ヤクルト・奥川恭伸投手(21)が炎症が起きている右肘について、今オフは保存療法でリハビリを進めていく方針であることが2日、分かった。この日、球団側と話し合いの場を持ち、方向性を再確認した。

【写真】8月末にはブルペン入りしていた奥川だったが

昨季はチームトップの9勝をマークし、リーグ制覇と日本一に貢献。高卒3年目の今季は本拠地開幕戦となった3月29日の巨人戦に先発したが、4回2安打1失点で降板。翌30日に上半身のコンディション不良で出場選手登録を抹消されて以降はファームで調整を続けてきた。

ノースロー期間を経て、4月下旬にキャッチボールを再開。一時はブルペン投球も行えるほどに回復していたが、日本シリーズ終了時まで実戦復帰はなく、今季の公式戦登板は1試合で終わった。

4年目を迎える来季の復活を目指し、年内はブルペン投球を制限するなど患部の状態を見ながら慎重に調整を進めて、肉体強化に励んでいく見込み。将来のエース候補は再び1軍マウンドに上がる日に向け、一歩ずつ前に進む。