日本ハムの育成右腕、長谷川凌が支配下再登録へアピールした。フェニックスリーグ・ヤクルト戦(西都)の8回に登板し、3者凡退。「前回はテンポやリズムが悪かったので、そこを意識した」と、1回5失点だった12日の同リーグ広島戦の反省を生かして結果を残した。

 19年育成3位で入団。「昨年の8月に肘をケガして治療が長引いてしまった」と、昨夏から約1年間、実戦で投げられなかった。昨季は守護神候補と期待されて開幕前に支配下登録を勝ち取った。1軍で5試合に登板したが、右肘靱帯(じんたい)を痛めてオフには育成再契約となった。

 故障再発の怖さとも戦いながら、懸命に右腕を振っている。「今年(契約が)切られてもおかしくない選手だと思っている。1日1日が勝負。この期間中は“いつ切られてもおかしくない”と常に頭にあります」。危機感を力に変え、未来を切り開く。

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