「例えるなら性同一性障害のような感覚と近いなと思っていて、
生まれ持った外見が内面と不釣り合いで、ずっと違和感があったんですよね」

「自分が望んでいるものをなぜ否定されるのか、普通の女の子としての幸せは望んじゃいけないのか、
なぜ自分がこんな扱いやこんな言葉をかけられなきゃいけないのか…。

ただお洒落をしたい、好きな髪型やメイクをしたい、普通に恋愛がしたいだけなのに、それを全て否定される。
不細工じゃなかったら、こんなハードルもなかったのに。
周りの女の子は私がやりたくても出来ないことを平然と出来てて、なんかそれが悔しいし悲しかった。
私の想像する自分像は「かわいい顔の女の子」だったんでしょうね。
だけど、与えられた外見が違った。早くこの顔を変えなきゃ、とずっと思ってました」

整形して今の顔になってからは、その違和感が解消された。
「スカートを履いても、ヒールを履いても、かわいい髪型にしても、
自分のやりたいことを誰にも否定されなくなった。
『あ、やっと外見と内面が一致した』って感覚でした。

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