1ストライク。ここで、3万3476人がつめかけたスタンドから「Overrated(過大評価)!」というシュプレヒコールが繰り返された。中継局マーキーSNのテレビ音声でもはっきりと聞き取れるほどの音量で、二刀流のスターをこき下ろした。

 これには、米ネットラジオ局、マットハーディー・ポッドのアルバ・ホストが「ああ、観衆が大谷に『過大評価』のシュプレヒコール…そんなわけ、ないだろう」とツイート。このつぶやきに対しては「ヤンキースファンは注目の全てが大谷とトラウトに集まっているから、ムカついているんだ」「ファンが敵軍の選手で楽しむのは許されているんだから、問題ないだろう!」などの返信ツイートがあった。
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