阪神からトレードで日本ハムに移籍した江越大賀外野手(29)、斎藤友貴哉投手(27)が25日、フェニックスリーグが行われている宮崎サンマリンスタジアムで新庄剛志監督(50)とともに入団会見を行った。

 江越が「優勝、日本一に貢献できるように頑張りたいと思います」と挨拶すると、新庄監督が「頑張っちゃ駄目。楽しんで」とダメ出し。続いて斎藤が「しっかり楽しく活躍できるように頑張っていきたいと思います」と挨拶すると再び新庄監督が「頑張っちゃ駄目」と笑う。早くも“新庄流”の洗礼を受けた。

 斎藤は「自分の売りは真っすぐ。踊るように投げたい」。江越は「守備と足では絶対負けないつもりでいきたい」と抱負を語った。

 会見前にブルペンで斎藤の投球練習を見た新庄監督は「抑え、いけますね。先発でもいけるんじゃないかな。全ての面において、可能性はものすごくある選手と思う」と期待。「マウンドで常に笑いながら投げなさいと。ウワサによるとメンタルがノミくらいの心臓らしいんで。ファイターズに来たら大丈夫です。タイガースとは全然プレッシャーの掛かり方が違う」とメンタル面強化を約束。

 江越に関しては「いろんな人からすごいと。身体能力が。ただ、当たらないらしいんですね。ボールが。その江越君を僕が、ワンステップ、ツーステップ、スリーステップ、段階を踏んで変えていきたいと思います」と素質を開花させる思いだ。