プロ野球選手会は7日、日本野球機構(NPB)と事務折衝を行い、出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させる「現役ドラフト」を12月9日に開催することが決まった。

 各球団で必ず移籍が起きる仕組みで、18年から始まった話し合いが結実した。選手会の森忠仁事務局長は「もともと選手会が望んでいる現役ドラフトとは違う方向だが、なんとか、現役選手のドラフトが実現したのは良かった」と評価した。
従来は、年数や登録日数によって、自動的に現役ドラフトの対象となる形を求めていた。今回は、各球団が指名対象を2人以上、選ぶ形となっている。まずは制度をスタートさせ、改善点などが出てくれば求めていくという。