ナショナルズの主砲フアン・ソト外野手のトレードの可能性が出てきた。米情報サイトのジ・アスレチックのケン・ローゼンタル記者が16日(日本時間17日)、球界最高額となる15年総額4億4000万ドル(約600億円)のオファーを、ソト側が拒否した、と伝えた。従来の最高額はマイク・トラウト外野手(エンゼルス)の12年4億2650万ドル(約580億円)。

 ドミニカ出身のソトはまだ23歳だが一昨年首位打者になるなど、メジャーを代表するスラッガーの一人に成長。2024年オフにフリーエージェントになるが、チームが低迷しマイナーに若手も少ないナショナルズにとって、大型オファー拒否で一気にトレードに方針を転換する可能性を伝えている。

 ソトの代理人は敏腕で知られるスコット・ボラス氏だけに注目が集まるが、来年オフにFAになるエンゼルス・大谷翔平投手同様に、トレード戦線の俎上に上がってきそうだ。