ヤクルト・村上が約1カ月ぶりの1試合3三振。九回の守備から交代となり56号はお預け。これで53打席ノーアーチとなった。

【写真】満塁で2打席連続の空振り三振 ベンチで悔しさをかみ殺す村上

 迷い、落胆の色は隠せなかった。日本人最多記録の56号に期待がかかる中、直球に振り遅れる場面が目立ち、8月25日以来となる1試合3三振。森下に対して二回は二ゴロで、四回は外角直球に空振り三振。五回も直球に空振り三振を喫した。七回の第4打席はケムナから右前打を放ったが、九回の空振り三振も栗林の152キロに振り遅れた。

 村上は13日の巨人戦で、55本で並んでいた1964年の王貞治氏の記録を58年ぶりに更新。だが、その後はパタッと止まった。

 気になるのは三振の多さ。これで8試合連続で、9月は今季月間最多の30三振。21日の中日戦から35打席で16三振とほぼ半数を数える。

 この日も5打数1安打で打率・317に下降。ただ、首位打者を争う中日・大島も4打数無安打・314と数字を下げ、打率リーグトップは守った。三冠王、本塁打記録をかけた戦いは残り3試合となった。

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