昨年6月に右肘内側側副靱帯(じんたい)の再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けたDeNA・平良拳太郎投手(27)が、早ければ今月中の2軍戦で実戦復帰する可能性があることが11日、分かった。

2016年オフにFAで巨人入りした山口俊の人的補償で加入し、20年には14試合の先発で防御率2・24を記録するなど安定感を発揮。21年も開幕ローテーション入りし、先発の柱として期待がかかっていた。

しかし、開幕3戦目の巨人戦で右肘の張りを訴えて途中降板。その後も状態が上向かず手術を決断した。同年オフに育成契約となり「焦ることなく、治すことを第一に考えてやっていきたい」とリハビリに励んできた。

4月にブルペン投球を開始。シート打撃での登板を経て、実戦復帰へ強度を上げていくとみられる。3位・広島と0・5ゲーム差、2位・巨人と2ゲーム差と迫るDeNA。Aクラス争いの正念場となる後半戦に向け、頼もしい戦力が戻ってきそうだ。

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